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最近日経225ミニを始めた者です。現在購入できるのは6月限と9月限のようですが、そこで質問があります。

1 現在6月限よりも9月限の値が高いようですが、それは何故でしょうか?6月以降に金利が上がるという思惑でしょうか?それとも何か別の理由でしょうか?

2 1の質問とも絡むんですが、現時点で9月限の売りから入ることはできるでしょうか?
3 日経平均先物(ミニ)価格算出の際に使われている金利とは具体的には何でしょうか?
以上、宜しくお願い致します。

A 回答 (3件)

回答は下の方がおっしゃっているとおりです。


それプラス補足で・・・。

高い利益率をマークしたいなら、
この方法はかなりお勧めですよ。
ご覧になってみてはいかがですか。

http://tinyurl.com/touchi315
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まず、ご質問に答えてしまうと、日本円TIBORは3月19日現在、3月もので0.6734%、6ヶ月もので0.70727%です。

現在の日経平均株価の配当利回りは、前期実績で0.93%、予想ベースでは1.03%です(↓)から、短期金利(TIBOR)<配当利回りです。
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/index.cfm
ただ、先物の理論価格を計算する時は、配当利回りではなく、実際に受け取れる配当金の額が必要です。
↓のサイトは、裁定取引や先物の理論価格の基本中の基本を説明していますが、そこでも、「先物取引満期日までの配当収入」という書き方をしています。(より正確には、先物取引満期日までに確定する配当収入、というべき)ここを充分に理解してください。
http://www.nomura.co.jp/terms/japan/sa/saitei.html
日経平均が17千円で配当利回りが1%の時、仮にすべての配当金が3月末時点での株主に支払われるとしたら、3月末をまたぐ満期の先物(例えば6月現)の理論価格の計算に必要なのは、満期日までの日数×平均株価×配当利回りではなく、17千円×1%=170円です。同じ6月限でも、配当の権利確定日を過ぎた時点で理論価格を計算すると、先物取引満期日までに確定する配当収入はゼロですから、理論価格に対する配当利回りの影響はなくなります。

結局のところ、現物株式では三日目受け渡しで現金決済をするのに対し、先物ではSQの日の寄り付き+3日目で受け渡しする、と考えた方がわかりやすいかもしれません。6月限と現物を比較する場合、「3月末の配当を受け取る権利」の確定の前は、現物を買えば配当を受け取る権利があるのに対し、先物は、6月のSQ+3日目に現物が手に入るのですから、「3月末で確定する配当を受け取る権利」はありません。だから、配当金の分、先物の方が現物よりも安くなって当然です。しかし株主名簿を確定した後は、現物も先物も、SQの日までに配当を受け取れないのは同じですから、配当金の影響は無くなります。一方、金利の影響は、現物を買えば3日目から資金が拘束されるのに対し、先物はSQ+3日目まで買い付け代金を払う必要がないので、金利分だけ先物は高くなって当然です。これは、3月末を超えようが超えまいが同じ事です。また、6月限と9月限を比べた場合は、どちらも3月末の株主が受け取る配当金は、もらえませんから、6月と9月の差は、金利×日数だけで説明できます。(3月末時点以外の株主に支払われる配当を無視した場合)

配当金は、利回りではなく受取予想額で理論値を計算するので、影響額としては、配当落ちまでは常に一定ですが、金利の場合、日数が減るにつれ影響額は減っていきます。このように考えると、何故現在、6月限が現物よりも安いのか、その理由がわかると思います。「決算が近いから」というのは、言い換えると、『金利の影響(先物-現物を大きくする効果)は日々減っていくのに、配当の影響(先物-現物を小さくする効果)は変わらないので、1年という単位で見たら(現在の市場では)金利と配当利回りは同レベルだが、先物の満期までだけを考えると、利回りとしては配当利回りの方がずっと高くなり、結果として先物理論値は、現物以下になる』と言い換える事も可能です。
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この回答へのお礼

丁寧な回答をいただき、重ね重ねありがとうございます。
解説いただいたとおり、配当利回りではなく、配当受け取り額で計算すると確かに合点がいきました。

私が想定していた計算式というのは、大証のホームページにあったもので、

先物理論価格=日経平均株価{1+(短期金利‐配当利回り)×満期までの残日数/365}

というものだったので、配当利回りのところに0.0105(現在の予想配当利回り)を入れて計算し、首をひねっておりました。

但し書きのところをよく見たら、配当利回りは「限月ごとの」配当利回りであるとありましたので、ここには時期によって別の数字(配当落ち後はゼロ)が入るということのようですね??
いずれにしても満期までの予想配当受け取り額という概念で考えた方が、すっきりしていて分かりやすいです。
本当にありがとうございました!

お礼日時:2007/03/20 07:57

1.「先物の理論価格が、金利分だけ高くなり、配当分だけ低くなる」という事は既にご存知のようなので、そこは端折ります。


日本の会社は「3月末本決算」という会社が大部分です。従って、大部分の配当は、3月末時点の株主に支払われます。(中間配当がある場合は9月末時点も)その結果、3月の配当落を過ぎると、先物の理論価格に配当が与える影響はごく僅かになります。9月末時点での株主に支払われる中間配当の影響も、9月限は、配当が確定する前に先物の満期が来てしまうので、これもありません。
という訳で、3月の配当落ちを過ぎた6月限も、9月限も、配当の影響はごく僅かになります。

現在の短期金利は、期間が長くなればなる程高くなっていますから、将来の短期金利上昇の可能性を(程度は別として)織り込んでいるのは事実です。しかし、仮に織り込んでおらず、「金利が横這い」だとしても日数が多い分、9月限の方が高くなるはずです。

2.9月限に値段がついていれば、それは誰かが買い、誰かが売った、という事です。つまり、売れない理由はありません。「1の質問と絡む」というのがどういう意味か、よくわかりません。「9月限の方が高いから売るなら有利」という意味であれば、ほとんどそういう事はありません。短期売買であれば、流動性の高い(=取引量の多い)方を選択するのが普通です。

3.「日経平均先物(ミニ)価格算出」と仰られるのが、どこの誰が算出しているものなのかわかりませんが、一般的に理論価格を計算する時は、裁定取引をしている証券会社の調達コストを、ほぼ銀行並みと考えて、円Liborや円TIBORを使って計算すればだいたいOKです。(現在のレベルは参考URLを見てください。)

尚、言うまでもない事ながら、現実についている値段は、必ずしも理論価格通りになる保証は無いので(っていうか、理論価格通りにならないから、裁定取引が存在しうる訳ですが)、実際についている値段は、たまたまそうなっただけ、という事もありえます。(特に取引量が少ない先物の場合)

参考URL:http://www.zenginkyo.or.jp/tibor/index.html

この回答への補足

大変丁寧な回答ありがとうございます。
LIBORについては初めて知りました(^_^;)
さっそく参考にしたいのですが、あいにく今は携帯からのアクセスのため、PDFが開けず、残念です。
お話から察すれば、現時点では
TIBOR〉予想配当利回り
ということで宜しいでしょうか?できましたら直近の数値を教えていただければありがたいですm(_ _)m

配当についての理解がまだあやふやのようなので、もう一つだけよろしいでしょうか?

現時点では日経平均株価より先物の方が低くなっております。これは決算が近いからだとよく説明されますが、この現象は理論先物価格の計算式には織り込まれていないように思えるのですが??この時期は理論価格を外れて先物価格が下がるのだという理解で良いのでしょうか?

くどくなってすみません。宜しくお願い致します。

補足日時:2007/03/19 20:23
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