
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
「難字と難解語の字典」(北海道出版センター)の異体文字の項には「厶:私、御座」となっており、北海道開拓使文書の中に使われていたことになります。
「日本の漢語」(角川書店)によれば、「今昔物語」などでは「御座」と書いて「御(おわ)す」や「おわします」と読む書き方があったが、やがて「平家物語」ではそのまま音読して「ござ」といい、「錦帳近く御座有りて…」の例のように「御座ある」が普通に用いられ、やがて一つの語のように「あ」が省かれて「御座(ござ)る」となっていった経緯に触れています。
そして更に、平田篤胤の文中の「七ツ八ツニモ分ルデ△」のように上部が少し開いた三角記号で表記されていることに言及し、「これは、芝居で客を案内するとき、煙草盆を貸す場合は□、ござを貸す場合は△の記号を用いたもの」という山田孝雄説を紹介しています。
この△がやがて「厶(し/わたくし)」という文字と交差するようになったものでしょうか。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/09/18 13:38
大変興味深いご回答、有難う厶います(^^)。なるほど、敷物の「ござ」からかもしれませんね。ルーツが、記号の△であれば、ビジュアル的にも説得力があるように思います。その今もある「ござ」の語源も、つまりは「御座」ということですよね。普段何気なく使っている言葉の奥深さを感じます。非常に参考になりました。
No.3
- 回答日時:
由来はわからないのですが、現在では国字扱い(JIS漢字ではという意味)です。
読みは「ござ・る」「シ」です。
カタカナは「ム」、国字は「厶」です。微妙に違いますね^^;
IMEパッドで確認できます。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/09/18 13:00
そうでしたか。本当ですね、確かに微妙に違いますね。ひょっとすると、現在でも使われているのかもしれません。というか、使えるかもしれません。「有難う厶います。」という風に書けば文字を省略できますよね。一文字だけですが(あと、相手に通じるという前提が必要ですが)。ご回答ありがとうございました。
No.1
- 回答日時:
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