No.6ベストアンサー
- 回答日時:
こういうことを言うと袋だたきにされるかもしれませんが...
「定常状態であった」気温が,産業革命以降の二酸化炭素の濃度増加によって気温が上がっているというのが,そもそも仮説以外のなにものでもなく,しかもその信憑性にはかなり疑問があると思うのですよ.
たとえば,氷河期とかの例を持ち出すまでもなく,地表温度は歴史的にはかなり上がったり下がったりを繰り返しているわけです.「定常状態」になんかなかったわけです.
気候の急変だって,たとえば縄文期の東北地方は今よりずっと温暖で,それは縄文遺跡に残された遺物からも確認されていますが,気候変動によって植生等が変わって,東北の多くの遺跡のあったところからは縄文人は姿を消すわけです(移動した).これはかなりの短期間でおこった気候変動でしょう.せいぜい100年とか.つまりこのくらいの変動はいつでもおこりうるし,過去おこってきたのです.
今,気温が上昇傾向にあるのは事実かもしれませんが,それが二酸化炭素のせいなのか,どうなのか.もし二酸化炭素のせいであるとして,それを減らすのが適切だとしても,5%とか10%「排出量を」減らしても意味がないでしょう.問題は大気中の総量なのですから,これが自然に減るまでというのなら,排出量を半減とか十分の一にするとかしない限り,焼け石に水にもならないと思いますが.つまり5%とかの取り引きをしているようでは,その労力の方がばかばかしい.その分,食料増産とか,飢餓や内線に苦しむ人たちをなんとかする方向にリソースを割くべきだとさえ思ってしまうわけです.
今,二酸化炭素削減が叫ばれる最大の理由は,それが「わかりやすい」からでしょう.科学的な根拠に基づいた話ではなくても,いかにも「わかりやすい」.しかも化石燃料とかの使用抑制の方向は,資源のない国にとっては大変助かりますし,地球環境にいいことを推進しているということでみんながいいことをした気分にも浸れます.でも,気分だけだと思うんですけどね.
別に私はいくら化石燃料を使ってもいいといっているわけではありません.そこのところは誤解なきよう.
あと,別に環境問題に限りませんが,相関性と因果関係はベツモノだということがわかってないんじゃないかと思うときがままあります.
ご回答ありがとうございます。
確かに僕も、今やっている程度で二酸化炭素排出量は減るのかな~とか、意味あるのかな~とか思うことはありますね・・・。
No.5
- 回答日時:
まず温室効果の現状を考えると H2O の寄与が圧倒的に大きく CO2 → CH4 の順に減るとされているんじゃないかな.
で, H2O については「量を制御しにくい」「逆に寒冷化する効果もある」「量が変動しすぎ」ということでこの手の文脈では取り上げられないことが多い. CO2 については, 減らせば温室効果が減る可能性は高い. CH4 は, CO2 よりも単位量あたりの温室効果は強いんだけど現時点では大気中の存在量が少ないので減らしにくい.
ということで, さしあたり「CO2 を減らそう」ということになってるんじゃないかな. ちなみに「これ以上 CO2 が増えても温室効果にはあまり寄与しない」⇒「今後 CH4 の影響が強くなる」という説はありますね.
ご回答ありがとうございます。
二酸化炭素のほうが減らしやすいのですね。でもメタンの方が今後叫ばれるようになってくる可能性もあるのですか・・・。
No.4
- 回答日時:
他の回答に在るように、メタンは二酸化炭素の約20倍の温室効果が在るといわれています。
ガス田ではメタンの生放出をせずに燃やして二酸化炭素にしており、ガス田の画像を見ると塔の上から火が出ているのはそういった理由です。ただ現在の排出量としては二酸化炭素が圧倒的に多く、大気中の残留分増加も多い事で、現在二酸化炭素の削減が叫ばれています。
水蒸気については、温暖化効果と寒冷効果の両方があり、その双方のバランスが解明されていません。
二酸化炭素の生成と消滅は極めて単純な燃焼・光合成によって行われ、コントロールするならまずここからと言う事ですね。
No.3
- 回答日時:
「温暖化」について3つの物質が出ています。
水の効果が一番大きいと書かれています。温暖化についての議論には混乱したところがあるように思います。私にもまだよくわからないところがあります。でもあえて書かせて頂きます。おかしいところがあるかもしれません。指摘して頂くとありがたいです。
No2の方の書いておられる水についての67%という数字がどういう意味を持つのかがよくわかりません。基準は何でしょう。大気の全くない地球を想定してそこに大気の成分を順に入れていく。今の温度になるときの各成分気体の寄与を考えているのでしょうか。それとも一定期間(例えば10年間)での平均気温の上昇について各成分気体の寄与を計算したものでしょうか。温度上昇への寄与を計算するのであれば各成分気体の存在比の増加がわかっていないといけませんね。メタンの増加、水蒸気の増加はどれくらい何でしょう。CO2の増加は1年に1ppmだと言われています。
