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不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています。

死者を悼み、不戦の誓いをするとしても、首相の靖国神社参拝が非難されています。なぜなのでしょうか。非難する理由が知りたいので、教えていただけませんでしょうか。
・国際摩擦を回避するため
・政教分離のため
という理由はよく聞きます。

しかし、A級戦犯合祀が問題のように言われることについて、私は次のように考えています
・「死ねば仏。全ての霊はもはや罪を問わずに平等に扱う」
・「祀られている246万6532人の内の元A級戦犯は14人だけであり、ことさら重箱の隅をつつかなくてもよい」
・「不戦の誓いは、戦争指導者にしてこそ重い意味をもつ」

しかし、この考えは、参拝反対論者には受け入れられないのだと思いますが、それがなぜなのか分からないのです。

お叱りのご意見もあると思いますが、どうかよろしくご教示こださい。

 

A 回答 (23件中11~20件)

 ご質問者の方、靖国に一度も行かれたこと


ありませんね。あの飾りつけと、周囲の展示物を
見れば、ここ靖国神社がおよそ不戦の誓いとは
程遠いものであることが分かると思います。

 境内に入る直前の両側に、高い灯篭があります。
もし靖国に行かれることがあったら、この灯篭の
下の部分をぐるっと回って見てみて下さい。
旧日本陸軍、海軍の戦場での大活躍、大勝利を
たたえる内容の銅のレリーフがあります。

 境内は一見普通の神社ふうですが、右側の
ほうを見てみて下さい。大砲や特攻隊員が
勇敢にたつ銅像などが並べてあります。

 その近くに展示場があって、ゼロ戦、特攻機
各種大砲、戦艦の模型の展示が続きます。

 あそこはどう見ても、旧日本軍の勇士をたたえる
軍事博物館であって、神社というのは形式だけ
に過ぎません。戦争の悲惨さを伝える写真の
展示など一切ありません。


>首相の靖国神社参拝が非難されています。

 首相の靖国参拝が非難されるようになったのは、
1980年代の中曽根総理のときからなんです。
1970年代からA級戦犯の本格的合祀が
始まり、靖国での軍事的展示が増えたところに、
日本の侵略戦争を肯定するような発言をする
中曽根総理が、これは総理としての公式参拝
であると大々的に宣伝して、靖国参拝を
行ったんです。ここで初めて中国から非難の
声が上がりました。
 1970年には、田中首相が中国との国交を
樹立し、日本とアジア諸国の関係も非常に
よかったんです。

 それを、あの戦争は全て正しかった言わんが
ばかりにA級戦犯の合祀、侵略戦争の正当化
(教科書の記載を、侵略から進行に変えるなど)や、
総理の(そして文部大臣の、南京大虐殺の否定といった)
日本の正しさを主張するような発言が続き
大変なことになったわけです。

 その打開策として、当時の後藤田官房長官が
「誤解をとくために、今後総理の靖国への
 参拝をやめて頂く」ということを
 公式に発表したんです。

 
 つまり、A級戦犯の合祀というのは、
日本の侵略戦争の肯定化への1つとして
使われ、総理の靖国参拝で、日本政府も
公式にそれを認めるといった形になって
いったので、中国から非難も浴びたし、
それは中曽根総理はじめ、一部のタカ派
議員の意見であるということで、総理の
参拝をやめると(政府発表として)後藤田
さんが言ったのに、ちゃんとした説明なく、
また小泉さんは靖国を参拝しているわけです。

 非難されて当然だと思いますが。

 
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この回答へのお礼

はい。私はまだ、靖国神社に一度も行ったことがありません。(なのに、ここで質問をして少々おこがましいと思っています)

テレビで部分的ですが、飾りつけと、周囲の展示物を見たことがあります。確かに、靖国神社は戦没者(遺族)を鼓舞する物がたくさんあるようです。

ですが、それと参拝者の気持ちは必ずしも一致しないのではないでしょうか。不戦の誓いは、過去・現在・未来にすることでしょうから。


しかし、ご指摘にある神社自体の性格により、靖国神社を宗教法人ではなくし、国有施設にするということは絶対にできそうにありませんね。あり

ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/15 20:27

まず、靖国神社に文句を言っているのは中国と韓国(と国交のない北朝鮮)だけです。

日本と戦争したことのない韓国が靖国神社に文句をつける理由は合理的には説明できません。宗主国の中国の尻馬に乗っているだけと解釈するべきでしょう。

日本と最も激しく戦ったアメリカは靖国神社に何も文句をつけておりません。今のブッシュ大統領は、数年前に訪日した時に靖国神社への参拝を希望し、日本外務省のチャイナスクールが阻止したそうです。

