「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

私は薬学部に在籍しています。
今度のセミナーで不整脈について発表しますが、心電図がさっぱり理解できません。具体的には以下のとおりです。

心電図の計測で、単に心電図を測定する場合は胸部に6つ、手足に4つの電極をとりつけるようですが、
(1)両手に取り付けるのは四肢誘導(I~III)のためかと考えていますが、両足に電極を付けるのはなぜですか??
(2)運動負荷やホルター心電図の測定と貼りつけ位置が異なるのはなぜですか?
(この2者の貼りつけ位置の意味が理解できません。各病院(インターネットの写真参照)によって場所が異なっていました…)
(3)アースって何でしょうか??電極から伸びるコードの事でしょうか??

図書館では不整脈を中心に参考書を借りたので、やはり詳しく記載されていませんでした。
週明けにもさらに調べにいきたいと思いますが、どなたかお力を貸していただけないかと思います。
ちなみにこの知識は、↓のHPを中心に集めたものです。
http://www.cardiac.jp/
宜しくお願いいたします。

A 回答 (1件)

こんにちは。



まず回答の前に、電圧というのは常に電位の差として現れる事、どこかで繋がっていないと電位の差(つまり電圧)は計れない、という事をご承知おきください。

心電図は各電極の場所は体の中で繋がっていて、それぞれの場所の電圧の差を測る物です。

この時、各電極同士の差を測る物と、どこか基準になる場所を決めて図る物があります。

両手、左足で、それぞれの差を見るのが、I、II、III誘導、それぞれの電位を合計して3で割って(つまり平均値)になる電位をつくりだし、それを基準に両手左足の電位を見るのがゴールドバーガー(AV各誘導)、この基準電位から見て、心臓の真上の周囲の電位を測るのが胸部誘導です。

運動負荷やホルターで電極の場所が異なるのは、接続を簡単にして外れにくくする為に、胸部誘導を省略・変形した物です。

今まで出てこなかった右足ですが、心電図の機械にも地面から見た電位があります。
これが患者さんと等しくないと誤差やノイズの元であり、電位が甚だしく違うと患者さんを感電させてしまう場合もあります。
その為、右足で患者さんと接続し、患者さんの電位と合わせる事で、心電図の機械の電位が変動しても波形変動にならないように、また機械ー患者間で電位がなくなる事で感電防止という二つの目的があり、通常は主な理由は前者の電位変動による波形修飾を防ぐのが大きな目的になります。

アースとは、基準になる電位の事で
●地面の電位の事を言う場合
上の文の、患者と心電計の電位の差を生じる場合、基準になるのは地面になります。
●単に基準にする電位の事を言う場合
上の文では、ゴールドバーガーや胸部誘導の際の、両手右足から合成した電位のように、「この電位から見て」という基準の意味。

という二通りがありますので、どの意味で使ってるのか要注意です。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

解り易い説明を有難うございます!!大変助かりました…。
今日も頑張って調べ物進めていきます。
また不明な点があったら書き込みするかもしれません。
でしが、出来るだけ自力でがんばっていきます。

お礼日時:2007/05/20 11:23

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!


おすすめ情報