No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんにちは。
cyber-poemさんの言われる通りです。でもなぜ?
燃料電池、自動車の排気ガス浄化で触媒として大活躍するプラチナ。
なぜプラチナだけに、そんな魔力が宿っているのか?
下記の書物があるそうです。(難解らしいですが・・・)
岩波科学ライブラリー 125
相対論がプラチナを触媒にする
村田 好正 著 bk1、amazon
『本書では、周期表の10族に縦に並ぶ Ni(ニッケル)、Pd(パラジウム)、Pt(白金)を比較して、化学的性質が似ているはずの同族元素なのに、何故ニッケルと比べて白金は幅広い反応の触媒として有用なのかということを理論的に説明している。まず、この説明を理解するのに必要な基礎的な知識である、結晶学、量子論、相対論などの基礎を初心者向けに解説し、最終的にはニッケルと白金の金属表面原子の再配置やガス吸着現象の違いを相対論的効果が働いているためであると説明している。』
http://www.whatawonderfulworld.tv/modules/weblog …
ご参考まで
No.4
- 回答日時:
Ptは#2さんが言われるように様々な分野で使用されています。
気相での話になりますが、PtとHCの反応論を突き詰めると#3さんのような回答かと思います。
一般的に工業的に使われている簡単な理由としては、
(1)耐熱性に優れている
(2)埋蔵量がそれなりに有る
という点が上げられると思います。
(1)は重金属系に対して(重金属でも酸化触媒となる)であり、Ptは貴金属系で必ずしも酸化力が最上位とは言えません。
(2)は貴金属系の中でという意味です。PtよりPdの方が酸化力が上ですが、埋蔵量は1/2程度ですので、工業的にということになると埋蔵量の多い方が安定して購入できるので使用されやすいと言った事になります。
No.2
- 回答日時:
こんにちは。
白金が触媒としてよく利用されるのはよく知られていることです。水素化、脱水素、酸化のほか、石油の改質、工場の排ガス中の窒素酸化物の低減や自動車の排ガス処理など、広く工業的にも多量に使用されています。
それではなぜ白金がこのような触媒作用を示すのかについては、昔から多くの研究者が取り組み、白金の性質や表面の構造などを調べてきましたが、いまだによく分かっていないのです。白金といえば貴金属で高価なものですし、その触媒作用が解明され、代替品が開発されれば非常に有益な功績としてノーベル賞クラスの評価がなされるかもしれません。大変大きな課題といえます。
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