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学校の授業でも聞いたのですが今ひとつわからない部分があったので
下の文章の現代語訳を教えてください。(題名は徒然草の「ある者、小野道風のかける」の一部分です)
「御相伝、浮けることには侍らじなれども、四条大納言撰ばれたるものを、道風書かんこと、時代やたがひ侍らん。おぼつかなくこそ」と言ひければ、「さ候へばこそ、世にありがたきものには侍りけれ。」とていよいよ秘蔵しけり。

A 回答 (1件)

「御相伝、浮けることには侍らじなれども、四条大納言撰ばれたるものを、道風書かんこと、時代やたがひ侍らん。

おぼつかなくこそ」

御相伝・・・代々伝わる物
浮く・・・根拠が無い・確かでない(ぐらぐらしている様子から)
侍ら・・・丁寧語
じ・・・否定推量
なれ・・・断定
ども・・・逆説の接続助詞
四条大納言・・・藤原公任(966-1041)(小野道風は894-966)
選ばれ・・・「れ」は尊敬の助動詞「る」の連体形
書かん・・・「ん」は推量の助動詞「む」の連体形
時代やたがひはべらん・・・「や~ん」は係り結び、「たがひ」は違う、「侍ら」は丁寧語、「ん」は推量の助動詞「む」の連体形。
おぼつかなし・・・疑わしい・はっきりしない(多義語なので確認しておいてください)

☆ここまでの訳【(あなたが)代々受け継いできたものなのですから、(小野道風が書いたということが)当てにならないという事はございませんでしょうが、四条大納言がご編集なさったものを、道風が書いたというようなことは、時代が違うのではないでしょうか。疑わしい事です。】()は省略を補った形です。ここは文脈判断で補ってください。


「と言ひければ、「さ候へばこそ、世にありがたきものには侍りけれ。」とていよいよ秘蔵しけり。」

ければ・・・「けれ」は過去の助動詞「けり」の已然形、「ば」は順接の助詞
さ候えば・・・「さ」はそう、「候え」は丁寧語
「こそ~けれ」・・・係り結び
世にありがたきもの・・・「世」は世の中ではなくて「実に」、「ありがたき」は珍しい
には侍りけれ・・・「侍り」は丁寧語、「けれ」は「けり」の已然形
とて・・・と言って
いよいよ・・・ますます
秘蔵しけり・・・大切にした

☆ここまでの訳【そうですからこそ、実に珍しいものなのでございます」と、(その和漢朗詠集を持っている男は)言って、ますます(その和漢朗詠集を)大切にしたそうだ。
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この回答へのお礼

お礼が遅れてすいませんでした。(テスト期間中だったためです・・・)
今日テストが返却されたのですが、問題のほとんどが現代語訳だったため、おかげ様で86点を取ることができました!!
本当にありがとうございました!^^

お礼日時:2006/10/30 22:14

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