
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
すいません、大学生の方でしたか・・・。
それではズバリ答えの方にいきます(笑)
まずZn2+(亜鉛イオン)と硫化水素(H2S)の反応ですが中性・アルカリ性でZnSの白色沈殿を生じます。
これが沈殿する硫化物です。
つまりZn2+とS2-(硫化物イオン)の反応というわけです。
ではなぜ酸性下では沈殿ができないかというとS2-の存在する量が減ってしまうからです。
これは酸性溶液ということでH+が増えるというところからきています。
H+が増えすぎると、増えすぎたH+はS2-とくっつこうとします。
つまりおおまかに言うと硫化水素は中性・アルカリ性では2H+とS2-として存在し、酸性ではH2Sとして存在していることになります。
そういう訳でS2-が減るため、酸性では沈殿ができません。
以上、わかりづらい文章ですみません。
補足があったらまたどなたかお願いします。
No.3
- 回答日時:
すでに回答されていて,重複になりますが。
H2Sが弱酸だというのはご存知でしょうか。弱酸だというのは水溶液中ですべてが電離しているわけではないということです。すなわち,いくらかは電離してS2-とH+になっているけれども,残りの大半はH2Sとして溶解しているということです。
金属イオンが硫化物沈殿を生じるためには,金属イオンがS2-と出会わなくてはならず,H2Sと出会ってもなかなか沈殿にはなりません。
ここで,水溶液の液性が酸性の時を考えると,すでに溶液中にたくさんのH+が存在しているためにH2Sの電離が妨げられて金属イオンとであえるS2-が少ないために沈殿が生じないということになります。
逆に水溶液がアルカリ性であれば,アルカリとの中和の為にH2SのH+が使われるために残ったS2-がたくさんあり,容易に金属イオンと出会えるということです。
ちなみに,銅や銀はイオン化傾向が小さい(水溶液中でイオンとして溶解しているよりも化合物や単体となって析出しやすい)ため,酸性でもわずかなS2-をみつけて,あるいはH+と化合しているS2-を引き剥がして化合するので酸性でも沈殿します。
一方,亜鉛や鉄はそこまでイオン化傾向が小さくない(水溶液中でイオンとして存在していやすい)のでS2-が少なければ素直にイオンとして水溶液中に漂っている,ということになります。
あまり化学的でない表現もありますが,いかがでしょうか。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
無機化学 定性分析の一環で、Bi...
-
ヘキサアンミンコバルト(III)塩...
-
PAC(ポリ塩化アルミニウム)を...
-
キレート滴定について。
-
ジアンミン銀(I)イオンの反応
-
硫酸第一鉄溶液を放置したとき...
-
化学、無機です
-
天然水の蒸発残留物(缶石)に...
-
コロイドについて
-
炭酸水素ナトリウム/炭酸ナト...
-
溶解確認方法を教えてください
-
エタノール沈殿 多糖析出
-
炭酸ナトリウム、炭酸水素ナト...
-
陽イオンの系統分析における反...
-
水酸化カルシウムと水酸化バリウム
-
こずむ、こどむ
-
硫化ナトリウムの廃棄方法
-
硫安分画、透析についての質問
-
水酸化物の沈殿生成について
-
RNAの温度安定性
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
おすすめ情報