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すみません、ド素人です。

日本地図をよく見ますと「平野」の箇所は全部沿岸地域にあります。

「平野」というのは、当たり前ですが「平らな地」のことですが、なぜこの山国に「平野」ができたのでしょうか?わたしは地面が平らになるということは水力の作用があったのではないかと予想するのですが、簡単で結構ですので教えてください。

私の勝手な憶測。

1、山からの流れてきた水が「大洪水」などをおこし、氾濫した影響で凸凹だった地を「平らか」にした。

2、山からではなく海からの「大津波」が押し寄せ、大地を飲み込み、その影響を受けて地が「平らか」になった。

これは2004年12月26日に発生した「スマトラ島沖地震」は記憶に新しいと思いますが、以前この映像を見ていて「もしかしてそうなのでは?」と思いました。

そのほかの「自然災害」などを見ても「台風」の進路になりやすい、高知県の土佐湾周辺の地形や大阪湾周辺の地形、伊勢湾周辺の地形などをみると海からの方向から削られている地形をしておりますがそのせいでしょうか?

なんともつかみ所の無い質問ですが、スッキリさせてくだされれば幸いに存じます。

宜しくお願いいたします。

A 回答 (4件)

土砂が運ばれるから平野が出来るというよりは、土砂が溜まる環境があるから平野が出来ると言った方がわかり易いかも知れません。



山から運ばれてくる土砂はいろんなところに溜まりますが、どういう条件がそろうと“溜まる”でしょう。それは、土砂を運んでくる川の勢いが弱まって、土砂を運搬するだけの力がなくなってしまう時です。それが最も顕著なのが海岸線沿いということになります。海に流れ出る河口付近では、川幅が広く、ほとんど流れていないように見えますよね。こんな川では土砂を運ぶ力はありません。よってそこには土砂が溜まります。

関東平野のような広い平野では、海岸から離れて、遥か上流まで平野が広がっていますよね。こういう広い平野は、昔、今よりも海水面が高く、海岸がその付近まで達していたということです。海水面が再び下がった後に残ったのは、浅瀬に溜まった大量の土砂だったということです。もちろん陸地になったあとにも山からどんどん土砂が運ばれ、溜まっていきますが、大した量ではありません。
今は、複雑に入り組んだ伊勢湾や東北の三陸海岸ですが、海水面がグッと下がれば、それほど大きくはないですが、そこには平野が出現します。

海水面が上がったり下がったりするのは、北極・南極の氷が減ったり増えたりすることによって、世界的に海水面が上下することもあれば、逆に陸地が隆起したり沈降したりすることによっても生じます。
東京湾や濃尾平野は今なおどんどん沈降している土地です。

この回答への補足

kamoshika333さん、お返事が遅れまして大変申し訳ございませんでした。

またコンクリートなご回答に大変感激しております。

私は特に関東平野に興味があるのですが、となりますと関東平野は「巨大地すべり」を何度も起こして凹部を埋めたわけではなく、海岸線が秩父ぐらいまであった?ということなんですね。

それではナマジ「津波説」も当たらずとも遠からずということだったわけですね。

やっぱり専門家ってスゴイですね。思い込みは何の進歩にもつながらないということがよくわかりました。

本当にありがとうございました。スッキリ!!

補足日時:2007/10/11 13:14
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ヨーロッパなどには古い地層が侵食されてできた比較的平らな土地がありますが、多くのいわゆる「平野」は水で運ばれて堆積した土砂からできています。

土砂はほぼ水平に堆積しますから平らな土地ができるのです。堆積している地層を調べると、河川の堆積物かどうか、どちらから流れてきたものかなどがわかります。地形もこまかくみると、山地から浸食作用によって生産された土砂が、河川で運ばれて、海岸近くに堆積して平らな土地ができていったようすがわかります。日本の場合、ほとんどの平野は河川による堆積作用で作られたものです。
関東平野の場合、周辺が隆起し中央部が沈降するという全体として大きなお盆をつくるような変形が少なくともここ300万年間続いています。お盆の中へ隆起した周辺の山地から土砂が流れ込み、平野を作っているわけです。同様に大阪平野など大規模な平野は古い地層がお盆を作っている場所に、周りから土砂が流れ込むという場所にできています。小規模な平野は氷河期に海水面が下がって浸食が進んでできた谷が、氷河期が終わって海水面が上昇して山からの土砂が河口付近に堆積してできたものも多いですね。
津波による堆積物も平野を作っている堆積物にもちろん含まれることがあります。ただ量的にはごくわずかです。

この回答への補足

kv2007さん、お返事が遅くなりまして申し訳ございませんでした。

もうどなたからもご回答いただけないのでは?と半ばあきらめかけておりました。

>多くのいわゆる「平野」は水で運ばれて堆積した土砂から・・・
>堆積している地層を調べると、河川の堆積物かどうか、どちらから流れてきたものかなどがわかります。

なるほどなるほど。でもなんかそのあたりまではなんとか想像はつきましたが。。。

>山地から浸食作用によって生産された土砂が、河川で運ばれて・・・

関東平野は300万年の間隆起を繰り返し、凹に相当の「土砂流洪水」が長い間に繰り返された、もしくは「大規模地すべり」のような自然現象も繰り返した結果平野になったということの認識でよろしいのでしょうか?

もしそうだとすると、その当時にあった山々がいくつか崩れて無くなってしまったほどの「浸食作用」ではなかったのではないのですか?すごいですね。

関東平野の海岸線は創世記には埼玉県や茨城県寄りだったということでしょうか?日本列島は今よりももっと小さかったのですね。

>津波による堆積物も平野を作っている堆積物にもちろん含まれることがあります。ただ量的にはごくわずかです。

そうですかぁ。なんかスッキリしました。津波が地上のものをさらって行くのを画面で見ていて「これを繰り返したら平野になるなぁ」なんてバカなことを考えちまったモンすから、へぇ。

誠にありがとうございました。

補足日時:2007/10/11 13:12
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>「平野」の箇所は全部沿岸地域にあります。



「山間部など、沿岸遅滞にない平らな場所」は平野とは呼びません。それは「盆地」「平原」「高原」と言います。

「沿岸地域にあるのを平野と呼ぶ」のですから「全部沿岸地域にある」のです。

「平野の成り立ち」は以下のサイトをどうぞ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%B3%E9%87%8E
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2007/10/10 15:39

うろ覚えですが、


河川が運んできた砂や泥が堆積して
平坦な土地を作った…だったような気がします。
砂浜の延長線上みたいな?
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この回答へのお礼

つまらん質問にお付き合いいただきありがとうございます。

やはり、「津波説」は無いですかね。

「台風」でえぐれているように見えるんだけどなぁ。。。

やっぱ気のせいかw

お礼日時:2007/10/10 15:32

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