日本人が英語で自分の名前を言うとき、多くの人が、
姓と名を逆にして言います。
中学校の英語の授業でもそう習いました。
それは、なぜ?
これは、郷に入らば郷に従えみたいな、考え方で、
英語を母国語とする人たちが、名、姓の順番が
彼らの名前で、それにあわせるからでしょうか?
だったら、なぜ、名姓の順番の名前の外国人が
日本に来たとき、日本語で自分の名前を言うときに
姓名の順番で名前を言わないのか?
それは、きっと名姓の順番の名前が彼らの名前だからです。
じゃあ、なぜ、日本人の名前は姓名の順番が名前なのに、
英語で名前を告げるとき、姓と名をわざわざ逆にして、
言うのでしょうか?
No.2
- 回答日時:
>これは、郷に入らば郷に従えみたいな、考え方で
単純に言ってしまえばそうでしょう。世界的に英語を使う人が多いので
その人達に違和感なく名前が伝えられるように配慮したのではないかと。
名にあたるのは英語圏ではファーストネーム、姓はラストネームなので
日本人が英語圏の人と会話する際、最初の自己紹介で姓名の順に言ったとすると相手は逆に理解するかもしれません。
日本人は姓名の順であることをあらかじめ知っている人なら通じるでしょうけども。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8B%B1%E8%AA%9E
参考URL:http://www.manabi.pref.aichi.jp/general/02010495 …
なるほど。違和感無く伝えるための配慮ですか。
相手のことを思いやるいい心がけですね。
じゃあ、中国人は配慮する気持ちがないってことになりますね。
それとも、それは彼らが自分の名前に誇りをもっているからか。
ありがとうございました。
No.3
- 回答日時:
なるほど、英語圏では、自己紹介するとき、名を先に言ってから、姓を名乗るのが慣習になってはいますが、実は人を呼ぶときは、姓で呼ぶ方が、丁寧な礼儀正しい言い方でして、学校などでは、先生が生徒を呼ぶときは、必ず姓で、「ミスター~、ミス~」と呼びますし、生徒もそのように先生を呼びます。
また、海外へ旅行するとき飛行機の中で書く、入国許可証や、パスポートの類も必ず、姓を先に書くようになってると思います。
さらに最近では、三省堂の中学校の教科書(NEW CROWN)でも自己紹介するときは、姓から名乗るような方式が教えられています。
>姓から名乗るような方式が教えられています。
それは知りませんでした。
最近になって変わってきたんですね。
ありがとうございました。
No.4
- 回答日時:
日本人の姓名を逆にして欧米流に名乗るようになったのは幕末か明治初期ではないかと思います。
開国して欧米人と付き合うようになったとき、長く鎖国をしていた日本の流儀を押し通すよりも彼らの習慣に従ったほうが理解が早いと実利的に考えたのか、劣等感で盲従したのかは分りません。
英語に日本人の姓名は逆にして表示することという決まりがある訳ではないので、名乗りをどうするかは日本人の問題です。100年以上続いた習慣を急に変えれば混乱を招くと考える人は多いでしょう。
当面は各人が対応しながら時間をかけて周知するのを
待つしかないと思います。実生活に不便がない人は即
改めればよいでしょう。海外に銀行口座を開いている
人などは変えたくても簡単には変えられないし、パスポートを欧米流の書き方にしている人も更新時期まで
待たざるをえないでしょう。日本政府は両方を認めて
います。
日本人と同じような悩みを持っているのがハンガリー人だといわれます。ハンガリーも姓名式だからです。
母国のない人工国際語のエスペラントでは、日本人は最初から姓名の順序を守っています。一般には姓は
大文字で書きます。KOIZUMI Taro
欧米人でも名簿類(電話帳、出欠表、団体のメンバーリストなど)では姓名の順で書きます。
欧米人でメールなどで名簿方式を使う人もいます。(KOIZUMI, Taro)彼らは世界には姓名で名乗る国があることを知っているのでしょう。
なるほど。
実際のところはよく分からないという意見ですか。
でも、欧米人の名簿が姓名の順番で書いてあるっていうのは驚きでした。
やっぱり名姓の順番で書いてあるものだと、
勝手に思い込んでいました。
目から鱗です。
ありがとうございました。
No.5
- 回答日時:
アメリカに38年住んでいる者です。
私なりに書かせてくださいね。アメリカにいるからといって「英語を弁護する」わけではありません。
>郷に入らば郷に従えみたいな、考え方で、英語を母国語とする人たちが、名、姓の順番が彼らの名前で、それにあわせるからでしょうか?
