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『親友』だと『親しい友』と上の漢字が下の漢字を修飾しているとか、
『読書』は『書を読む』だから下から上に読むとか、構成を問われる
ことってあると思いますが、『所得』はどういう作りになっている
のか判りません。どなたかご存知の方いらっしゃいますか?

A 回答 (3件)

これは「得るところ」と下から読みます。

この「所」は場所ではなくて、下にある用言を体言(名詞)化する働きがあります。

所得→得るところ→得るもの
所有→有するもの→持ち物
所轄→とりしまるもの→管理・管轄するところ
所行→行うこと

など。また、意味的に受身になることもあります。

所得:「得られた」ものであり、「得た」側ではない。
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この回答へのお礼

なるほど。「所」は形式的な名詞の役割なんですね。
受身だったことも知りませんでした。有難うございました。

お礼日時:2007/02/20 13:19

#1です。



「所」は、助字です。受け身を表しますが、「所得」の場合は、単に「もの」「こと」「場合」などの意味を表す、と考えればいいでしょう。似た意味・用法を表す漢字に「被」があります。「被害」は「害を被る」という「述語+補語」と考えるのではなく、「害せらる」というように、受け身の助字が付いた形と考えます(結果的にどちらにとっても意味はさほど変わりませんが)。「被」は動詞を表す普通の字ではなく、いわゆる助字だからこういうことになるのです。
助字と言うことは、構成の種類としては「非常」「偶然」などと同じと言うことになります。形の上からそれでいいのですが、意味的に否定の助字(接頭語)がついたものや、接尾語がついたものと一緒にするのは不自然、かつあまり意味のあることではないので、高校入試などではまず問題になりません。漢検では、級によって扱いが違うかもしれません(漢検については無知なので何も言えません)。
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この回答へのお礼

助字なんて初めて聞きました。接頭語と接尾語をまとめて
助字という理解でよいでしょうか?回答有難うございます。

お礼日時:2007/02/21 00:42

得るところのもの、と読みます。


英語の関係代名詞のようなものです。
熟語の構成では、いわば例外に分類されます。

よく代表例として挙げられるのが
「所与」で、「与えられるところのもの」と読み、
意味は文字どおり、他より与えられたもののことです。
熟語の構成の一般的な型には区別されず、別なものものとして説明されます。
では、実際どのような構成なのか。
今、ちょっと飲んでいるので、明日、お答えします。
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この回答へのお礼

熟語の構成は例外ですか。道理で問題として見かけたこと
ない訳ですよね。下の漢字が上の漢字を修飾しているという
理解で良いでしょうか?回答有難うございます。

お礼日時:2007/02/20 13:22

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