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すごく素朴な疑問を抱いています.
僕の彼女は、高校でピアノを専攻しています.
将来は、音大に進み、音楽の勉強を深めたいと考えています.
しかし、彼女曰く、音楽の世界は厳しく、その道で生きていくつもりはないと考えています.
確かに音楽の世界は、厳しい.その世界で輝ける人はほんの一握り.
その程度であれば、僕でも容易に想像できます.

そこで、彼女のように音楽を専攻してきた方に質問したいです.
音楽を専攻して、今までに後悔したことはありますか?

また、現実的に音楽の分野での所得の格差はどのくらいなのですか?

大変お門違いな質問かもしれませんが、回答をお待ちしています.

A 回答 (6件)

ピアノではなく、以前エレクトーンの演奏、講師の仕事をしていた者です。


男性だと音楽で食べて行くにはお給料も安くて苦労されるかもしれませんが、
女性だったら大丈夫じゃないかな・・・と思います。
彼女さんがどこまでの収入を求めているかはわからないけれど、
音楽の仕事をしたいって人はやっぱり好きだからしてる人が多いと思いますよ。
「収入より好きだから。」

あと、ピアノの仕事でもた~くさん種類がありますよね。
教える仕事でも自宅、楽器店、大学などなど。
演奏の仕事もバー、レストラン、本格的な演奏家などなど。
それによっても収入は全然違うでしょうね。
まずは彼女さんが音楽の仕事をやりたいかやりたくないかじゃないでしょうか。
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私は音大は合格したものの、将来を考えて違う道を選びました。

親戚に音楽を職業にした人が多いのですが、誰を見てもめちゃめちゃお金に苦労していましたから。
今は趣味でさまざまなプレーヤーとさまざまな音楽をいろんな国で演奏しています。逆に考えると、日本で音楽の道に進んだら、こんなにいろいろな世界の人達と一緒に演奏できる機会を得られたか?と思うと疑問です。(今の仕事が、海外生活中心の仕事なので、できる芸当です。)

私の場合は男なので、それなりの別の仕事につき、家族を養いつつ、楽しい音楽ができる今にたいへん満足しており、逆に音楽の道に進まなかった事を全く「後悔」していません。
素人でもとんでもないプレーヤーは世界中にゴロゴロいるんですよ(笑)。
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自分自身は音楽を専攻してどんなに大変だったり苦しくても後悔したことはありません。

経済的には報われませんし不安も不満もありますが、それを補ってあまりあるものを音楽が与えてくれているからです。こんなに好きなのに専攻できなかったら後悔しただろうと思います。

他の方も同様の感想なので、別の例をひとつ。友人でピアノ科卒業後一般企業に就職した人がいました。当時はまだ音大卒でピアノ講師の職も美味しく生徒も多かった時代なので不思議に思って聞いたら、もうピアノは弾きたくなくて就職したそうです。なんでも母親にレールを敷かれていやいや仕方なく音大まできてしまったというのです。親としても専門教育を子供のころから受けさせそこそこ器用で上達は早く、つぎこんだものを途中放棄するのももったいないと悩み、娘がどこかで心境の変化を起こすのをまっていたのかもしれません。音大卒の資格をとれば学位だけはもらえるので「卒業したらもうピアノはやめる」という不思議な約束で音大卒業までもちこたえたそうです。自分の子どもには無理にやらせたくないといっていました。

とても不幸なケースだと思いますが、好きでないものをむりやり詰め込まれた場合はこのような後悔がおこるかもしれません。音信不通となりましたが、私としては今ごろ「束縛がなくなったらピアノの素晴らしさを再発見した」とピアノ再開してないかな・・・などと時々思うことあります。
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実際にその世界で、音楽を職業として生きている者です。


私はピアノが専門なので、少し具体的なことを書いてみましょうか…。
まず、音楽家として成功するには色々な条件が必要です。
能力・運・そして現実として財力がやはり必要なんですね。
ピアノを専門に勉強するということになると、
まず、ある程度の大きさの楽器、それが置ける住居、
もちろん、大学に通うためには学費が必要ですし、
それ以外にも、一般の学問を勉強する場合に比較すると、
信じがたいほどの費用がかかります。
そして、良い環境条件で学べた人は、やはり上達するわけですね。

