この人頭いいなと思ったエピソード

今日軽い風邪をひいて病院に行ったら葛根湯を処方されました。お医者さんは「葛根湯は風邪の初期にしか効かないんだよ、こじれてもいつまでも飲んでる人いるけど」って言ってました。
風邪の初期にしか効かない風邪薬? なんだそりゃ、と疑問がわいてきました。これってどういうことなのですか? 変な薬だ。

A 回答 (4件)

ゾクっときたら葛根湯、実に良く効きますよ。

タイミングが遅れるといけませんが、大概1、2回の服用で症状が消え、大変重宝してます。

悪寒や関節、筋肉痛、サラサラした透明の鼻水などカタール性の炎症が起こるのが初期の特徴です。これはリンパ球がウィルスに攻撃をしかけてる反応です。体のバランスを整え、このリンパ球を活性化させるのが葛根湯や麻黄湯、桂枝湯なのです。

葛根湯は7味からなりますが、これらの総合作用によりリンパ球を活性化して初期の血滞による皮膚筋肉の緊張を緩和し、発汗解熱を促すのです。

中期、後期はそれぞれ症状に応じた漢方薬があります。それはリンパ球中心の副交感神経反射の初期症状から次第に顆粒球中心の交感神経優位の症状に移っていくからです。こうなるともう葛根湯の出番ではありません。

昔の人は成分を知らなくても経験的にこの組み合わせが良いと分かっていたわけです。まったく脱帽ものですね。
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この回答へのお礼

すごく詳しいですね。感心してます。理論的なの大好きです! 回答ありがとうございました☆

お礼日時:2007/05/10 21:16

漢方薬と西洋薬との一番の違いは西洋薬は加えて行けば強くなりますが


漢方薬は組み合わせを減るほど強くなります。
漢方薬はその時の症状を正方向か負方向に傾いて病気に成っていると考え、病状が正方向に傾いていれば負方向に向ける薬を、逆に負方向へ傾いていれば正方向へ向ける薬があり、更に大きく二つに分かれます。
普段の体の状態より、虚弱体質か頑強体質かに分け薬が選択します。

つまり漢方薬は飲む人間が薬を選ぶのではなく、薬の方が飲む人と時期を選びます。
葛根湯の効能効果のところを見てください。かぜの初期に使うと書いてあるはずです。
では後期に飲む薬はと言うと、桂枝湯、柴故桂枝湯等になります。
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この回答へのお礼

漢方薬ってそういう考え方をするのですね。虚弱体質か頑強体質かによっても薬を変えるなんて初めて聞きました。ありがとうございます。

お礼日時:2007/05/11 11:25

風邪、症状が出ていてもウィルスが無関係のときがあります。

季節の変わり目や急に気温が変化したようなときです。
薬など飲まなくても短期間で治るのですが、こういうときに葛根湯などが有効、ということもあるのかな? と思います。

ところでウィルスが入っていないとき、風邪薬、とてもよく効きますね。ウイルスが入ったときはなかなか症状が治まらないのに、すぐに治ってしまいます。
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この回答へのお礼

風邪薬ってウイルスが入っていない時に効くんですね。ありがとうございます。ほ~っと思ってます。

お礼日時:2007/05/10 21:14

ウイルスや菌を殺したりする薬ではなく、体の調子を整えて免疫力を高める薬だからではないでしょうか?


風がこじれてる状態は免疫力がフル稼働してる状態ですから、それから飲んでも無駄だということだと思います。
こじれてる状態だと、ウィルスや菌を殺す薬や熱や咳・下痢などのつらい症状を緩和する薬が用いられるんだと思います。
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この回答へのお礼

そうなんですか。体の調子を整えたり免疫力を高める薬。わかりやすい説明ありがとうございました。

お礼日時:2007/05/10 21:13

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