多分前者だと思います。
この場合、各成分気体の赤外線吸収能力と存在比と両方が効いてきます。水の場合は量が多いです。三態の間での変化で熱の運搬にも関わってきます。生物が住むことに出来るような現在の温暖な環境を作るのに一番大きな寄与をしてきたのは確かに水でしょう。だから寄与が一番大きいというのは尤もなことです。
でも今問題になっているのは温室効果そのものではないと思います。温度に関して定常状態だったところからのズレが問題になっているはずです。だから温暖化現象なんです。水蒸気は濃度が大きいですが水になって落ちてきますから何処までも濃度が上がるということはありません。地域的な、季節的な濃度の変動も大きいですが定常状態が実現していたと考えていいでしょう。大気中の水蒸気量が定常状態であるのなら温度に対する影響も定常状態になっています。でも平均気温が上がれば平均蒸気濃度が高くなり、結果として温暖化に寄与してきます。
メタンによる温暖化は能力の方で言っているように思います。CO2とCH4では構造が複雑である分、メタンの方が赤外線吸収の可能性が高いでしょう。大気中の濃度で言うとCO2が0.03%、CH4が0.0002%です。
大気中のCO2は植物の光合成等により固定されてきました。CH4は植物の分解により生じると考えられますが今までどの様にして固定されてきたのでしょうか。これは私にはわかりません。メタンの発生源はアマゾンのような熱帯雨林であると言われています。空中に放出されたメタンが分解するか反応するかでないと今の濃度よりも高くなっているはずだと思うのですが。植物の歴史は動物の歴史よりも長いです。メタンはずうっと発生してきたはずです。循環の仕組みがあるはずです。
もしメタンの濃度が何らかの反応で定常状態になっていたのであれば能力が高いと言うことは問題でなくなります。人為的にメタンを大量に発生させるということはないからです。
問題なのは定常状態からのズレを引き起こす原因になる物質です。それが二酸化炭素だということです。二酸化炭素の濃度も定常状態だったと思うのですがそれを人間の活動によって破ってしまったのです。温度が上がると大気中の水蒸気量が増えます。植物の腐敗による二酸化炭素やメタンの発生も増えるでしょう。気温が上がって水温が上がれば水に溶け込んでいるCO2が空中に放出されるということも起こります。加速度的に温度が上がります。
CO2の発生と同じように人間の活動によってCH4を大量に発生させるということが起こるのであればCO2,CH4のどちらも影響を考えなくてはいけないでしょう。
No2の方が書いておられるようにメタンが「人の手でコントロールするのが難しいもの」であればそれ自体定常状態が実現していたと考えることができる事になります。
温暖化は定常状態からのズレが問題なんです。
0.03%にしろ、0.0002%にしろ大気中にある量存在すると言うことは自然の中にそれらを発生させる仕組みがあるということです。この濃度で安定してきたと言うことは定常状態を作る仕組みがあるということです。
補足 水は地表の熱を上空に運んでいって宇宙に捨てるという働きを持っています。これは二酸化炭素やメタンにはないものです。運ぶのは状態変化に伴う熱(気化熱)ですから大きいです。温暖化とは逆の働きになります。
地表の水は気体になるときに気化熱をもらいます。上空に行って周囲の温度が下がると液体、または固体の水に変わります。この時気化熱(昇華熱)を放出します。成層圏の高さは1万メートルほどですから熱の過去ばれる距離はこの程度です。ここからは輻射で熱が放出されます。
No.2
- 回答日時:
最も温暖化の効果が高いのは水蒸気です。
温室効果の67%は、水蒸気によってもたらされるのですよ。何故に二酸化炭素やメタンが主原因と思われているのかは、水蒸気は人の手によってコントロールすることが極めて難しいからでしょう。
又、メタンより二酸化炭素が語られる理由としては、近代化に於いて化石燃料を使用することにより、最も増え方が激しかったからではないでしょうか。
参考URL:http://www.nagaitosiya.com/a/global_warming.html
No.1
- 回答日時:
地球温暖化係数というものが、二酸化炭素よりもメタンのほうが高いからではないでしょうか?
二酸化炭素を減らそうというのは、メタンなどよりも二酸化炭素のほうが減らすことが幾分か簡単だからではないでしょうか?
専門家ではないので、よくわかりませんが、参考までに。
参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B8%A9%E5%AE%A4% …
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