そして今度は、音楽家として職業を得た場合。
基本的には、学生時代の環境条件を維持できる状況でなければ、
音楽家を(演奏家は言うに及ばず指導者であっても)続けていくことはまず不可能です。
自宅にはレッスン用・練習用の楽器が必要ですし、
職業となれば、楽器も高価なものでなければ仕事のにならないのが現実です。
それに加え、練習時間が確保できなければなりません。
たとえ、多くの収入を得たとしても、
それを全て自己投資していかなければ、
発展もしていきません。
とにかく、一般的な感覚では、とても理解できない世界でしょう。

ピアノで収入を得る一番手近な方法はピアノの先生で、
一昔前まではこれが花形の職業でした。
場合によっては、莫大の収入を得ることもまれではなく、
“逆玉”的存在の時代もあったのですが、
昨今では、少子化、不況のダブルパンチで、
状況は先細りの一方。
未来への希望はほとんどないのが現実です。
もうワンランク上げて、たとえ大学で講師をしていたとしても、
収入は一般人としては通用しないほど微々たるもの。
男性であれば、そのため結婚できない人も大勢います。

私の同業者のほとんどは、演奏畑・教職畑ふくめて女性ですが、
皆、一様に経済的に苦しみ、
将来に大きな不安を抱えています。
安定した中で、音楽家を続けている人は、
たいての場合、それだけのバックボーンをはじめから持っている人が多いですね。

…と、暗い話ばかりしてきましたが、
でも、結局、それほどの苦難を抱えながらも、
みなギリギリのところでなんとか頑張って音楽を手放しません。
世間からずれて行き、人になんと言われても、
それでも、やめることができないのです。
それほど、魅力のあるものなんですね。
やむなく一般就職をしても、24時間弾ける完全防音の部屋借りて、
収入の全部をつぎこんで、楽器を手放せない人もいます。

過去にさかのぼれば、バッハ・モーツァルト・ショパン…でさえも、
借金・貧困に苦しんでいます。
結局、芸術ってそういうものなのかもしませんね。

私は、やはり、どんなに行き詰っても、やめることはないでしょう。
自分が音楽を手放す時は、人生を降りる時だと思っています。
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この回答へのお礼

返信が遅くなってしまい、申し訳ございません.
どの方も大変ご親切にお答えしてくださいまして嬉しく思います.
そして、みなさんに共通することは音楽を専門とし、学んできたことを誇りに思い、後悔などしていないということですね.
文書ではありますが、その文書からみなさんの音楽に対する考え、想いなどがしっかりと伝わります.
音楽を専門とする人の辛さは他の分野を専門とする人にとってはわからない.
ご存知のとおり、それは音楽だけに当てはまることではなく、どんなことに対してもいえることだということは重々承知しております.
しかし、最も身近な人がその音楽で苦しんでいる様をみると胸が苦しい.何もかける言葉ないことを考えると憤りを覚え、少し寂しい気もします.
だから、少しでも近づきたい.その思いが募り,今回の質問に至りました.
当初、質問の仕方をあえてネガティブに作ったのですが、そんな失礼きわまりない質問に対してもしっかりとお答えしてくださいましたことに改めて感謝の意を表します.
どうもありがとうございました.

ちなみに、私もジャズピアノとうジャンルを中心に改めて音楽に魅了された一人でもあります.
みなさんと意見が交わせたことを大変嬉しく思います.

それでは.

