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FXは株とかと比べ投機以外の需要買い、売りや為替介入とかあってテクニカルの信頼性が低いと思うんですけどどうですか?輸入や輸出の需要買い、売り
とかはテクニカルを無視してやってくるんですか。あとファンドの国際分散投資の外貨への換金時とかです。

A 回答 (3件)

学者さん達の研究の結果によれば、株式市場も為替市場も、「ほぼ効率的」です。

ここでいう「効率的」というのは、価格の予想は不可能、という事と同義です。ですから、株でも為替でも、テクニカル分析はほぼ無意味、という事になります。しかし「ほぼ効率的」なのですから、価格の予想が100%無意味、とも言えません。現時点での、検証の結果はそういう事です。この結論は、金融理論の基礎中の基礎であって、これに対して真っ向から反論する人はあまりいません。(尚、日本株については、アメリカ株ほどは、効率性を強く支持する学者はいません。さりとて、非効率性を強く支持する結論もありません。どうしてもコンセンサスを見つけようとすれば、よくわからない、という事になるでしょう。)

但し、ここで注意しなくてはならないのは、仮に100%効率的であっても、継続して勝ち続ける投資家が存在しない、という事にはならない、という事です。「効率的」というのは、「継続的に勝ち続ける投資家がいても、ほんとうに上手いから、というよりも、運が良いだけ、と考えた方が合理的」(それくらい勝ち続ける人は少ない)という意味でもあります。わかりやすい例でいうと、宝くじで1億円を一生のうちで2回当てる人がいたとしても、それはその人が宝くじを当てるのがうまい、という事にはならないのと同じです。ここのところが時々誤解されるので、ご注意下さい。

そんな訳で、「自分が上手く行っているから」とか言った理由で、テクニカルを信じる人と、上に書いたような「ほぼ効率的市場である」という結論とは、最初から噛み合いません。おそらく永久に噛み合わないでしょう。
後は、個人の考え方というか信念次第になります。

尚、輸出入関連など、いわゆる実需筋でも、テクニカルを見ている人はいます。実需の場合、何もしないで様子を見ていると、どんどんポジションが溜まってしまいますから、ある程度は相場観とは無関係に売買をしなければならないのですが、それでも、いつのタイミングで予約をとるか、という事に関しては、相場観も強く影響するので、その点では、利益を狙って参加している参加者と同じ状況にあると言えます。
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日本の株式市場は為替に比べてマーケットが小さく、時々、株の誤発注が起こったり、個人投資家中心の株式売買があるので、為替に比べてマーケットが効率的とは思えません。


株式はマーケットが小さく、誰かが大きなミスをするだけでファンダメンタルズを無視して大きく動くので、洞察と判断次第では大きく儲ける事が出来るのです。
例)ジェイコム誤発注事件、米国産牛肉危険部位混入事件後の吉野家のストップ安など

では為替の場合はどうでしょうか?
例えばヘッジファンド(投機)は自分が有利なタイミングを狙って取引をしてくる訳です。
輸出業者の場合は、ファンダメンタルズから離れた為替レートではどうなるか?
例えば、現在の円安は輸出業者には有利と言えます。
つまり、円安が進むほど、どんどん外貨を売って円を買う動きが出てくるので円高圧力が強くなるのです。
つまり、ファンダメンタルズからかけ離れた円安になれば、それを元に戻そうとする力が働いてしまうのです。

その他に、日銀が市場介入をしても、それがファンダメンタルズからかけ離れた為替レートに持っていこうとすれば必ず失敗します。
その理由はプラザ合意以降の急激な円高に歯止めを掛ける為に日米協調介入を実施した物の、結局は1$=120円まで円高が進展しました。
つまり、経済の実態からすれば、その当時ならば1$=120円~160円程度が相応しい為替なので、市場介入で押さえつけようとしても無理が生じるのです。
その他にも、アジア経済危機の時にタイは米ドルに対してドルペッグを採用していましたが、結局は自国通貨が大暴落しました。

つまり、マーケットが非常に効率的であると言えます。
ただ、マーケットの効率性とテクニカルの信頼性の関係については調べた人は聞いた事がないので、この点は良く分からないです。

この回答への補足

有名なテクニカル分析の本、マーケットのテクニカル百科(Technical Analysis of Stock Trends)を読んだんですが、株式にくらべ商品先物は投機にというよりはヘッジという保守的な手段として利用しているだから支持圏、抵抗圏の利用価値もやはり株式より劣っている、とあります。つまり投機以外の目的での参加が多い相場はテクニカルの信頼性が低いととれると思います。しかも不確定要素であるいろんな指標の発表がUSDだとほぼ毎日ありますしちょっとやりにくいなとは思ってました。

補足日時:2006/07/23 11:24
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全く逆だと思っていました。

シロウトが参加している株より、プロがほとんどの為替のチャートのほうが信頼性は高いと思っていました。
仕手もインサイダーも成り立ちにくいし、最大の仕手といったら各国政府かなという程度でして。

実需は、値段にかかわらず決済しなければいけないという事情はあるとか聞いています。

個人的な考えなので、参考程度にして下さい。
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