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次のように、脳の一部だけが死んでいる場合
どんな症状になるのでしょうか?

1.大脳だけ死んでいて、小脳と脳幹が生きている状態
2.小脳だけ死んでいて、大脳と脳幹が生きている状態
3.脳幹だけ死んでいて、大脳と小脳が生きている状態

それぞれ、どんな症状なのでしょうか?

A 回答 (1件)

こんにちは。


脳の一部が損傷し、その機能が使えなくなることを「器質性障害」といいます。

>1.大脳だけ死んでいて、小脳と脳幹が生きている状態
意識不明の状態になります。大脳皮質の全ての機能が停止しているのですから「意識不明」以外の症状は何も現れません。意識は二度と戻りませんので、この場合は「脳死」ということになります。

>3.脳幹だけ死んでいて、大脳と小脳が生きている状態
全ての自律機能・生命機能が働きませんので、この場合は死ぬと思います。

このように、1と3の場合、脳あるいは身体がそれぞれ正常な状態ではありませんので、「器質性障害」が症状として発生するのは2の小脳の場合だけになります。

>2.小脳だけ死んでいて、大脳と脳幹が生きている状態
運動機能に重大な障害が発生します。

「新小脳性運動記憶障害」
「自転車に乗る」「キャッチ・ボールをする」など「身体で覚えたこと」が全くできなくなります。ピアニストはピアノが弾けなくなり、野球選手は野球ができなくなります。また、練習・訓練をしても覚えられません。

「新小脳性運動失調」
「真っ直ぐに立つ」「歩く」といった当たり前のことができません。
・「酔歩」:酔っ払いのようなよれよれ歩き。
・「拮抗性運動反復不能」:ラジオ体操のような交互・反復の運動ができない。
・「推尺異常」:距離やタイミングを計ることができない。
・「反跳現象」:引っ込めた手が止まらず、自分の胸にぶつかってしまう。
・「運動分解」:ドアノブを掴み、ノブを回し、ドアを開ける、このような運動がバラバラに分解されてしまう。
・「筋緊張減退」:力が入らず、真っ直ぐに立ったり、姿勢を保ったりできない。
・「小脳性言語障害(構音障害)」:単調な喋り方になり、急に早口になったりする。
・「企画振戦」:何かに触ろうとすると手が震え、物に近付くほど震えがひどくなる。

「古小脳性運動障害」
体幹運動及び平衡感覚の障害。起立、歩行が困難で、よろよろと躓く。

「原小脳性眼球運動障害」
水平方向・垂直方向に視線を移動させることができない。

また、知覚・運動情報の統合による認知作業(大脳皮質)への支援ができなくなるため、小脳の障害は思考や情緒にも影響を及ぼすと考えられています。このご質問の場合、小脳の機能が全て停止するということでありますから、恐らく自分の身体の動きというものが全く把握できず、世の中が分からなくなってしまうのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

御回答ありがとうございます。

お礼日時:2007/09/22 11:02

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