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アナログレコードは一本の針しか使っていないのにステレオ再生できるのはなぜなのでしょうか。

A 回答 (5件)

レコードの溝がV字形をしているのはその通りですが、溝の横方向の変位が(L+R)信号、深さ方向の変位が(L-R)信号になっています。



針の横変位信号をそのまま再生すれば、(L+R)信号のモノーラル音源になります。

(L+R)+(L-R)=2L
(L+R)-(L-R)=2R
ですから、横変位と縦変位から2チャンネルの信号が再生できてステレオ信号になります。実際には厳密なLとRが再現できなくてもステレオ感は得られます。

何より重要なことは、このような録音形式にすることにより、ステレオレコードが出始めたとき、モノーラル再生装置しか持っていなかったお客さんはそのままモノーラルレコードとして聴けたこと、つまり互換性(コンパティビリティ)があったことですね。もちろん、ステレオ再生装置を買ったお客さんがモノーラルレコードを聴くときは、L-R=0ですから問題なくモノーラル音源になっています。
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既に記載されている通りです。

レコードは右左の音を、カッテイングマシンでV型の左右の壁に刻んで1本の針で読取ります。ですから厳密にはマスターテープ対比ではチャンネルセパレーションが悪くなります。振動を機械的な分離で取り出しています。レコードカートリッジには右左と別の発電装置が設定されておりここで電気信号に変換されます。これに対してCDも1本のレーザービームで読み出していますが、CDへの信号はデジタル化されてある単位で右左右左と交互の録音されており、クロックで合わせて右左を揃えて出力します。よって、チャンネルセパレーションはレコードより優れています。アナログの時代はこの様にメカニカルな部分をどう工夫して音を出すのかという楽しみ?がありました。

参考URL:http://www.audio-technica.co.jp/products/cartrid …
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レコードの溝はV字にカットされていて、各面に左右の音が入ってるのです。


ピックアップ(針)は溝の下まで届かずV字の面で止まって左右に記録された信号を読み取るようになってるのです。

あの細い溝にそんな繊細な信号を記録する技術が数十年も前にあったのです。
すごいですね。
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レコード溝断面の両側が違う形状になってるからです。


もちろん、針先に二つのマグネットが左右対称に同期していて、ステレオ分の発電ができるようになってます。
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