このことわざは「場所」を示した表現ですが、私は、英語を使うという「郷」であれば英語の一般常識を使うべきだと信じています。
つまり、日本人が外国に弱いということではなく、英語だから英語のルールに従っているに過ぎない、と言うことなのです。
これを、中国が(私にわせれば、勝手なことを)やっているて自国の名前の表現の仕方を強引に英語を使う人たちにもさせていると言うことに「釣られて」じゃ日本もするべきだと言う人のほうが「一貫性に乏しく」「定着したものをただ単なる感情的に自国語のやり方を押し付けようとする」ことで、今まで問題なく英語では苗字は後に来ると言う簡単なルールを理解してきたものを壊し、結局「ある人は日本式、ある人は英語式に」書く様になっては、せっかくの日本人が持つ苗字がどっちなのか分からなく混乱させるだけのものになってしまうことに気がついていない、と言うことなのです。
中国語でしゃべる時は中国語のルールで、そしてもちろん日本語でしゃべる時は日本語に誇りを持って日本語のルールに基づいて外国人にはしゃべってもらうと要求しても全くおかしくないということなのです。
事実中国と英語で通信する時に名前の何処が苗字か分からないため(一部は中国語・日本語・韓国語式、一部は英語式を使うため)Mr.の後が分からなくなってしまうのが現状です。
と言うことで、場所ではなく言語に従うと言う根本的な苗字・名前の順序のルールの下でこの件を考えれば全く問題なく日本人の名前を英語式に書くことがいかにも逆になっているみたいですが、英語である以上主語・動詞・目的語の銃所だって違うことの「素直に」受け入れているわけですから、定着している名前の順序のルールを変えるべきだと考えるのは何か時間の無駄なような気がします。
ですから、日本に来た外国人が日本語を使いたいなら日本語式に苗字が先に来ることを知るべきですし英語でなら英語の順序で言うべきと私は思うわけです。
これでいかがでしょうか。 分かりにくい点がありましたら、補足質問してください。
ぜんぜん分かりにくい点はありません。
規則に従っているっていう単純なことなんですね。
いや、すごく考えさせられます。
名は体をあらわすという言葉があるように、
日本人は姓名の順番で書くのがその人の名前であって、
それが変わってしまうと、その人の存在そのものを
否定してしまっているように僕は思っていたのです。
でも、規則にしたがって表現するという言葉で、
そうでもないのかと、思ってきました。
勉強になりました。
ありがとうございました。
No.6
- 回答日時:
こんにちは。
仕事柄、十数カ国の方とおつきあいする機会(好んでないのにその羽目に)がありました。その中で、私も、名前の順番について、いささか考えさせられるところがありました。いたるるところで議論も繰り返されており、歴史上の経過もいささかあいまいのようですが、次のようなお話はいかがでしょう。
ポイントは、「氏名の逆転はまさに“郷に従う気配り”の良いところ。でも個性の象徴である“名前”ゆえに悩みはつきない。私は日本風で通しました。・・・」
まず、最近でこそ日本人の名字の例や氏・名の順で使うとの国際的認知度も上がっていますが、世界的には、英語や欧州系言語以外でも、圧倒的に名・氏(あるいは族)の順が多いのです。
そのような前提で考えると、外国の方と、特に初対面からおつきあいを始めるような場合は、相手がこちらを呼び止めてくれるための迷いは少ない方がよいのは当然で、多数派に任せるべきでしょう。
相手が「ジョン・スミス」さんならまだしも、「ンゴロンゴロ・オコロゴヘ」さんだったりすると、「ミス・ンゴロンゴロ」と呼ぶべきか「ミス・オコロゴヘ」と呼ぶべきかちょっと悩んでいる間に仕事の話が次に進んでしまい、タイミングを失ってしまうこともありますね。
こんな迷いが先方にも起きることを想定して、国際的多数派でもあり、話そうとする英語の慣例でもある「名・氏」順に自己紹介するのは意味のある習慣だとは思います。
しかし一方で、単語や言い回しならともかく、個人を示す象徴である名前を組み替えてしまう抵抗感は、多かれ少なかれ多くの方が持つでしょう。
