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法学部の学生です。

「施行」は法曹界・法学者の間では「せこう」「しこう」のどちらで読まれることが多いのでしょうか?

会社法の先生は「せこう」と読んでいて、「手小切法」の先生は「しこう」と読んでいます。私は「せこう」と読んでいました。

どちらでも正解なのかもしれませんが、「遺言(◎いごん、○ゆいごん)」「加重犯(◎かちょうはん、○かじゅうはん)」「大審院(◎たいしんいん、○だいしんいん)」「三権分立(◎ぶんりゅう、○ぶんりつ)」といった、法曹独特の読み方があると思うのですが、「施行」の場合、どちらの読みが多く用いられていますでしょうか?

瑣末な質問で恐縮ですが、ご教示を賜れれば幸甚です。

A 回答 (4件)

 一般的な法律用語の読み方としては、「しこう」が正解です。


 ただ、「せこう」も法曹関係者の間で広く使われているので間違いではありません。
 遺言を「いごん」と読むほどに一般用語と法令用語の厳格な使い分けを行っているわけではありませんので、先生はどちらも正解です。

 蛇足になりますが、立法事務に携わる者(内閣法制局・各省庁の法令担当部署の事務官等)の間では、施行を「せこう」「せぎょう」と読むことが多々あります。
 これは、作成した条文(本物)と国会提出資料や官報の原稿(写し)が完全に一致していることを確認する『読み合わせ』という作業を行う際の読み方です。
 1人の読上げ係が本物を読み上げ、複数人が聞きながら写しをチェックしますが、その際に言葉に紛れが生じないように、わざと漢字を音読みすることがあります。
 たとえば、「しこう」と読むと、「思考」「志向」「試行」等の複数の言葉があり、読上げている原稿に何と書いてあるか不明確になるため、わざと「せこう」「せぎょう」と読むことによって、区別するわけです。
 
 法曹関係者にはそのような事務に携わった方が多くいらっしゃるので、御質問のような読み方が定着しているのでしょう。
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この回答へのお礼

法曹界では「せこう」も広く使われているのですね。

立法事務担当者の方は読み合わせの利便から「せぎょう」という読み方もされるのですね。「物(ぶつ)」と「者(もの)」のような区別が多くあるのでしょうね。

とても勉強になりました。
ありがとうございました!

お礼日時:2007/05/07 22:02

どちらでもよいと思いますが法律をやってる人は「せこう」と読むひとが多いと思います。



私のまわりもせこうが多いですね。
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この回答へのお礼

法律関係では「せこう」の方が多いのですね。
#4さんの周りでもせこう派が多くいらっしゃるのですね。

ありがとうございました!

お礼日時:2007/05/07 22:08

NHKでは、


シコウ  施行
セコウ  施工(工事)
と区別しています。

文化庁発行の「言葉に関する問答集」では次のとおりです。

「施行」
「シ」は漢音、「セ」は慣用音である。したがって、普通には、「シコウ」と読んで、主に公共機関の事業を行うことに使う場合が多い。ただ、法律方面で、「執行」と区別するため、「セコウ」と読む慣用もある。
一方、工事を実際に行う「施工(シコウ)」を「セコウ」と読み、「施行(シコウ)」と区別する習慣もある。
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この回答へのお礼

そうですね。テレビだと「しこう」と言っていますよね。

やはり「し」の方が本来で「せ」は慣用的な用い方なのですね。
代表的な慣用的な読み方といえば、「物」を「者」と区別する為に専ら「ぶつ」と読みますが、同じような理由での区別なのですね。

ありがとうございました!

お礼日時:2007/05/07 21:19

どうもこんにちは!



専門家ではありませんが、はてなダイアリーを見ると「業界の人にはなぜか『せこう』と
読む人が多い」とありますね。
http://d.hatena.ne.jp/keyword/%BB%DC%B9%D4

ご参考まで
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この回答へのお礼

ウィキはよく使っていますが「はてな」は今まで利用したことがなかったのですが、便利そうなサイトですね。これから参考にさせて頂きます。

ありがとうございました!

お礼日時:2007/05/07 21:16

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