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今日のニュースで日本商工会議所会頭の山口さんが、「量的緩和政策解除は適切であるが、当分の間はゼロ金利は維持してもらいたい」と述べたとの報道がありましたが、
量的緩和政策を解除するということはゼロ金利政策を終了するということとは違うのですか?
量的緩和政策を解除してゼロ金利を維持したり公定歩合をゼロに維持するということは、日銀が何をどうすればそのようなことが実現するんですか。山口さんが日銀にして欲しいと言ってることは具体的に言うとどういうことなのか、金融に詳しい方、教えていただけませんでしょうか。

A 回答 (4件)

量的緩和政策は日銀が銀行がもつ国債を買い取ることにより銀行に余剰資金を供給して翌日物コールレートをゼロに誘導していました。


今回量的緩和政策を解除するということは、この日銀による国債の買取をやめることになります。そうすると、日銀による資金供給がストップしますので、コール市場の金利は上昇するはずです。
しかし、ゼロ金利は継続しますので、そのためには、別の方法で資金供給を続けなくてはなりません。
その方法とは日銀の公定歩合(0.1%)による貸出しだと思います。この方法により資金供給をおこない、コール市場金利をゼロに誘導するのだと思います。
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この回答へのお礼

公定歩合は0.1%だったんですね。大変勉強になりました。有難うございます。公定歩合についてWEBで検索していたら面白い記事を見つけました。私にとってはとても収穫でした。
http://hongokucho.exblog.jp/4216554/
共感できました。

お礼日時:2006/04/01 23:17

デフレ対策としての量的緩和は、ゼロ金利しても景気が浮揚しないので、無理やり銀行に金を回して貸付を積極的にするよう促したものです。


それでも、優良企業は「借りる必要がないものは借りない」方針をとっていて、借りたがる企業は危なくて銀行では貸せないのが実情でした。
企業側では新たに借り入れをしたいと言うニーズは少なく、金利が上がることは直接のコストアップになるため、ゼロ金利政策解除には反対することになります。
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福井総裁の発言のにあるとおり、量的緩和政策はわかりにくく、ゼロ金利政策はわかりやすいものです。


具体的には、日銀の調整目標の違いです。
量的緩和は
日銀にある各銀行の預金残高を大きくして、貸し出しをしやすくしようという政策
ゼロ金利政策は
金利(銀行間の翌日ものコールレート)をゼロに誘導して、各銀行の資金調達を簡単にして、貸し出しをしやすくしようという政策
です。

この回答への補足

なんとなく分かってきたような気がします。量的緩和政策と言っても、民間が借り入れを望まなければ借り入れ(貸し出し)量は増える訳がないから、量的緩和政策をとったからといって量的に緩和できる訳でないので、結局、ゼロ金利政策と実質的に何も違いがないですね。実質的な政策としての具体性がはっきりしない量的緩和政策をあたかも実質的具体的な政策であるかのように喧伝されすぎていたような気もします。具体的政策を表現する言葉と思えないような、いわゆる「量的緩和政策」を解除するのかどうかなんてことに意味があると考えると混乱する。政策発表するなら、ゼロ金利政策をやめるのかどうかが明確にされるべき内容であったように思います。日本商工会議所の山口さんが、その点の要望を公然と表明しているということは、日銀の発表がその肝心な点についてなんら明確に説明せず曖昧な政策表明しかしなかったということの証ということでしょうか?

補足日時:2006/03/15 23:51
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直接は違うと思います

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