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恐れ入ります。
“状態量”という言葉の意味がわかりません。
読書中に「内部エネルギーは状態量で、熱と仕事は状態量ではない。」という文章ができてました。“状態量”の意味が理解できないので、この文章もどういうことかわかりません。
できましたら、高校化学や物理の知識レベルで解説願えないでしょうか?
なお、ネットで調べたウェキペディアのページ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8A%B6%E6%85%8B% …)などを見ても、当方の知識不足で説明が理解できません。
よろしくお願い致します。

A 回答 (5件)

系の状態を記述する量ということでしょう。


熱とか仕事は系から出入りしたり、系に対してしたりするものなので、
たとえば、温度200K、体積20L、内部エネルギー30Jの気体というふうにして、系を記述することはできるけど、
熱が30kJの系とはいえません。
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たとえば、厳密でないかもしれませんが、内部エネルギーというのは、物質が内部に含んでいるエネルギーということですよね。

つまり、温度、圧力などの要因によって、個々の物質について決まるものです。

すなわち、状態量というのは、「**の内部エネルギー」、「**の温度」、「**の圧力」などのように、**に相当する物質について記述される量ということです。

それに対して、熱とか仕事というのは物質に対応していません。
変な話ですが、「**の持っている熱」はどうなんだという疑問が出てくるかもしれませんが、これは状態量ということになると思います。つまり、「**の持っている熱」というのは概念としては「**の内部エネルギー」と関連するものであり、単なる熱(すなわち、エネルギー)とは別のものだからです。
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この回答へのお礼

とてもわかりやすい説明で解答頂き、ありがとうございます。
温度とは何なのだろうという、新たな疑問も生まれました。
教えて頂いたことを参考に、いろいろ調べて見ます。

お礼日時:2005/12/19 21:01

No1です。


補足すると、
熱力学では系の間を出入りするものを用語として熱と呼んでいるといるので、単に言葉の問題かもしれません。
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この回答へのお礼

ご回答頂き、ありがとうございます。
No.1の説明と補足説明で、だいぶ理解できたように思います。
とりいそぎ、お礼まで。(^^)

お礼日時:2005/12/19 20:57

このサイトがヒントになると思います。


PDFファイルなので規約上URLが貼り付け出来ません。
Googleで「熱流体システム第 状態量 強度概念 keio Fluid」
で検索してください。
8/12ページです。
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この回答へのお礼

熱や仕事は経路によるということは、すなわち、出入りする物なのですね。
なんとなくイメージがつかめました。
ありがとうございます。

お礼日時:2005/12/19 21:05

状態 (物質量と温度と圧力or濃度) が決まれば,どういう経路でその状態になったかに無関係に決まる物理量が状態量.


したがって,2つの状態の間の状態量の変化分は,変化の道筋によりません.たとえばエンタルピーは状態量ですから,最初と最後の状態が同じであれば,途中の経路がどうであっても正味のエンタルピーの出入りは同じにならなくてはいけません.
しかし,一般的な熱や仕事は,経路が変われば出入りする量は同じになりません.熱力学第1法則を考えてください.これは熱と仕事の等価性を含んでいるわけですが,状態量である内部エネルギーを変化させるのに,熱と仕事をどのように配分するかは任意にできる,ということを意味しているとも考えられます.すなわち,これらは状態量ではありません.
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
よくわかりました。
大変助かります。(^^)

お礼日時:2005/12/20 21:35

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