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こんにちは。

なぜ中国はダライ・ラマ14世が認定したパンチェン・ラマ11世を拉致・隔離し、勝手に選んだ違う少年をパンチェン・ラマ11世と推薦しているのでしょうか???私はわざわざ拉致しなくてもよいと思うのですが、それはチベットの独立と何か関係があるのでしょうか?

どなたか詳しい方教えてください!

A 回答 (3件)

 こんにちは。



 中国から見れば、チベットは、
1.地下資源が豊富。
2.対インドの軍事的拠点。
3.少数民族独立運動の象徴的存在のため、国を統合していくには、なんとしても抑えておきたい地域。
4.宗教が求心力だった地域のため、宗教を否定する中国の国家体制からすると、認めるわけにいかない(いまは柔軟政策ですが)。

 という理由のため、手放せないんです。

 そうなると、チベットの指導者で精神的支柱でもあり、また中国の思想・宗教抑圧に反対し、チベットの分離独立を、インドから唱えるダライ・ラマは、「とんでもない」存在なんですね。
 だから彼の影響力を、なんとしてでも排除したい、と、こういう訳です。
 拉致監禁は、そういう「独立派」に対する「鞭」。中国政府が認定したパンチェン・ラマは、まあ「飴」かな。また、前代のパンチェン・ラマは、チベット動乱(ダライ・ラマが亡命した事件)でも、中国に残る道を選んだ。だから、パンチェン・ラマは、中国で認定するのがほんとだぞ、という腹もあるでしょう。

 でも、ダライ・ラマとパンチェン・ラマとは、もともと格が違います。ダライ・ラマの方が比べものにならないほど大きいんです。私は、チベットに滞在したことがありますが、みな胸にダライ・ラマ14世の写真の入った小箱を下げていました。彼等は、ダライ・ラマが帰ってくると信じて疑ってません。一心に彼を慕っています。

 ちょっと、胸打たれましたね。

 そんな事情です。ご参考になれば。
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こんにちは。


私もさほど詳しくは理解していませんが、
偉いお坊さんというだけでなくて、中国政府からしたら、チベットの人々に対する影響力が強い政治的要人だからでしょう。
自分たちの手のうちに置いておきたい存在なのです。

先代のパンチェン・ラマ10世もチベットと中国の間でいろいろ大変だった方のようで、14世ダライ・ラマの自伝に記述がありました。
「ダライ・ラマ自伝」という本だったと思います。
文庫本で出てます。
(占いや池の水面に見えたヴィジョンを参考に転生者を探すとかいう話も。不思議・・・昔は他の国でもやってたんでしょうけど、そういう方式)

代々、ダライ・ラマは宗教的指導者というだけでなく、政治的にも国を治める指導者でした。
ダライ・ラマが最高位で、パンチェン・ラマがその次に重要な存在なのだそうです。

パンチェン・ラマ問題について、ダライ・ラマ法王日本代表部のサイトに、ダライ・ラマ側の見解が書いてあります。
もちろん中国側とは違う見解でしょうけれど。
  ↓

参考URL:http://www.tibethouse.jp/panchen_lama/
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ダライラマ、パンチェンラマはチベット仏教ゲルク派の2大活仏です。


ダライラマがインドに亡命しているいま、チベット支配の根拠として、あるいは民衆の心のよりどころとしているチベット仏教の活仏が中国政府に反対しているのは困りますので中国政府としては傀儡として操ろうと言うことでしょう。
なお、ゲルク派以外にも活仏しいますが、カルマパ17世も2000年にインドに亡命してしまいましたから、中国政府としてもチベット支配のためにはパンチェンラマを確保する必要はさらに高くなっています。
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