1つだけ過去を変えられるとしたら?

最近、仏教や僧侶に興味を持ったのですが、ネットで調べてもよくわからないことが多いです。僧侶について(特に僧侶のなりかた)お教えください。主な疑問点は下記の通りですが、それ以外のことでも何でもいいので、僧侶についてお教えください。

1.そもそも『僧侶』になるのにどのような資格や認定が必要なのか?
(国家資格?民間資格?試験や認定等の実施団体はどこ?など)
2.『僧侶』資格には独占業務があるのか?あるとすれば、それは何か?
(例えば無資格で有料でお経をあげたら罰せられるのでしょうか?)
3.具体的にどこで勉強(修行?)できるのか?
(関東の大学、専門学校、その他の教育機関をお教えください。通信でも可能であれば関東でなくてもよいです。なお、出家してお寺に住み込みや就職等で修行する方法は除きます。)

以上、いろいろお聞きして恐縮ですが、よろしくお願い致します。いろいろなお話をお聞きしたいので、回答は急ぎません。気長に待ってます。

A 回答 (3件)

こんにちは。


詳しくは無いのですが、お役に立てそうな範囲で…。
以下高野真言宗の場合です。

1.僧侶になるにはぶっちゃけた話、各宗派を束ねる総本山が作る規定に則り、僧としての階級を受け、その組織の中で生きなければなりません。

2.下で「『~士』のように法律で業務内容が決められているのか」という問いがありましたが、「信教の自由」「職業選択の自由」がある以上、国が「この宗教を信じる人は之々の業務(仕事)」が出来ると法律で規定してしまう事は無いと思います(宗教を信じてない人は特定職に就く事が(法律上)出来ない……というのはおかしいので)。
よって特定の宗派に法律で定めた独占業務がある訳ではありません。
ただ、国が「宗教法人法」というものを定めていますので、何もかもを勝手に決めて勝手に運営する団体……という訳では無いと思います。
独占する内容については、法律が「人の行動を縛る」ものであるのに対し、宗教は「人の心を縛る(独自の)法を持てる」という辺りでしょうか。
蛇足ですが、無資格で有料でお経をあげたからと言って、罰せられはしないと思います。
お経(他の団体に訴えられないような独自の斬新な呪文?)を上げる方、上げられる方が納得して行われるなら、(信教の自由ですし)いいのではないでしょうか?
が、上げ方によっては特定の宗教法人が「自分達のやり方を真似た!パクリだ!」「こういう手法でわれわれが(所轄官庁や業界団体に)届け出ているものを勝手に利用し、信頼を損ねるような行動をした」と名誉毀損等で訴える可能性はある……かも知れません。

3.以下高野山真言宗の場合です。僧侶になるには
(1)「得度(仏門に下り、剃髪)」
(2)「加行(修行に入る前修行)」
(3)「受戒(仏門下として守るべき戒めを説かれる)」
(4)「灌頂(伝法を受ける)」
(5)「祖廟参籠 度牒授与・僧籍簿」
の五項目を満たさねばなりません。
最低何処かの寺に所属して、僧侶になる意志を示し、その意を他者に証明して貰い(所属寺の住職から修行を本山等で受ける為の伝道推薦を貰う等)、本山等で修行して、僧位を貰う為の試験を受ける……という行為が必要になるでしょう。
人の心の問題を多分に含む事もあり、「興味本位で資格だけ取りたいという一元さんお断り」状態です。
ただ、「勉強」という所に絞って書くと、高野山仏教大学を卒業した場合、(上の五つの条件を満たす事が必須ですが)僧階が貰えます。
こちらの大学カリキュラムについては普通に僧侶になる予定がなくても学生になれば受講は出来ます。高野山仏教大学に限らず、佛教大学や龍谷大学と言った仏教科(あるいは密教科等それに類する科)を持つ大学ならどこも同じく、学生には門戸が開かれています。
ので、それら仏教大学の仏教科に入学すれば、知識自体はある程度得られると思います。
佛教大学の仏教科は通信教育も行っていたと記憶しております。

参考URL:http://www.koyasan-u.ac.jp/
    • good
    • 7
この回答へのお礼

とてもわかりやすいご説明をしていただき、ありがとうございます。
法律上の決まりがないかわりに、各宗派ごとにいろいろな決まりがあってそれを逸脱するようなことは事実上できないということですね。法律上問題がなくても、下手に有料でお経をあげて、いろんな団体からいちゃもんをつけられたら、そのほうがよほど厄介なことになるかもしれませんね。
おかげさまで疑問が解消してすっきりしました。

お礼日時:2007/03/28 00:58

> そもそも『僧侶』になるのにどのような資格や認定が必要なのか?


その所属する宗派ごとに階級が設定されていると思いますが・・・
> 無資格で有料でお経をあげたら罰せられるのでしょうか?
どこの誰ともわからない人に、代金を払ってお経を頼む人はいないと思いますけど
> 出家してお寺に住み込みや就職等で修行する方法は除きます
僧侶であれば、これを嫌ったら無理だと思いますけど・・・・
僧侶というのは単にお経を上げることだけでなく、僧侶以前に人間としての考え方、あり方なども、修行の中でいろいろ鍛えられるようです。
  
    • good
    • 2
この回答へのお礼

>所属する宗派ごとに階級が設定されている
と言うことは茶道や華道の資格に似ているみたいですね。

>どこの誰ともわからない人に、代金を払ってお経を頼む
>人はいないと思いますけど
実際に需要があるかどうかは別として法律上問題があるのか疑問に思ったのでお伺いしました。例えば「~士」や「~師」という名前の職業の多くは法律上業務内容が規定されていて、無資格者の有料によるサービスの提供は罰せられています。読経に限らず、僧侶にもそのような法律上の業務内容があるのかな?と思ったのですが国家資格でないとすると法律上の決まりはなさそうですね。
ちなみに、私は個人的には必ずしもプロの僧侶でなくても読経のできる人が安価なサービスを提供しているのであれば場合によっては頼んでみてもいいと思っています。

>僧侶というのは単にお経を上げることだけでなく・・・
ごもっともなご意見だと思います。資格取得がゴールなのではなく修行は一生続くものだと思います。
ただ、私がこの場でお聞きしたいのは世俗的かつ形式的な意味での僧侶資格についてのことなのです。いろいろ検索してみてもどうも明確なイメージがつかめないので質問してみました。

長文失礼しました。アドバイスとても参考になりました。ありがとうございます。

お礼日時:2007/03/25 10:44

宗派によって違います。


得度して在野で活動が出来るところもあります。
宗派のしきたりによって資格がきまります。
国家資格はないでしょうね。
学校は京都の禅宗の学校、キリスト教系の学校、などありますが
そこで資格認定はしていないと思います。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

アドバイスありがとうございます。
国家資格ではないのですね。と言うことは民間資格になるのでしょうか。いずれにしても宗派によって異なるようですね。学校などで資格を取ることはやはり難しいのでしょうか。

お礼日時:2007/03/25 10:12

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報