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近親者が先日老人ホームで亡くなりました。死因は慢性飢餓でした。
半年前に会ったときには、痩せてもいなかったし、ご飯も食べていましたから、その死因が納得いきません。

入居者の方の中に、今まで慢性飢餓(拒食症も含め)で亡くなられた方はいらっしゃいましたか?

慢性飢餓は自殺でしょうか?老人が自分の意思で食事を摂らなければ、自殺になるのでしょうか?現場で働いていらっしゃるみなさんはどう思われますか?

食事を摂らない方がいらっしゃったら、みなさんはどのように対応されていますか?

お疲れかと思いますが、ご解答いただければ幸いです。

A 回答 (6件)

看護師です。


普通の施設において、死に至るまで飢餓の状態にしておくのは基本的には異常と言えると思います。

普通は拒食の理由をあらゆる面から探り、解決するよう善処します。それが味付けだったり、同じ部屋の入居者との人間関係だったり、入れ歯の具合が悪いからだったり、スタッフの介助が下手だからだったり・・・など、拒食の理由は色々千差万別あるわけですが、スタッフならそれをなるべく解消できるように対処するはずです。
それでも解決しない場合はやはり点滴などの処置に頼ることになります。口からの摂取が無理になった時点で鼻から胃に向けて管を通し、液体の栄養剤を流したり、太い静脈に点滴をしたりの手順を踏むはずです。それでもダメなら胃ろうです。既出ですが、胃ろうは最終手段です。
いずれにしろ、これらは老人施設では出来ないので、施設の担当医師の指示の元、家族と相談した上で、そういうことが出来る病院へ転送となります。
要は、あまり考えたくはないのですが、その近親者様が「食事を摂らなくなった何らかの理由」に対してにも、また、「栄養を摂ってもらう」と言うことに対しても、施設のスタッフ(医師、看護師、介護士等)が積極的に改善、対応をしようとはしていなかったのではないかと思ってしまいます。これがポイントになると思います。

ただ、病院搬送にも(充分説明された上での)家族の承諾が必要だったりしますので、家族の方で、「(亡くなってもいいとの未必の故意ありでも)病院への搬送拒否」があれば、施設としても動きづらい場合もあります。
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この回答へのお礼

お答え、ありがとうございました。

mcbride923さんのお答えの内容は、まさに私が施設に対して
疑問に思っている部分です。

食べなくなった理由が何にせよ、その状態を放っておいたと
しか思えない死因でしたから、対応をなぜしてくれなかったのか、
なぜ連絡をくれなかったのか、それを確かめたいのです。

確かに私たち家族も、自分の生活を優先し、施設にあまり足を
運べなかったのは事実です。ただ、亡くなってもいいと考えている
者はおりませんでした。

施設の方に責任を追及しようとか、訴えようとは現時点では
まったく思っていません。親切にしてくださった方もたくさん
いましたから。少なくとも半年前に会ったときまでは、亡くなった
者も、施設での生活を快適に過ごしていました。

説明をしていただきたいというお願いを先日、施設にしました。
今は、連絡待ちです。

mcbride923さんが書いてくださった回答は、私がずっと心に思って
いたことでしたので、同じように考えてくださる専門の方も
いらっしゃることがわかり、心が救われました。ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/29 10:40

No.4です。


度々すみません。

「自殺、というような概念もお持ちでないのではないかと思います。」
と、書かれてらっしゃる方もいるようですが、病院や施設は自殺を幇助する場所ではありません。「食べたくないのに食べさせられて生かされてる」という気持ちも人として存在するのはわかります。尊厳死と言えば聞こえは良いかも知れませんが、キレイ事でしかないような気がします。何らかの手段をとれば、生きていくことも出来たかもしれないのに、「死んでもいいから食べたくない」からといって、「ああ、そうですか。」では医療(福祉)スタッフとしては、かなり怠慢と言えると思います。
確かに「食べられないこと」が「食べたくない」ことに繋がることはあることです。
そこの施設の一番の怠慢は、入居者(近親者様)の意向(死んでもいいから食いたくないなど生きることに絶望していたとか、その他「食べたくないor食べられない」理由)を把握していたのか?またそれの把握の有無に関わらず、食事をしなくなって問題が深刻化する前に家族への説明や相談があったかどうか?と言う2点と思われます。
いずれ、先述の通り、施設や病院は自殺を幇助する場所ではありません、餓死という診断がつくこと事態異常です。もし近親者様に「死んでも良い」という気持ちがあったにせよ、施設スタッフは家族に「本人が食事を摂らない。死んでも良いと言っている。」と、電話一本でも連絡があるのが普通です。そしてスタッフと本人と家族とで話し合い、今後の対応を決める・・のが普通だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

