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「イオン化エネルギーと電子親和力とはなにか。説明せよ。」という問題が問題集に載っていました。答はイオン化エネルギーが「原子から電子1個を取り去るのに必要なエネルギー」、電子親和力が「原子が電子1個を取り入れて、1価の陰イオンになるときに放出するエネルギー」との事です。
ひとつ疑問に思ったのが、なぜイオン化エネルギーの答を《1価の陽イオンになるのに必要なエネルギー》としなかったのでしょうか。電子親和力のほうは陰イオンと書きながら、なぜイオン化エネルギーは書かなかったのでしょうか。この問題集は結構答えが完璧なので、それなりの理由があって書かなかったようにも思えます。それとも単なるミスでしょうか。

A 回答 (1件)

例えばMgは最外殻電子数が2ですから、イオン化エネルギーは第二まであります。



つまりMg→Mg+ になるのに必要なエネルギーのことを第一イオン化エネルギー
Mg+ →Mg2+ になるのに必要なエネルギーのことを第二イオン化エネルギーと言います

このように、イオン化エネルギーとは元素状態から一価のイオンになるだけではなく、一価イオン状態から二価状態になるときに必要なエネルギーでもあります。

ゆえに、1価の陽イオンになるのに必要なエネルギーは第一イオン化エネルギーだけですからイオン化エネルギー全体を定義したことにはならないので、そうは言えないんです

(補足)
1.イオン化エネルギーは最外殻電子数によって変わります。例えばKは一族だから第一イオン化エネルギーのみClは18族だから第八イオン化エネルギーまであります。
また、イオン化エネルギーはオクテット状態(18族と同じ電子配置)になるときに最も大きくなります

2.最外殻電子数という化学用語はありません、テスト時も多分バツにはされないと思いますが、説明時には最外電子殻の電子数と記述しましょう
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