プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

こんばんは。

ウェブサイトなどで時々"すべからず"の意味が「するべきではない、することは出来ない」では取れないことがあります。

たとえば、
「このmutexを採用したモデルはどういったことかといえば、簡単に要約すると次のようなものだ。要するに、丁寧にひとつづつ書き替えて、すべての処理はすべからず並列に動作できるようにしよう、というものだ。」
のようにです。

広辞苑や古語辞書などを見てもこういった"すべからず"の使い方は乗っていませんでした。
"すべからく"のことかなとも思ったのですが、それでも意味が取れません。
"すべからず"には「するべきではない、することは出来ない」いがいの意味があるのでしょうか。
また、それはどういう風に使うのでしょうか。
教えてください。

A 回答 (4件)

そのような使い方には出会ったことがないので,検索してみたら,確かに,たまにありますね。



1.「私は素焼きはすべからず苔むしてほしい、と日頃から願っているので」
2.「食(しょく)する者、すべからず触(しょく)するべし」
3.「デートに家族旅行とお金の掛かる事ばかりですが、男としてはすべからず、そつなく手配したいものです。 」
4.「お金を頂いての仕事・・・・すべからず「プロ!」です。」
5.「人間は「すべからず We are all alone」」

これにご質問の「すべての処理はすべからず並列に動作できるようにしよう」(6.とします)を加えて眺めてみると,やはり,書いた本人は「すべからく」のつもりで使っているように思われます。

>"すべからく"のことかなとも思ったのですが、それでも意味が取れません。

最近は「すべからく」を「全て」の意味と勘違いして使っている例をよく見ます。
上の1から6のうち,2だけは「すべからく」と直せば意味が通るようです(3も微妙ですがぎりぎりで通るかも),それ以外は「全て」の意味で使っているようですね。
つまり二重に間違っているわけです。

4番は,「全て」の意味ですらなく,単なる強調のようにも思われます。「そもそも」とか「いやしくも」あたりに近いでしょうか。

>"すべからず"には「するべきではない、することは出来ない」いがいの意味があるのでしょうか。

ないと思います。
少なくとも,上記の使用例はいずれも誤りと言っていいでしょう。
「す」+「べし」(当為,義務)+「ず」(否定)というきちんとした用法にまったく外れていますので。

なお,「すべからく」って「全て」の意味じゃなかったの?という読者のために,『明鏡国語辞典』の「すべからく」の項から引用しておきます。

すべから‐く【▼須く】〘副〙
当然なすべきこととして。ぜひとも。「学生は─勉学に励むべきだ」
◇漢文訓読から出た語。多く下に「べし」や「べきだ」を伴う。
「落ち武者たちは─討ち死にした」など、「すべて」の意に解するのは誤り。
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この回答へのお礼

丁寧な回答ありがとうございました。
危うく知ったかぶって使ってしまうところでした。
"すべからく"もなんとなく「すべて」の意味で取っていたので
恥をかく前に本当の意味が分かってよかったです。

お礼日時:2007/02/05 00:37

細かいことですが,前の回答の最後の部分で,品詞を示す二重カッコのところが,環境によっては文字化けしますので,一重カッコに直して書いておきます。



すべから‐く【▼須く】〔副〕
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この回答へのお礼

わざわざありがとうございます。

お礼日時:2007/02/05 00:37

もしや...



「すべからく」の誤植か読み間違いではありませんかねぇ?
本来はこの後に「...べし」と付くのが正しいらしいですが、
「xxするべき」と言う意味で、こっちがあってるように思います。

http://www.tackns.net/word/word_subekaraku.html
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
本文をよんでなるほどと思ったのですが、
その下にあるコメントを読んでまた・・・。
日本語は難しいです。

お礼日時:2007/02/05 00:29

「すべからく」のタイプミスです。

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この回答へのお礼

ありがとうございました。
本来はすべからくとあるべきところなのですね。

お礼日時:2007/02/05 00:26

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