質問者さんの「氏名この順序でこそワンセット」とのお考えがまさに然りですね。特に、「自分の個性を殺してでも気配りを・・」と教育されて育つ日本と、「自分の個性を堂々と主張する勇気を持て・・・」と育てられる欧・米(特に米)の差もまた大きいでしょう。何より、日本では、いくら親近感があっても、職場で「ひろしくん」と呼ぶような習慣は少なく、いつまでたっても「タナカくん」ですよね。
というところで、最近は、個性・個の尊重が重要視されつつあり、「タナカ」「スズキ」を中心にして日本の姓も認知され、アジアには氏・名の順も多いことが認識されてきているので、最近、学校教育英語でも氏・名を推奨し、実際にそのような自己紹介をする方が増えているのもまあ良い傾向だと思います。
ちなみに、中国の方は氏名の音が短く全体がワンセットになりやすいこともあいまって確かに氏名を入れ替えない傾向は強いのですが、現実には結構迷ってもおられます。
名刺を「Zhu Chang-Tao」と印刷している人もいれば、 「Chang-tao , ZHU」と印刷している方もいます。それどころか、呼びやすいことを優先するあまり、結構、「Call me “Charley”」と言う中国人までいて・・・
(おいおい、自分の名前をそんなにいい加減に扱っていいのか?・・日本人だと、いかに相手が呼びやすく、親近感を持ってもらいたくても、仕事の初対面で「Call me “John”」と言える「よしひろさん」は少ないでしょう。)
結局、私も悩んだあげく、自分の名前は名刺も含めて日本風の順に(姓は大文字)しています。
署名も、なかなかなじみのできなかったアルファベットをやめ、漢字にしました。
(漢字の存在も浸透してきているせいか(どうせアルファベットでも読めないことさえあり、図形として割り切っているようで)、疑問を呈されたことはほとんどありません。)
そうこうしているうちに、少し前から学校でも姓名順を推奨していると聞いて安心しています。
まあ、今でも混在していますし、姓名順だと相変わらず先方から「How do you think about this ,Mr. ---」「ヒロセ」「Oh Sorry,Mr.HIROSE?」と関係ない話題の中でやんわり姓を確認される欠点もあるようですので、ご参考になれば。
なお、本文で出てくる名前はすべて仮名です。ちなみに、「オコロゴヘ」はアフリカ某国では女性の名前です。
長くなってしまいましたがいかがでしょうか。
お役に立てれば幸いです。
No.7ベストアンサー
- 回答日時:
一般的な回答は他の方に譲って、ちょっと違う視点で考えると、日本人は、姓名にあまりこだわりを持っていないのではないかと思います。
結婚して姓が変わるのはいやだという夫婦別姓の方もいまでこそけっこう増えていますが、やはり少数派でしょう。感覚的には、「それほど気にしない」人が多いのではないかと思います。
だから、明治の人たちが、名姓の順で自己紹介したのも、欧米コンプレックスというよりも、「それほど大事なことではないので、便宜上相手にあわせておくか」程度の感覚だったのだと思います。明治のえらい人たちは、何度も名前を変えていますしね。
それが、近年、姓名にアイデンティティを求める考え方を知って、「じゃあ、自分たちもこだわろう」と思うようになってきたのではないでしょうか。
「自分たちの文化を簡単に変えるのはコンプレックス」というよりも、文化的にどうでもいいことだから適当にやってきたという気がします。
姓名にそれほどアイデンティティを求めていないのは、伝統文化の影響のほかに、侵略の経験がない鷹揚さなのかもしれません。英語民族に支配されて、「おまえたちこれからみんな英語名を名乗れ」と言われれば、さすがに反発するでしょうからね。そういう記憶が強く残っている民族は、姓名に強いアイデンティティを持つでしょう。
言われてみれば、日本人はそれほど姓名にこだわっていませんね。
今までの経験からみて、すんなり合点がいきました。
ありがとうございます。
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