中国や韓国の非難ですが、1985年に中曽根首相が「公式参拝します」と宣言して靖国参拝した時に始まります。ちなみに、靖国非難の根拠として挙げる「A級戦犯合祀」ですが、実施された1978年には新聞報道されたのに何も文句は言っておりません。日本国内の左翼勢力も何も文句を言いませんでした。1985年に国内左翼勢力が一斉に声を上げ、中国と韓国がそれに呼応して靖国批判を始めたのが「靖国問題」の発端です。実に、戦後40年もたってからの話です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A6%96%E7%9B%B8% …

遡れば、日本が戦争に負けた後、GHQは靖国神社の撤去や非宗教化を検討していたそうですが、ローマ法王庁の在日代表(カソリック聖職者)がマッカーサーに「敗戦国といえども自らのやり方で戦死者を祀る権利を有する」と靖国神社の保護を訴え、マッカーサーがそれに従ったそうです。即ち、占領軍も靖国神社を潰すべきでないと結論したと言うことです。

日本が独立した後、歴代の首相はちょくちょく靖国に参拝していましたが、誰も文句は言いませんでした。現在、伊勢神宮への首相の参拝に誰も文句を言わないのと同次元です。政教分離云々という批判が的外れであることが分かります。

さらに、A級戦犯うんぬんですが、有罪判決を受けたが死刑にならず、日本が独立した後に出獄して国務大臣などとして活躍した元A級戦犯がいることを説明できません。A級戦犯として禁固刑を受けた重光葵氏は、出獄後しばらくして外務大臣となりました。日ソ国交回復に関わったり、日本の国連加盟時に加盟受諾演説をしたりしました。当時、重光氏が元A級戦犯であることは全く問題にならず、現在では記念館すら建っています。旧連合国も他の国も、日本が独立した後は「A級戦犯」のことなど忘れていたことが分かります。
http://web.hpt.jp/contra99/

さて、中国にとって、靖国神社の存在やそこに日本の政治家が参拝するか否かなど本来どうでも良いことです。中国が日本国内の左翼勢力と共に「靖国反対」で大騒ぎしているのは、端的に言えば「小泉・安倍に対するネガティブキャンペーン」です。

小泉政権になってから、中国に対する「歴史的経緯を踏まえた遠慮」が急速に減り、中国への一方的な譲歩がなくなりました。日中友好を重視する旧田中派の政治家は引退したり影響力をなくしたりしています。(橋本、野中、古賀、加藤紘一など)

今年になって、靖国批判以外にも、安倍氏の対抗馬と目された福田氏がマスコミによって大いに持ち上げられたり、真偽が怪しい富田メモの話が出てきたりしました。結局、安倍氏への支持の強さに恐れをなした福田氏が不出馬を決め、安倍氏が次期首相に内定した状態となっています。

中国と国内左翼マスコミが総力を挙げたネガティブキャンペーンは失敗に終わりました。教えてGooで靖国関係の質問が多数立っているのがその余波といえるでしょうか。
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この回答へのお礼

>中国と国内左翼マスコミが総力を挙げたネガティブキャンペーン

そうですねー。少なくとも視聴率は稼げますよねー。

お礼日時:2006/08/15 20:20

>それに反する行為は行政官は行う事が出来ません。



靖国に参拝することが、なぜ平和条約に反するのか?
平和条約に「靖国参拝禁止」とでもかいてあるのでしょうか?