mcbride923さんのおっしゃるように、電話一本、入れていただきたかったと、思います。

何か心境の変化があったはずなんです。亡くなった者は、
決してマイナス思考の人間ではありませんでした。

それを知りたいのです。
でも、ふと、今、思いました。
施設の方に面会希望のお願いをしても、今日も返事はありません。
その対応から見ても、入居者の変化に気づける目を持つ職員は
いなかったのかもしれません。もしくは、あえて気づかないふりを
したのか。

いろんな方の意見を伺えると、自分の勉強になります。また
気づきもあります。ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/29 20:09

言語聴覚士です。


施設で働いていたこともあります。

食事を取れなくなった方の訓練を行うのが職域です。
「食べられない」「食べたくない」
大きな違いです。

食べたいけど食べられないという方は 訓練意欲もあり、
訓練にのって 食べられるように ご自分でも努力をされます。

しかし、病気の影響や 認知症等が進んだ状況の方で
何も食べたくなくなる、という方は よくいらっしゃいました。
食べたくない人に食べて頂くのは 大変なことです。
無理無理 口に入れた所で吐き出されますし、
無理に口に入れることがその人にとって 苦痛を科しているようで。
その方達にとって 食事は楽しいことではなくなってしまった状態なのです。自殺、というような概念もお持ちでないのではないかと思います。ただ、意欲がまったくないだけ。悲しいことですが、そのような状況に陥ってしまうことが終末期にはよくあります。

私の勤めていた施設では
その方の好きなものをお出ししてみたり、
その方の家族の方に食事時に来て頂いて 食事介助をお願いしてみたり
していました。

また、胃に穴をあける「胃ろう」の処置は 施設ではできません。
病院に入院することが必要です。それを行うことによって、
「生かされてしまう」ということもあります。
自分の意志に関係なく、おなかに栄養が入ってしまうんですから。
味など楽しむ行為では無くなります。

お知り合いの方の家族様やご本人が元気なときに
どのような最後を望んでいたかでも対応が違ってくると思います。
今回、お知り合いのことを通して、ご自分や ご家族の
もしものときの最後について いろいろお話しされてはいかがかと思います。
 余談ですが、私は 胃ろうは それが将来的に外れるという、
明確な見通しがない場合、その処置は拒否します。
自分の意志以外の所で生かされるのは苦痛ですから。
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この回答へのお礼

回答いただきありがとうございました。

おっしゃるように、自分の意思以外のところで生かされて
しまうのは、私も苦痛に感じると思います。

亡くなった近親者も、その意思は明確でした。
認知症という診断も出ておらず、半年前に話をしたときも
しっかりとしており、食事もちゃんと食べていました。

ですから、jerryekuboさんの言葉をお借りするなら、
自分の意思で食べないという選択をしたとしか思えないのです。

先日、他の方からいただいたアドバイスを参考に、
施設の方に説明をお願いしましたが、責任者不在ということで
連絡を待っている状態です。もう、3日経ちました。

私たちは施設の方に感謝しています。3年ほどの入居でしたが、
面会に行ったときの対応や、亡くなった者との接し方などを
見ていても、決して悪いものではありませんでした。ですから
安心もし、信頼もしていました。

ただ、本当のことを知りたいだけなのです。本人がいない今、
その当時の状況を詳しく知りたいだけなのです。

もう少し、責任者の方の連絡を待ってみます。

重ねて、お答えいただきありがとうございました。

お礼日時:2007/03/29 10:17

介護老人保健施設で管理栄養士をしています。



環境の変化から食思の低下した人。
認知症が進み、食べることに興味や集中力がなくなった人。
もともと偏食があり、食事を拒む人。
何らかの疾患があり、食欲の低下した人。

