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いま、群論について独学で勉強しているのですが
どうしても意味が理解出来ないところがあります。それは遷移モーメント許容についてです。
<f|μ|i>が0かどうかみるということと
積px q py (q=x, y)
が0かどうかをみるということは同じことですよね?
最初と最後の波動関数の重ね合わせの強さをみるということは遷移の強さをみるということと同じであるということは何となく分かるのですが
対照表で積px q py をみるというようなことが
何を意味しているのかがさっぱり分かりません。
そもそも遷移モーメント許容とは電気双極子モーメントが遷移可能であるということは分かるのですが
具体的に何を意味する事柄なのでしょうか?
いろいろな本を読んだのですが
やっぱり難しくて理解しきれません。
どなたか詳しい解説をお願い致します。

A 回答 (2件)

>双極子遷移許容とはIR活性のことを指しているのですよね?


そうだと思います。

>ではラマン活性は分極率が変化するかどうかで
判定しますが波動関数ではどうやって
判定すれば良いのでしょうか?

ラマン過程は、始状態→仮想励起状態→(始状態+フォノンを1個放出or吸収した状態) なので、
IR吸収状態よりも複雑な過程です。

摂動論的にも仮想中間状態に関する和の入る2次の過程になります。でも多くの本に説明があると思います。

こういう時こそ、群論が重要になるのでは。
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><f|μ|i>が0かどうかみるということと


積px q py (q=x, y)
が0かどうかをみるということは同じことですよね

pxとかpyってなんですか?

その光学遷移が双極子遷移許容かどうかを議論する場合は<f|μ|i>がゼロかどうかを議論すればいいわけです。
μは双極子モーメントなので、ようするにzに定数がついたものです。(エックスが×とみにくいのでzを使った。)
<f|μ|i>=∫ΨfzΨidz です。
ΨfとΨiは光学遷移の始状態と終状態の波動関数です。

思い出して欲しいのは奇関数を全領域で積分すると常にゼロになることです。zは奇関数なので、Ψiが奇関数ならばΨfは偶関数でないと積分がゼロになって遷移が許容じゃなくなってしまいます。
 Ψiが偶関数ならばΨfは奇関数でないとダメです。

群論はようするにこの積分の議論を機械的にやっているわけです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
つまり、双極子遷移許容とは
IR活性のことを指しているのですよね?
ではラマン活性は分極率が変化するかどうかで
判定しますが波動関数ではどうやって
判定すれば良いのでしょうか?

お礼日時:2006/06/30 03:38

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