>しかし行政官が参ると外交問題が絡んできます。
結局、これでしょう。中国様・韓国様・北朝鮮様がダメとおっしゃるから、言うことを聞け!ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

そうですよねー。
中国様を怒らせたら怖いですよねー。

負けるが勝ちって言葉もあるし、・・・って、うぅ、情けない。

お礼日時:2006/08/15 20:17

最初に…死なば仏という考え方には私も賛成ですが、靖国は神社ですので「仏」ではありません。

「神」です。個人的にはどのような表現でも構わないと思いますが、元首たる者が同じ間違いをするのは認識の甘さを指摘されても仕方ないでしょう。「死なば仏」という考え方からすれば、靖国は神社ではなく寺であるべきです。

 神田明神や天満宮に見られるように、犯罪者とされた人であっても、それを崇める事によって、後の憂いや災いから逃れるという考えは日本固有といっていいほど少数派です。少なくともキリスト教国ではありえません。また鬼子母神のような例も日本のそれとは異なると思います。
 更に、犯罪者とされる敵を祀るとしても、例えば鬼子母神に子を喰われた親の心情はどうでしょうか?そう考えた時、「死なば仏」を受け入れろと強要する事の方に無理があると思います。

 靖国は第二次大戦だけの慰霊神社ではありません。戊辰戦争からの英霊と言われる人々を祀っているのですが、同国人でありながら、敗者の霊は祀られていないのです。
 もし死なば仏であるならば、なぜ幕府軍や反政府軍の御霊を対象外にするのでしょう。あえて重箱の隅をつつくなら、彼らは2百数十万の内の14名ではなく、戦争を起こしたA級の戦犯何十名かの内の14人と言う事です。
 それに挙国一致をスローガンに戦った人は皆英霊ではないのでしょうか?戦争で生き残ったら既に英霊ではない?
 私は不戦の誓いは、まず全国民に対して成すべき事だと私は考えます。それが民主国家の原則ではないでしょうか?

 靖国を唯一の慰霊施設とし、無宗教の慰霊施設建設に頑なに反対する政府の姿勢は明らかな憲法違反です。
 小泉首相は当初「総理大臣として参拝する」と表明していたのです。それを後から「個人だ」と言い換えても、それは単なる弁解でしょう。ましてや「不戦の誓い」とは国家元首としての姿勢であるはずです。つまり、この時点で既に「個人的参拝」が詭弁である事を自ら証明しているのです。
 一国の元首が、一方で憲法を無視してまで犯罪首謀者を崇敬し、一方で不戦を唱えても理解されるはずはありません。

 それに、なぜ靖国なのか?全国の護国寺や護国神社も参拝すればいいのです。なぜ戦争被害者の碑には参らないのか。戦争は靖国と原爆慰霊碑だけじゃないのです。

 私はまず、一宗教施設である靖国を公的慰霊施設という概念から切り離す事が第一だと考えます。そして皇居の一隅でも、一個の石でも良いから公的な不戦の碑を建てればよいのです。その前で元首が不戦の誓いを述べれば良いのではないでしょうか?
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この回答へのお礼

>そして皇居の一隅でも、一個の石でも良いから公的な不戦の碑を建てればよいのです。その前で元首が不戦の誓いを述べれば良いのではないでしょうか?

大賛成です。そうですよねー。


ちなみに、「死ねば仏」とは、私がたとえ話として分かりやすいと思って書いたので、小泉総理が言ったこととして書いたわけではありません。
また、たとえ話なので、神社は神なので仏は無関係というのは、私の文章の字面を捕らえすぎましたね。
もちろん、責任は稚拙な文章を書いた私にあります。すみませんでした。


あと一言。靖国も新たに作る追悼施設も両方お参りしちゃまずいですかね。

お礼日時:2006/08/15 20:13

また来ました。


この問題は、国内の話と外交の話が一緒くたになってるから混乱してるのだと思います。

国内であれば、法律に違反しない限り自由ですから、国民が靖国に参ろうと全く問題ありません。

しかし行政官が参ると外交問題が絡んできます。
日本の戦後は、敗戦を認め、極東軍事裁判を受け入れ、再軍備をしない事を誓う事で出発しました。

それに反する行為は行政官は行う事が出来ません。
政府がそれを自分から破れば、敗戦処理で結ばれた各平和条約をみんな破棄する事と同じです。

なので行政官は国内での行為であっても拘束を受けます。

それを内政干渉だとか、いつまでも犯罪者あつかい・・・だとか言うのは、北朝鮮が自国内なら日本に向けてテポドンを発射しようと自由だと言ってるのと同じです。
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この回答へのお礼