お礼日時:2006/01/23 18:17

御丁寧な解説をありがとうございます。


奇遇ですね、私も母はかつて中学で音楽の教鞭を取り、自宅でも教えていました。今は自分の勉強(現在は殆どパイプオルガンと点訳奉仕)を中心にして居りますので生徒は取っておりませんが。

我が家の場合は年代や家庭の事情などにより音楽大学への進学は難しかった様で(1つには本格的にピアノを始めたのが中学3年の時だったと言う事もあり)学芸学部で学んだ様です。(教育学部よりは音楽に詳しく、音楽学部ほどではないと言った感じでしょうか)
卒業後母は既に40年以上を経過している筈ですがその後1年も欠かすことなくレッスンを受けつづけ、60を過ぎてからドイツでの音楽研修ツアーにも参加して居ました。

そのせいか私には「辞めるのはいつでも出来る」と言う考えで幼少時から望むと望まざるとに関わらずピアノなどの手ほどきをしてくれました。そういう中でおやの敷いたレールの上を歩んでいるのではないかなども含め悩みは今でも尽きません。母は現在でも私の人生初の音楽の師でありますし、自分も学んでいる故か自身は勿論、娘にも非常に厳しく接しますので。

それ故か「音が苦(おんがく)」の時代もありましたが、やはり仰る様に音楽は言語を超える…と言うことは実感もしていますので一生このような仕事と音楽に関わる仕事をつづけていきたいと思っています。
あなたの彼女も原点にかえり音楽を純粋に楽しめる毎日が過ごせると良いですね。

どうもありがとう。
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御質問のお答えは音楽の世界…というものをどの様に捉えるかによると思います。



私はピアノ専攻ではりませんが音楽を専攻しました。
現在は私立校で非常勤講師をしながら自らの音楽の勉強も続けています。(ある時期は正社員として、教員をして居ましたが色々な意味で時間が取れ無いので、数年前に非常勤になりました)

非常勤になる前もなってからも時々学生時代の友人などに頼まれて自分の専攻したものを受験生に教えたりすることも、一般社会をリタイアしてから音楽を楽しみたい方に教えたことも、ミュージカルのオーディションを受けたい人に教えたことなどもあります。

これも「音楽の世界」の仕事の1つと言えるかと思います。あなたの彼女が言う所の「音楽の世界」は演奏家として生きていく…と言う意味であればそれだけで生活していくのは恐らく一流の演奏家の中でもほんの一握りの人でしょう。(大抵は学校で教えたり、個人で教えたりなどの副業をもっているかと思います)

私自身は悩んだことは数知れずありますが最終的に音楽を専攻して「後悔」したことは無いです。今でも悩み続け、これで良いのかと思うこともありますし止めようかと思うこともありますが、最終的には音楽で癒されたり、和んだりする自分も居ますし、自分の音楽で癒されたといってくださる方がいたり、おかげで音楽が少しでも好きになった良い割れたりすることが何よりのよろこびだと思うからです。

音楽の分野での所得の格差と言うことについては職種・レベル・年齢・キャリアなど様々な要因により違うと思いますので一概には言えないと思いますがこれは一般社会でも同じかと思われます。
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この回答へのお礼

とても良い回答をしてくださいましてありがとうございます.
実は、私の母も音大を卒業し、中学校で教鞭を執っていました.
現在は、自宅でスクールを開いております.
その母を持ったため、私も幼少期からピアノに触れています.
しかし、母は音楽の世界は厳しいから、男である私には違う道、悪く言うと安定した生活を送ってほしいと望んでいました.
そのため、今は音楽とは異なる分野で生きています.
彼女と会い、彼女に触発され、再びピアノ、いえ音楽自体に向き合えました.純粋に音楽というものを感じるとこれほど心地良いものなんだと思えます.
私も音楽が大好きです.

音楽を専門とすると”成功”を勝ち取るために音楽の素晴らしさを忘れている人も多いのかなと感じるときも多々あります.彼女もまたそんな感じがしてならない.ネガティブな事ばかり考えている.
だけど、音楽の世界の厳しさ、また彼女の苦悩を解りきることができない私は、彼女をただ優しく支えることしかできません.
とは言っても彼女にアドバイスをしようとか考えていません.

だから、音楽の世界で生きている人は、その人生をどう感じているのかなと興味を持ったのです.
私にとっては羨ましく、輝かしい世界に見えるから.音楽は言語を超えて世界中の人を幸せにできる魔法ですよね.
だから、その能力がある人には世界中の人を幸せにし、音楽の素晴らしさを伝えてほしい.
そう願っています.

そのようなahcchacchiさんから返信をいただけたことを幸せに思います.

best regards,
kohei0116

お礼日時:2006/01/20 11:03

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