いろんな原因で、食事量が低下してくることがあります。
そんな場合は、とにかく介助して食べさせてみます。
無理なら、栄養補助食品を利用し、試行錯誤してそれでもダメなら、点滴施行です。
そして、ほとんどの人が結局は病院へ入院することになります。

胃に穴をあけチューブを通し、そこから食事を入れる「胃ろう」というものは、食事が摂れなくなったからと言って、すぐ行えるものではありません。胃に穴をあける胃ろう造設手術を行わなければなりませんし、それには家族の了承が必要です。家族が胃ろうを造ることを拒否する場合もあったりします。

施設における慢性飢餓が原因で亡くなられたというのは、聞いたことがありません。とにかくその施設で何らかの対策がとられていたのかどうかが重要ですね。
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この回答へのお礼

お返事が遅くなり失礼いたしました。

「胃ろう」というものがそのように、大変なこととは、想像も
できませんでした。点滴と同じようなものかと思ってました。

施設の方も、そのときそのときできることをしてくださったと
思いたいのですが、死亡診断書に「慢性飢餓(拒食症)」と
書かれていたので、びっくりした次第でした。

marrienさんや他の方のアドバイスに従い、まずは、施設の方に
お話しを聞いてみたいと思います。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/25 19:32

介護福祉士ではないですが、過去介護ヘルパーで実務経験はあります。


参考になるかはわかりませんが・・・

私が勤めていた病院は療養型の病院で、亡くなられた方の中に、慢性飢餓が主な原因で亡くなられたというのは、聞いたことはありません。

体調不良で食事を取る気になれない、という方もいらっしゃいましたが、最悪の場合経管で直接胃へ食物を流すという処置もとられるので
栄養面では殆どは大丈夫だとは思いますが・・・。

突然の場合でしたら、誤嚥性肺炎(食物が食道を通らず誤って気道に入り肺炎を起こす)で、悪化し、多機能不全で私の祖父が亡くなったことがあります。

あなたのご家族様の状態がわからないので、参考にならないとおもいますが・・・
気になるようでしたら、病院の関係者の方に聞いてみる事や、カルテを見せてもらうなどされたほうがいいと思います。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
そうですね、まずはカルテを見せてもらうようにしてみます。

そのホームでは、直接胃へ食物を流す処置は取られなかったと聞いています。施設の方の説明では、食事を摂るように言っても「いらない」と
言って食べなくなったのは数ヶ月前で、それ以前は普通に食べていたとのことです。

食べなくなった時点で、おっしゃるような処置が取られなかったのは
なぜかも聞いてみます。

ほんとにありがとうございました。

お礼日時:2007/03/23 07:27

はじめまして。


介護施設で5年働いています。
慢性餓飢の方と接したことはありませんが、
何らかの原因で食事が出来なくなる方はいます。
それは外因的要因か内因的・心因的要因かは判断しにくいことですが
口にしても流れ出てきてしまったり飲み込みが出来なくなってしまったりと・・・・
そのために胃ろうというものがあり、
胃に直接チューブをつなぎ栄養をとって頂く方もいます。
近親者の方がどのような状態だったのかわからないので
なんともいえませんが
その施設のスタッフに状態や記録など見させてもらったらどうでしょうか?
記録は原則5年は保管しておかなければいけないので・・・
その施設がしっかりとした対応を行っていたのであれば
心よく見せてくれると思いますょ。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。

なぜ食事ができなくなったのか、その原因が何だったのか、
疑いたくはないのですが、施設で何かあったのではないかと
つい考えてしまう自分がいます。

身体の中に食事が摂れなくなるような要因はなかったと、
言われました。まだ72歳でしたし、何か心因的なもので食べ
なくなってしまったのかとその要因はなんだったのかと、
考えてしまいます。

そのホームでは、胃に直接チューブをつないで栄養を取るという
処置はされていませんでした。本人が拒否をしたのか、施設の怠慢かは、わかりません。
亡くなるまで家族には連絡がありませんでした。その家族も高齢のため、
足が悪くあまり施設には行けなかったので、痩せたことも知らなかったのが実状です。

心因的なものならば、精神科や心療内科の医師にカウンセリング等を
していただくことはできなかったのか、考えてしまいます。

いずれにせよ、施設の方に介護記録を見せていただくようお願いしてみます。

ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/23 07:39

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