何度も登場いただき、ありがとうございます。

今、順に読みながらお礼を書いていました。
ただ、あなたには、補足欄で

>日本の戦後は、敗戦を認め、極東軍事裁判を受け入れ、再軍備をしない事を誓う事で出発しました。
それに反する行為は行政官は行う事が出来ません。

の部分についての、理由をお伺いしようとしましたが、もしや再度登場されているかと先の回答を見ますと、この後の17番の回答でお考えを述べていらっしゃいますね。
大変よくわかりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/15 20:05

1.「死ねば仏。

全ての霊はもはや罪を問わずに平等に扱う」
「日本には、古来より、『死ねば皆仏』という考え方がある」、「価値観の違う外国(中国等)からとやかく言われる筋合いはない」というのは、小泉首相が発言してから、わりとネットなどでも広まっているようですが、本当にそれが日本古来の価値観だと仮定しても、靖国神社は、そういう価値観にそぐわない神社です。
一番基本的なところから行くと、この考え方は、神と仏を混同しています。「死んだら、皆、神になる」などという考え方が、日本に存在した事はありません。神になれるのは、「偉かった人」として誰かが祀る対象にした場合だけです。祀る人さえあれば、人だろうが山だろうが、それこそ岩だろうが、誰でも何でも神になりうるというのは事実ですが、神として祀る以上、そこには祀る側に選択の基準が必ずあります。仏教の場合、元々は、悟りを開いたものだけが輪廻から解脱できるという考え方だったのが、素朴な祖先崇拝の影響等により、「死者は皆仏になる」という考え方になったのは事実ですが、それは靖国神社を含む神道とは全く別の考え方です。

で、靖国神社の場合、選択基準は「国家の為に、命を捧げた人」です。有名な話ですが、西郷隆盛が靖国神社に合祀されていないのは、国家に対する反逆者として死んだからです。戦前までは、「戦死」が選択基準でした。だから、昭和天皇(もしくは、その側近)に、病死した松岡・白鳥両A級戦犯の合祀に対する忌避がつよかったのだし、「広田元首相が靖国に祀られているとは考えていない」と元首相遺族が考えているのもその為です。(遺族は、靖国神社そのものには参拝すると言っていますから、靖国神社そのものを否定している訳ではありません。)

そもそも、戦前靖国神社に祭られる事が何故栄誉だったかと言うと、「お国の為に戦死すると、天皇自らの決裁で、神として祀られる」からであって、「死ねば皆、神」じゃ、あんまりありがたくない訳です。このように死者を選別する発想は、戦後は、対馬丸やひめゆり部隊の犠牲者、自衛隊員で公務中に死亡した人達も合祀の対象にする事で、多少は範囲が広がりましたが、それでも、連合軍の『蛮行』による被害者、国家の戦争遂行方針に従って(従わされて)死んだ人や、軍事関係者に限られている(=選別する)のは変わっていません。

ですから、「死ねば皆仏」という考え方の持ち主にとっては、靖国神社は参拝の対象として、全く不適当な場所です。靖国参拝賛成派からよく聞かれる「お国の為に命を捨てた兵士の為に、首相が祈って何が悪い?」という考え方からしても、小泉首相の言った事は、それとは明らかに異なっており、私は彼のオリジナル(場当たり的な思いつき?)だと思っています。個人として、オリジナリティを持つのは、勝手といえば勝手ですが、「死ねば皆仏」と考える人が靖国参拝をするのは、明らかに『場違い』ですから、単なる「屁理屈」と取られても仕方が無いでしょう。
日本にも、古くから「親の因果が子に祟り」といった言葉や、被差別の人に対する差別戒名が、近年まで根深く残った事から、仏教においてすら、「死ねば皆、平等に仏になる」という考え方で日本が統一されているかのような言い方には、私は賛成できません。
まして、「靖国神社」のように、特定の死者のみ選別する(例えば、徳川家康は幕府を開いたから、東照大権現になれた)のも、日本古来の考え方の一つなのは明らかで、事実、靖国神社も、「戦死すれば、将軍も兵士も皆、神」という点では多少「平等主義」に近いとは言え、西郷隆盛が合祀対象でない、など、明確な判断基準が存在します。「死ねば皆仏」という立場からすれば、靖国神社も、中国での、例えば「今でも岳飛は尊敬され、秦檜が侮蔑・嫌悪の対象となっている」のも、同じく死者を選別する考え方、という事になります。
だから、小泉首相が、自らの靖国参拝を、中韓との「価値観の違い」で説明するのは、相当無理がありますね。

