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よく有機層が欲しいときに炭酸水素ナトリウムをいれますがあれは何故入れるんでしょうか?また二酸化炭素が出てくるのはこれのせいなのはわかりますがどういう反応が進行してるのでしょうか?

A 回答 (2件)

一般的には有機層に含まれる不要な酸性物質を水層に移して除くためです。

まあ、これ以外の理由の場合もあるでしょうが。
たとえば、後処理で用いた塩酸の場合もあるでしょうし、酢酸の場合もあるでしょう。
特に酢酸は抽出の際に有機層に入りやすいので、炭酸水素ナトリウム水溶液で振ることによって除去します。
NaHCO3 + CH3COOH(エーテル等に可溶) → H2O + CO2 + CH3COONa(あるいはCH3COO- + Na+、エーテル等に不溶)

酸を除く操作が不要なら炭酸水素ナトリウム水溶液も不要です。
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ただ欲しいから入れるわけではありません。


酸性の反応では水相をアルカリにしたり、有機層から酸性物質をアルカリ層に抽出するためにやるのです。
そうでなければ二酸化炭素をわざわざ発生させたりしはしません。

二酸化炭素は硫酸の時の例では
H2SO4 + 2NaHCO3 → Na2SO4 + 2CO2 + 2H2O
になります。
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