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タイトルどおり、フランス語を学ぶために読む小説を教えて欲しいです。できれば実際に読まれた小説を教えていただければと思います。
個人的には、カミュの「異邦人」か、クノーの「文体練習」あたりかなーっと思ってます。あまり根拠無いですけど。フランス語レベルは、文の基本的な構成がわかる程度で、知っている単語は、200くらいです。
よろしくお願いします。

A 回答 (5件)

フランス語を長期にわたって学習し、今はフランス在住であるものとしての意見ですが、「異邦人」も「星の王子様」も、一度原書を手にしてみて、どんな感じか実際に見てみるといいと思います。

どちらの本も、一度は読んだ方がいいと思いますが、“小説を読む”って、日本語でもそうだと思いますが、興味の問題、無意識にその時に求めているもの、などなどで、その小説の世界の中にすっとは入れる場合と、そうでない場合があると思います。テーマが全く無関心のものでも、読みはじめたら面白くなったと言う場合もあるとおもいますが。

そこで、まずはsergegainsbourgさんが、何のためにフランス語を学んでいるのか、少しはっきりさせてみるといいと思います。趣味で、大学の単位のため、いずれはフランス人やフランス語圏の人とコミュニケーションを取るのが目的、何かの研究のためにフランス語が必要、第2外国語として何か学びたいと思って、フランスの文化が好きで、、、等何かあると思います。

それと、sergegainsbourgさんの趣味や好きなこと、関心のあることなどをあわせて考えると、どんな小説を読んだらいいのかが見えてくると思います。文学が好きであれば、「異邦人」も「星の王子様」あたりから読み始めるのも手ですが、例えば現在のフランス人の生活に関心があるとしたら、エッセイのようなものから読み始める。また、フランスの文化というより、フランス語での表現の仕方に興味があるとしたら、最近フランスでたくさん出版されている日本の小説のフランス語訳を読んでみる、、、なんていうのも楽しく勉強できると思います。日本の小説のフランス語訳は、書かれている背景の日本文化を知っているわけなので、フランス語での表現の仕方に興味が湧くし、日本語で書かれている原本と比較するのも楽です。個人的には、この方が語彙を増やしやすいのではないかと思ってます。

下記のフランス語関連の本の専門店のサイトで、いろいろ見てみるのも楽しいんじゃないかな。「星の王子様」はCDも出ているので、発音の勉強も一緒にできますね。

個人的にお勧めしたいのは、エッセイになりますが、 PHILIPPE DELERM フィリップ ドレルムの 「LA PREMIERE GORGEE DE BIERE」日本語では、「ビールの最初の一口―とその他のささやかな楽しみ」となって訳本も出ています。ただその訳本を読んだことがないので、その訳がいいかどうかはわかりませんが。何気ない日常のひとこまについてのエッセイですが、普段の気取らないフランスの文化がのぞけます。

DQUDET ドーデ の 「LETTRES DE MON MOULIN」風車小屋だより もいいかもしれません。

有名小説を選りすぐって、語彙数を限定して作られた初心者向けのシリーズの中で自分の興味に合うものを選ぶのもひとつの方法かな。

http://www.h6.dion.ne.jp/~omeisha/lecture_facile …

いい本と出会ってフランス語が楽しく勉強していけるといいですね。動詞の活用や、男性名詞、女性名詞、、、いろいろ面倒なこともあるかとは思いますが、がんばってくださいね。

参考URL:http://www.h6.dion.ne.jp/~omeisha/
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この回答へのお礼

長文にわたってご意見いただきありがとうございます。

「異邦人」は、何冊かカミュの小説を読み、深く感銘を受けることが多いからです。また、比較的フランス語の勉強のために、最初の段階で利用して学習された方が、多いといことをちらほら見かけたからです。
「星の王子様」はまだ読んでおらず、読みたい本の一つですし、多くの方が勧められいてるので原文で読んでみたいと思いました。

目的としては、コミュニケーションという点もありますが、フランスの小説や映画等を翻訳無しで感じたいからです。「地下鉄のザジ」やセリーヌなど翻訳が難しいとされているものや、日本語に翻訳されていない映画や小説・詩にも触れてみたいものがいくつかあります。

早く身に付けるようがんばります。
ご丁寧にありがとうございました。

お礼日時:2006/05/16 23:59

私は#1さんみたいに文学はあまり詳しくないんですが、私が最初にフランス語で読んだ作品は#3さんが挙げられている「星の王子様」です。

あと、カミュの「異邦人」も本格的な小説の中では読みやすいと思います。同じカミュの作品でも「シシュポスの神話」は難しいですね。そうそう、これも児童文学ですが Sempeのプチニコラシリーズは面白いと思います。翻訳でなく原文で読んでこそ味わえる作品だと思います。あと、アガサクリスティーの仏訳版も読みやすいです。
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フランス語はほぼ分かりませんが、スペイン語を習ったことがありまして、そのとき使ったり先生のお勧めだったのが、『星の王子さま』でした。


#2さんがおっしゃるように、ベタな素材なんだろうと思います(笑)

仏語と西語は似たような感じですし、レベル的には同等と考えて差し支えないでしょう(たぶん英訳版などでも)。
初中級~中級レベル。
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クノーのExercices du Styleは「文体」を使い分ける作者の超美技を味わう作品かと思います。

確かにひとつひとつは短いけれど初心者には難しすぎるのでは?(というかどうにかこうにか読めても面白さがわからないのでは?)

「異邦人」は単純過去形が出てこないので読みやすいといえば読みやすいのですが語彙が200語だとすると絨毯のように辞書を引きっぱなし、ということになりそうです。

本当におっしゃるとおり語彙が少ないのなら「星の王子さま」あたりの短いものが良いのではないでしょうか?あまりにもベタだなあ・・・とお思いなら「プチ・ニコラ」というテもあります。

しかししかし、私は「ポスト構造主義の哲学書を読むためにフランス語を学び、二年目にしてそれらの著作を読むようになった」という人(理系)を知っています。無謀ですが、いきなり難しいものに飛び込んでしまうのもあながち不可能というわけではないのかもしれません。ご興味に合った本がみつかると良いですね。
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単語数二百と有りますが、実際の単語数は二千語(?)でしょうか。



今でも手元に於いて、幾度と無く読み返しているR.Queneauの『Exercices du stlye 』をご提示頂いています。これに興味が向かうのは、とても数百語の学び手とは思えません。

其処では、省略の文学の俳句の世界、多くの語彙を習得した後に適語彙を厳選する遂行の世界に通じるものを垣間見てしまいますから、その味わいを堪能するには、いま少し多くの語彙と表現を知ってからが良いと考えます。

お時間がおありなら、補足等をお願いします。
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