準・究極の選択

25歳 女性で脊椎カリエスにかかり、4ヶ月ほどになります。現状は、背骨の一部がつぶれて、その周りに膿がたまっています。肋骨にも結核菌が転移していますが、骨はつぶれてはいませんが、膿がたまっています。現在入院している病院の話しでは、薬の投与を続けてこのまま安静にしていても、下半身麻痺になる可能性があるとのこと。(膿が大きくなっていて背骨の神経の近くまである為。)手術を勧められているのですが、本人は手術の失敗による下半身麻痺が怖くて悩んでいます。何かよいアドバイスを頂けないでしょうか。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

申し訳ありません。

大事なことを一つ抜かしていました。先ほどの理由から、手術をした方が下半身麻痺を回避する可能性は高いと思われます、しかし、手術をしても、たとえ医師の技量が完全だったとしても麻痺する可能性は残念ながら決して低くはありません。
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結核患者においていかなる手術を行うにしても、非常に重要なポイントとして、まず結核(肺結核もしくは病巣となっている部位、この場合はカリエス)そのものの悪化のコントロールがあります。

これを怠ると手術後に肺結核、または切除した病巣の再悪化が非常に高い確率であり得るからです。この判断には喀痰中の結核菌の培養が陰性となることでできます。もし喀痰中に結核菌が存在しないなら、この判断は赤沈などのデーターあるいは画像診断などで判断されます。これには最低限1ヶ月の抗結核剤投与が必要となります。
次にその彼女の脊椎カリエスに話を絞ります。彼女の場合は今も膿が大きくなり、脊髄(背骨の神経)に迫っているとのことですが、これだけでは今すぐ根治手術をする必要とする根拠が見いだせないように感じます。なぜなら膿が大きくなっていることは、結核そのもののコントロールが不十分であることを強く予想させるからです。彼女において今すぐ手術が必要となる条件は、おそらく結核の膿が脊髄腔に侵入し始めて麻痺が始まった場合のみでしょう。この場合には手術は2回に分け、一回目では緊急避難的に脊椎(背骨)を一部分切除し、まず排膿及び減圧して脊髄を助ける。次いで結核の勢いそのものが安定したら根治手術を行う。と、こうなるでしょう。
ただしいずれは手術が必要となる可能性は高いと思います。なぜなら、結核のコントロールが十分となっても、必ず膿の一部は残存し、将来の再発及び麻痺の起きる公算が高いこと、それと結核により脆くなった脊椎は将来立ったときに荷重に耐えられなくなる可能性が高いからです。また手術の際にはおそらく肋骨も切除する必要があるでしょう。手術までは(これは非常に重要なことですが)絶対に仰向け以外の体位はとらないで下さい。たとえそれが半年1年になってもです。排便も仰向けで必ず行って下さい。これは必ず守って下さい。
結核の病巣そのものの手術は結核に対する正しい知識と経験、そして手術に対する十分な経験に裏打ちされた手技を要する困難な手術になります。さらに今の日本では結核の手術はどんどん減ってきています。従って結核の手術に対する技術の継承が不十分となってきています。彼女の治療を担当される先生に必ず結核の手術に対する経験をおたずね下さい。
必要であればご遠慮なく補足して下さい。
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ずいぶん進んでるようですね。


手術による下半身麻痺のリスクはもちろんあるでしょう。
しかし、そのままほっておいても間違えなくそうなるわけです。
現状では、他に治療法がないわけですし、また、現状のままでは、ちょっと動いた拍子に神経を圧迫したり切断したりというリスクを負った生活になります。

そういうことを理解して頂いてなお、手術がいやであると言われるのならそれは本人の選択であり、周りがとやかくいうことはできないと思います。

でも、文面上からは、十分に状況が理解できた上での判断ではなさそうなので、その辺も主治医と相談されてはいかがでしょうか。
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