別の方の質問&回答も参考にして下さい。↓
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?qid=1592185
広田元首相の遺族の話は↓をご覧下さい。
http://news.goo.ne.jp/news/asahi/shakai/20060727 …

2.「祀られている246万6532人の内の元A級戦犯は14人だけであり、ことさら重箱の隅をつつかなくてもよい」
↓A級戦犯合祀を強行した当時の宮司の証言がありますので、ご覧下さい。
http://www25.big.or.jp/~yabuki/2001/yasukuni.htm
ここで宮司自らが述べているように、A級戦犯の合祀を推進した側には、合祀が「東京裁判の否定」、「日本精神の復興」につながる、という明確な意識がありました。また、それだからこそ、天皇側近や靖国神社の宮司(筑波宮司)に、また(今回の富田メモが報道されている通りのものだとすれば)昭和天皇自身にも、A級戦犯(一部か全部かはこの際横において)の合祀に対する忌避意識が非常に強く、現実に合祀に異例の時間がかかり、何よりも、合祀以降、天皇の参拝もなくなりました。
「重箱の隅」と考えるかどうかは、一般人にとっては個人の考え方次第でしょうが、実際に、これだけ反対があり、それに対して明確な意思を持って実行され、かつそれが国内で問題視された以上、一国の首相にとっては「重箱の隅」にはなりえないでしょう。

A級戦犯の合祀の経緯については、↓をご覧下さい。
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2290608

3.不戦の誓いは、戦争指導者にしてこそ重い意味をもつ
戦争指導者の墓に詣でて、「あなたのやった事は繰り返しません」と心に誓うのなら、ひょっとしたら、ありうるのかも知れません。でも、戦争指導者が神として祀られている所に行って、「あなたのやった事は繰り返しません」と誓うのって、かなり変じゃありません??
まぁ、これも個人の勝手といえば勝手ですが、一国の首相の行動を、他人に「そのように理解してくれ」というのは、かなり無理があると思いますけどね…

因みに、私自身は、首相だろうが、誰だろうが、個人の信条に従って、特定の宗教を信じるのは、勝手だと思っています。首相の行動は、時には政治的な意思・意味を含むので、自ずから一定限度の制限を受けてしまうだけの事です。政教分離原則についての、裁判所の「目的・効果基準」もそういう意味です。別の言い方をすれば、東京裁判を否定する為にA級戦犯を合祀したり、今でも「国の為に命を捧げた兵士達の為に、首相が靖国神社を参拝して当然だ」と言う人がいたり、また、小泉首相自身が、8月15日の参拝を総裁選の公約としたからこそ、政治的な意味が強くなっているのであって、靖国神社がそういう政治的な意味を持たない神社でなくなれば、何の問題もなくなります。今でも、小泉首相が、靖国神社から分祀してもらって、自分の部屋に神棚を作って、ひそかに毎日お祈りする分には、何の問題もありません。

↓には、「靖国神社の存在や靖国参拝が、政治的に利用されるのはまことに不本意である。平和が長続きして戦争が風化し、靖国神社が、数ある神社の中の ワンオブゼムになって欲しい。 例えば天満宮のように、もともとは権力闘争に敗れた菅原道真の怨霊を鎮めるための、まことに生臭い政治的な神社だったのが、今は学問の神様、合格祈願の神社になっている。 靖国神社が一日も早く、そういう神社になってくれればいい」という靖国神社宮司の発言(但しオフレコ)が載っています。実際にそういう発言があったのなら、その宮司の希望が適えば、首相の参拝もなんら問題がなくなるはずです。
http://homepage3.nifty.com/wedd/yasukuni.html

尚、「どの国の政府高官が何をいった」か、というのを羅列しても、同一人物ですら、その時によって、言う事が変わるので、都合の良いものだけとりあげれば、なんとでも言えてしまいます。そもそも、日本軍の占領を経験していない国にとっては、靖国問題は、さしたる問題でもない上に、占領を経験した国ですら、外交上の得失を考えて発言します。ネット上でよくある「靖国神社参拝に反対しているのは、中国・韓国・北朝鮮の3国だけ」という説は、明確に事実に反しますが、一般論として「それぞれが、自己の信念をもって発言している」わけでは全然ありませんので、ご注意下さい。この点については、他の方の質問への私の回答も宜しければご覧下さい。↓
http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=2194138

