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玉ねぎの根では、先端の成長点で盛んに分裂するそうですが、鱗ペン葉でも同じことが起こるのですか。中心の鱗ペン葉の方が細胞が大きい、ということはあるのですか。

また、なぜ植物は先端の成長点で盛んに細胞分裂するのですか。

A 回答 (1件)

 たまねぎは知りませんが、ツユクサと同様だと思います。


 実験で、ツユクサの細胞を場所を変えて観察しました。
 茎の真ん中よりも茎上部の方が、根の上部よりも根端部の細胞の方が小さかったです。
 根端部や茎上部のような成長点では、細胞は体細胞分裂を行っています。
 これら成長点の細胞を顕微鏡で観察すると、染色体が対合したものなど、核ではなく染色体が見えたため、体細胞分裂していることがわかりました。
 しかし、茎の真ん中や根上部などの細胞は、大きいものが多かったですが、染色体は見えませんでした。
つまり、体細胞分裂を行っていないのです。
 よって、ツユクサは成長点で体細胞分裂して、細胞数を殖やし、ひとつひとつの細胞が大きくなることでツユクサ全体として伸長していくことがわかりました。
 オーキシンは茎の先端などで作られ、低濃度で植物の若い茎などに与えたときに、縦方向に成長促進を示す物質の総称です。
 重力によって、茎の先端から下へと運ばれます。茎ではわりと高濃度で成長促進、根ではわりと低濃度で成長促進されます。オーキシンが高濃度なのは茎上部、低濃度なのは根端部です。これは成長点に一致します。
 成長点では盛んに体細胞分裂が行われていることから、成長点でオーキシンが体細胞分裂を促進する濃度となるために、細胞分裂していると考えます。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
とても参考になりました。オーキシンが重要なのですね。

お礼日時:2007/03/14 22:14

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