プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

原子吸光でのバックグラウンド補正についてなんですが

補正にD2ランプを使う方法があるようですが、どうやって補正するのかよくわかりません。どなたか
ご教授お願いします。

また、本などには、D2ランプを光源とすると、分析目的の元素による吸収も含まれるが無視できるとあります。

なぜなんでしょう?

A 回答 (2件)

> どうやって補正するのかよくわかりません。



目的元素の分析線波長における測定光の光量は、目的元素の濃度に
よる光の吸収以外にも、ホローカソードランプの光量変動、原子化部の
時間変動や試料溶液の状態などの影響を受けます。でも、目的元素の
濃度による光量変化以外の影響は避けたいものです。元素の吸収線の
波長幅は非常に狭い一方で、上記のような外乱要因の影響はある程度
幅のある波長範囲でほぼ一定と見なせます。そこで、目的元素の分析線
波長における光量変化をその分析線から少しだけ横に離れた波長に
おける光量で割り算して比を取ってやると、目的元素の濃度による光の
吸収量以外の要因はキャンセルすることができます。これが「バック
グランド補正」の考え方です。でも、補正用の波長としては、目的元素
の分析線と同様の非常に狭い波長幅を使う必要はなく、ある程度広くて
OKです。更に言うと、実は、目的元素の分析線の波長と重なっても
実質的に問題ないのです。

つまり、それは、

> D2ランプを光源とすると、分析目的の元素による吸収も含まれるが無視できる

ということなのです。何故かというと、例えば補正用のD2ランプを測定
する波長幅が1nmで、分析線の真の(分光器を通して観測した、という
意味ではなく、ということ)が0.001nmだとすると、D2ランプの光量のうち、
目的元素の吸収の影響を受ける成分はたったの0.1%で、無視しても99.9%
の精度が得られる、ということだと思います。

参考URL:http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=1826245
    • good
    • 0

波長を覚えていないので.変なことを書いてしまうかもしれません。



吸収ピークがちかいことにより複数のピークが分離できない場合に.別の波長を使って行う

広範囲の光を出して.炎の燃焼などの影響による減少を図って.ほせいする
のどちらかだったと記憶していますが.どっちだったか覚えていません。
目的ぶしつ(原子きゅうこうは1成分の分析)の波長とコンタミの波長とD2ランプの分光スペクトルを見ればご自身でわかるとおもいます。
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!