プロが教えるわが家の防犯対策術!

家を新築するのですが、出来るだけコストを下げたいと考えています。
内の中は、1Fはすべて引き戸。2Fはすべてドアです。
よって1Fは3種。2Fは各部屋にJファン(三菱)を用いて1種。
と考えました。

一軒の建物の中で違う方式の換気方式を用いても
きちんとフロアごとに換気風量が計算上問題なければ
施工してもOKでしょうか?
よろしくお願いします。

※それにしても、シックハウス対策でこのHP内を
 検索すると、24H換気、住宅への火災報知機設置の件について
 天下り確保のための政策だ!とのご意見がおおくて
 びっくりしました。

A 回答 (3件)

シックハウス対策については、その元凶となる物質を極力抑えることが一番の近道です。


例えば、住宅の土台に薬剤を使用した防腐土台は使用せず、ヒバやヒノキ、クリなど防蟻性の高い材料を無処理で使用することです。
また、防腐処理剤が水溶性なら、水に溶け出して揮発することが考えられます。
揮発を止める塗料や、吸着剤を使用して床下からの揮発を抑える等です。
室内で使用する建材や接着剤、塗料、壁紙などにはさらに注意が必要になります。
と、話が本来のご質問から逸れてきました。
閑話休題。

1種と3種換気を混在させても、ご質問者様の言われるとおり、計算上問題なければ施工することにより不都合は無いと思います。
「給気」と「排気」のバランスが取れてはじめて「換気」になりますので。

さて、1種換気の問題点は給排気ともダクトを使用することと、メンテナンスのし難さです。
熱交換器の換気扇の掃除は出来ますが、ダクト内部の掃除までは素人は出来ません。当然、それぞれの給排気口のフィルターの掃除も定期的にする必要がありますので、2階に設置するのであれば、メンテナンス性は1階より落ちるとは思いますが、その辺のメンテナンスのし易さは是非、事前にご確認されてください。

また、導入コストも然ることながら、ランニングコストもご考慮されたほうがよろしいかと思います。
例えば時間あたり150立方メートルの換気をしますと、空気の比熱が0.3Kcalですから、150×0.3=45Kcalとなります。これに内外温度差をかけますが、外気温0度で室内温度が20度の場合、温度差が20度ですから、900Kcalの熱ロスがあります。
これは、電気ヒーター1KW分に相当します。この状態が、まる一日続けば24KWの電力を消費します。
単純に電力料金を約20円として掛けますと、1日の換気ロス分の電気料金が480円と計算されます。
しかし、シーズンを通して計算すれば換気によるヒートロスも膨大なものがあります。
特に第1種換気は、排気と給気を同時に行い、熱交換式換気扇は、換気排熱量の約60%しか回収されませんので3種に比べるとランニングコストは著しく高くなります。
第3種換気は排気するだけですが、気密性を向上させますと、その分の給気を行わなければ正常な換気量が確保できなくなります。逆に言えば、隙間の多い住宅であれば、コストもかからない第3種換気で十分です。

鉄骨系や2X4住宅のように、家の気密性能が確立していれば、第1種が高効率ですし、在来軸組の木造ですと第3種が適していると思います。

混在させるのであれば、私なら、メンテナンス性及びリビング等の広い居室での換気効率を考慮すると、第1種を、2階は居室自体が狭くなるので第3種を選ぶと思います。
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計画上も施工上も、フロアで換気方法を変えることに問題はありません。


但し、換気計画は、あくまで書面上の検討で、実際の空気の流れがどうなるかはとは別問題だと思っています。
建具を開けている締めているで空気の流れは変わりますし、締めていても(換気計画上は区分されているとみなされていても)実際には空気が流れるとか。
また、給排気口の位置や間取り、生活の仕方による影響もあります。
一種と三種の併用ですが、ほぼ大丈夫だと思いますが、万が一を考えると、三種給気側での換気不良の恐れがあると思います。(三種給気側で空気が滞留する。一種側給気と三種側排気のみが有効となる。この場合、一種排気側も不良となりますが、室としてはJファンによる部屋別なのでOKでしょう。)
換気方法の併用は住宅程度では、あまりやりませんね。

注:
上記のような状況は、実は台所の換気扇を回すと、どこの家でも起きているとも言えます。(台所の換気扇の風量が大きいため。)
但し、24時間換気とは別問題として、無視しているだけですね。
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>一軒の建物の中で違う方式の換気方式を用いてもきちんとフロアごとに換気風量が計算上問題なければ施工してもOKでしょうか?



3種の換気ではわずかに室内側を負圧にして換気しますが1種ではほとんど負圧にはならないので1Fと2Fでの分離がうまくできていればできる可能性はありますが、かなり調節・バランスが難しいシステムになると思います。
果たして建築する業者がそこまでできるのかわかりません。難易度は高いです。
(ありがちなのは、換気量の実測などしなくて設置して終わりという無責任なやり方ですね。それだとまず良好な計画換気は望めません)

>24H換気、住宅への火災報知機設置の件について天下り確保のための政策だ!とのご意見がおおくて
単に実態をご存じない、自分や身近な人で困っている人を知らないだけでしょう。
火災報知はともかく、24H換気は散々検討した結果、現実的な対策案としてはそれしかなかっただけです。
(問題になったのは家具類などで、こちらの規制は到底できないという結論になったしまいましたから)

あと自分でできる配慮としては、今は特に建材よりも室内に持ち込む家具そのほかに気をつけてください。
本などの印刷物もかなりの濃度で出てくるので、特に収納されているところの換気が重要です。
こちらの方は規制はなく、野放しですから。

(家具などの規制は経済産業省が担当ですが、到底規制は無理と拒否されました。せめて国内品だけでも法規制や等級を定めるなどしてくれればよいのですが、国際競争力低下を恐れているのでしょう。業界よりですね。)
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