大変長くなり失礼しました。
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この回答へのお礼

大変丁寧な回答、ありがとうございました。日頃から、この問題に取り組んでいるのでしょうね。

>一国の首相の行動を、他人に「そのように理解してくれ」というのは、かなり無理があると思います

そうですよね。何か、この一言に集約されるような気がします。

ただ、私の文章が稚拙だったので、「死ねば仏」という言葉をこの場で使ったことで、必要以上に解説をいただいてしまったようです。靖国は神社なので、英霊は神として祀られ、仏としてではないというのは良く分かります。これは「例え」として使ったので、削除されてしまったNo.7さんの「刑を執行されて亡くなった以上、もはや元(生前は)A級戦犯などととりざたすのは人権意識に欠ける」と言うことを分かりやすく言おうとしたのです。(かえって分かりづらくしてしまったようですね。すみません)

お礼日時:2006/08/15 19:57

『日本人で反対意見を述べている人に、「死ねば仏(特にこれは日本人の心の広さだと思いますが)」などの意見は通用しないのかを聞きたいと思っていました。



憎い相手が死んでいるにも関わらず、執拗にその墓を暴き、荒し、遺体・遺骨を引きずり出し、踏みつけ棍棒で殴り、小便をかけたり・・・
このようなことを同胞に対してでもする、それが支那人・朝鮮人のメンタリティである。
日本人には、寛容な神道の心からか、このようなメンタリティはない。
日本の凶悪犯罪者で刑に服した者も過去にいるがその者の墓を暴き云々の話はない。
もっとも、在日朝鮮人及びそれに感化されている者、利権を共にする者については日本の寛容なメンタリティを持たないことに何ら不思議はない。
但し、ここではA級戦犯合を凶悪犯罪者同様に捉えているわけではない、誤解しないで欲しい。

因みに、回答者の中に旧日本軍を「強盗」呼ばわりしている者がいるが、その無知蒙昧ぶりには呆れ果てる、もっとも「祀る」を「祭る」と書いている時点で失笑ものなのだが、
仮に百歩譲って、旧日本軍を「強盗」だったとして、軍事費を16年連続、2桁台の伸び率で推移させ、現在ではゆうに3兆円を越え、ひたすら軍拡に邁進し、そして今、現在チベットに侵攻し続けている中国は「現役の強盗」ではないのか?!
「現役の強盗」に「おまえの先祖は強盗だった、おもえもおまえの子々孫々も永遠に謝罪しろ!」と言われ「ハイ、わかりました!」と言う・・・もう、バカかと、アホかと・・・
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

国民性をよく研究されていますね。

でも、言葉づかいはもう少しやわらかくしていただけるとありがたいです。
回答をいただいたのに、注文をつけて申し訳ありません。
お詫びいたします。

お礼日時:2006/08/15 08:25

要人による靖国神社公式参拝を行った国と地域


アジア
台湾、マレーシア、インド、スリランカ、インドネシア、パキスタン、イラン、ベトナム、 ミャンマー、タイ、チベット、ソロモン諸島

アジア以外
アメリカ、ロシア、イギリス、フランス、イタリア、ドイツ、オランダ、スペイン、フィンランド、ポーランド、スイス、ルーマニア、リトアニア、アゼルバイジャン、トルコ 、スロベニア、オーストラリア、ニューギニア、パラオ、トガ、アルゼンチン、ブラジル、ペルー、チリ、エジプト、パナマ、イスラエル
計39の国と地域

