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こんばんは。

最近、オシロスコープを扱っているのですが、
トリガをとる端子があって、どういうときに使うのだろうと
不思議に思い質問させていただきました。

ネットで検索して、信号のきっかけ(銃の引き金のようなもの)
ということはわかったのですが、具体的にどおいうふうに
オシロの波形に関係しているのかがわかりません。

トリガをかけなくても波形って観測できますよね?トリガありと
なしの場合の波形って何か違うのですが?教えてください。

よろしくお願いいたします。

A 回答 (4件)

オシロスコープでは通常、繰り返し波形を見ますよね!その波形が左右に動き回っては見にくいので、その波形にトリガーを掛け、波形を静止させて見るためにトリガー入力端子があります。


オシロスコープには内部トリガーと外部トリガーがあるので、内部トリガーを掛ければ、外部トリガー端子は要らない事になりますね、しかし外部から安定したトリガー信号が得られる時にはそれを使用する事により、安定した静止波形が見られます。
トリガーレベルの調整があると思うので、そのつまみを回してみて、トリガーが掛かる時と、掛からない時を比較すればよく分かります。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/04 15:42

例えば、何かの信号と同期している波形を測定したいものがあった場合にはそれを使う事ができます。



通常オシロで測定するものは一定周期の波形が多いと思います。
しかし、測りたい物がそのような波形ばかりとは限りません。

例えば、フォトダイオードをオシロで見てたとします。
普通に見ているとオシロには何らかの一定周期の波形や、ノイズの信号が表示されます。もしそれが表示されない場合は波形は何を測定しているのか分からないぐらい動き回ります。
しかし、フォトダイオードの波形を見たいのは、実はフォトダイオードの前を車が通った瞬間の波形を見たかったとします。
その場合、車の検知センサをトリガします。
そうする事によって、もしかしたら車が来ているにもかかわらず何の変化もしなかったフォトダイオードの波形を見ることが出来ます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/04 15:42

トリガ信号の意味ですが、既に良回答が寄せられていますが、まとめると以下のようになると思います。



1)周期波形の安定した観測のため
> トリガをかけなくても波形って観測できますよね?トリガありと
> なしの場合の波形って何か違うのですが?教えてください。
 まず質問者さんの観測している波形が、数十Hz以上の周期波形だと仮定します。
 この場合オシロスコープで波形を観測するためには、トリガをかけることが必要です。トリガをかけることによって周期波形を毎回CRT上の同じ位置から重ねてトレースでき、スイープ毎に波形が重なって表示されるからです。トリガをかけないと、ANo.1の方の言われるとおり、スイープ毎に波形表示位置が左右にずれてしまうので観測が出来なくなります。
 
> トリガをとる端子があって、どういうときに使うのだろうと
 それは外部トリガ入力端子ですね。
 トリガ信号に用いるのは、入力信号がノイズ成分の少ないきれいな波形であれば、内部トリガ(信号それ自体をトリガに用いる)でOKですし、基準信号波形に対する出力波形を観測したいようなときには基準信号を外部トリガに入れてやることで安定した観測が出来るようになります。
 例えばある周波数で加振装置を駆動して機械構造物を振動させたときに構造物上の何点かで加速度波形をオシロスコープで観測する場合は、基準の発振信号を外部トリガとして加えてやるわけです。

2)特定の条件を満たしたときに観測を開始するため
 ANo.2の方の言われるとおりで、付け加えることはありません。

 以下は余談です。
 今はAD変換でごっそり計測データをPCのメモリに取り込んでしまって、後から必要なデータだけ切り出して解析出来ますしオシロスコープの出番も少なくなりましたが、以前のアナログ計測の頃はオシロは必需品でした。
 スコープの画面にカメラをセットしてシャッタを開放して準備して、ただ一発限りのトレースを撮影する(しかも希望の波形が記録できたかどうかはフィルムを現像してみるまで判らない)ような計測をしていた大昔は、トリガ条件の設定が計測成否の運命を分けましたっけ……。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/04 15:42

これまでの回答の中で述べられていないことを追加します。



私はNMR(核磁気共鳴)の測定を行っていますのでその見地で
お話します。NMRでは原子核に電磁波を印加し,吸収された
エネルギーが一定時間後に再び電磁波となって放出されます。
この一定時間というものは物質や温度などによって変化する
ので,この時間を測定することが重要となります。無機物では
数μsecだったり,有機物では数十秒ということもあります。
そこで,どこかの時間を基準にして放出された電磁波が
出現するまでの時間を測定する必要があるわけです。
たとえば数μsecが予想される物質であれば,最初に印加した
電磁波をトリガとして出てくる電磁波をオシロスコープで
観察します。すると最初に印加した電磁波から何秒後に
エネルギーが放出されたかが分かるわけです。このような
場合には内部トリガーを用いては測定の意味がありません。
信号の強度や形は分かりますが,時間の情報はなくなります
ので・・・

このような過渡現象を扱う場合には,トリガは必須であると
言えるでしょう。例えば,コンデンサの電荷放出の様子を
時間軸で観察する場合などにも必要であると思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/04 15:41

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