靖国参拝反対してる国
中国、韓国、北朝鮮
計3ヶ国

靖国神社公式参拝に対する各国要人コメント
・シンガポール リー元首相:「靖国問題も中国が心理的なプレッシャーをかけているだけ」
・台湾、李登輝前総統:「国のために命を亡くした英霊をお参りするのは当たり前の事。外国が口を差し挟むべきことではない」
・台湾、陳総統:「中国の反発に負けずに靖国参拝をする首相を評価」
・カンボジア:フン・セン首相:「戦没者の霊を弔うことは当然のこと」小泉首相の靖国参拝に理解
・インドネシア:ユドヨノ大統領:「国のために戦った兵士のためにお参り、当然」靖国参拝に理解
・ベトナム:「我々は中国や韓国のような卑怯な外交手法をとるつもりはない」
・オーストラリア・マレーシア・タイ・フィリピン:「私たちはまったく問題ではない。問題にするのは中国だけ」
・パラオ、レメンゲサウ大統領:靖国参拝に「すべての人のために祈るのは正しいこと」と支持を表明
・ソロモン諸島のケマケザ首相:「日本とソロモン諸島の共通の文化は先祖に感謝すること。英霊が祭られている場所を拝見したい」
・アーミテージ氏:「中国は靖国問題に言及するべきではない。日本は戦後60年間、模範的な市民である」
・シーファー駐日大使:「アメリカ政府は、日本の靖国参拝に干渉することはない」
・ラムズフェルド長官:「中国は日本の靖国参拝への干渉を自制すべき」
・ウォーツェル米中経済安保調査委員長:「『歴史認識非難』は単なる対日攻撃手段、靖国参拝、中止すべきでない」
・トーマス・スニッチ氏:「中国には日本の戦没者追悼に対し一定の方法を命令する権利はない 」
・アーサー・ウォルドロン氏:「事の核心は日本に対し覇権を確立したいという中国の野望」
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この回答へのお礼

すごく詳細な資料をありがとうございました。
それぞれが、自己の信念をもって発言している様子がよくわかりました。

できれば、日本人で反対意見を述べている人に、「死ねば仏(特にこれは日本人の心の広さだと思いますが)」などの意見は通用しないのかを聞きたいと思っていました。
質問が稚拙ですみません。

お礼日時:2006/08/14 08:21

靖国神社そのものが盧溝橋事件以後の侵略戦争を推進した道具立てです。


しかも、現在においても侵略戦争の肯定を意図しているのは周知の事実です。
その余りの露骨さは、現憲法の精神そのものを否定するものです。
A級戦犯の合祀は、靖国神社が完全に戦前の侵略主義を前面に押し出していく狼煙(のろし)でした。
ここに、昭和天皇が参拝を中止した理由がると思います。
ですから、不戦の誓いと靖国神社そのものが相容れないのです。
加えて、そこに時の首相が参拝するということは自らの不戦の誓いの欺瞞を示すものです。
後藤田正晴氏が、憂慮したのもこの点です。

*****

数百万の命を奪い、数千万の人々の生活を破壊した侵略戦争の道具。
それを、崇めることは死者への冒涜であり不戦の誓いに程遠い行為です。
「なぜ非難されるのか?」-ヒットラーの墓に詣でるに等しい行為だからです。

*戦死者は靖国に祀らねばならない・・・侵略戦争の具に祀る必要はありません。
*「靖国の肯定=侵略戦争の肯定」です。
*この流れが本流になれば、再び、軍靴の音を聞くことになります。

ともかく、現天皇・皇后の率直な思いに耳を傾ける必要があると思います。
ともかく、林家三平夫人の必死の思いに耳を傾ける必要があつと思います。
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この回答へのお礼

>「靖国の肯定=侵略戦争の肯定」

なるほど。
いくら理由をつけようと、過去の靖国神社が果たしてきた役割を考えると、靖国神社に行くこと自体が受け入れられないということですね。

大変参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/14 08:17

中国の江沢民・前国家主席(前共産党総書記)が在任中の1998年8月、在外大使ら外交当局者を一堂に集めた会議の席上、「日本に対しては歴史問題を永遠に言い続けなければならない」と指示し、事実上、歴史問題を対日外交圧力の重要カードと位置付けていたことが、中国で10日発売された「江沢民文選」の記述で明らかになった。


 中国は胡錦濤政権に移行した後も一貫して歴史問題を武器に対日圧力をかけ続けており、江氏の指針が現在も継承されているとすれば、歴史問題をめぐる中国の対日姿勢には今後も大きな変化が期待できないことになりそうだ。
つまり、何がどうあってもごね続けるということである。
それから、回答者は国家の主権、当時の世界情勢、歴史認識、靖国の位置付けなど理解した上で回答すべきである、
無知は無恥か・・・
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この回答へのお礼

すごく知識のある方ですね。感心させられました。
ありがとうございました。

中国や韓国の戦略としての靖国批判は、そういうものなのだろうと理解できます。


できれば、日本人で反対意見を述べている人に、「死ねば仏」などの意見は通用しないのかを聞きたいと思っていました。
質問が稚拙ですみません。

お礼日時:2006/08/14 00:38

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