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行動したら、不安がなくなるといわれています。その真意はなんでしょうか。不安が出ると、行動できなくなるくらい、落ち込んでしまいます
寝込んでしまいます。

A 回答 (4件)

こんにちは。


「不安」といいますのは「脳が結論を出せない状態」をいいます。情報が不足していたり、問題解決の手段が見付からない場合、脳は何らかの判定を下すことができません。このため、我々の心身は「不安状態」になります。
脳はこの情報の不足を補うために「NA(ノルアドレナリン)」などを分泌して神経系の覚醒状態を亢進させようとします。また、何が起こるか分かりませんので、取り敢えず自律神経系を介して身体の生理状態を活性化させます。そして、この状態を「ストレス対処反応」といい、これは我々動物が「臨時の事態」に備えるために発生するものです。ですから、「通常の安静覚醒状態」とは違い、この状態が長引きますと心にも身体にも良くありません。

脳が判断を下すことができないということは、我々はどのような行動を選択したら良いのか分からないということです。このため、通常、不安状態では精神的な「行動抑制」が掛かることになります。つまり、不安状態では情報が不足していたり問題解決の方法が見付かっていないのですから、我々は何らかの行動を選択することはできないわけです。ですから、「行動を起こせば不安がなくなる」というのは厳密には間違いです。我々動物の脳といいますのは「不安が解決されることによって行動の選択が可能になる」という構造になっています。

さて、我々が「不安状態」に対処するための手段はふたつに分けられます。
「ストレスの原因から遠ざかる」
「ストレスの原因を排除する」
当然のことながら、問題を解決し、原因を排除するのが最も重要です。ですけど、それができないから不安になるんですよね。
「気分転換」といいますのは「代理報酬の提供」に当たります。
「不安状態」といいますのは脳が判断を下せない状態です。では、ここに「何か代わりの判断材料」を与えてやれば結果が生み出され、それに基づく行動が選択されます。これにより、我々は「情報不足による行動抑制」に一時的な区切りを付けることができます。
例えば、
「散歩でもしようか」
「コーヒーを飲んでリラックスしようか」
このような「意識の転換」は、みな「行動を起こさせるための代理報酬」として働きます。ですが、これは飽くまで「代理の案」ですから、直接の不安の原因を解消したことにはなりませんよね。

不安状態の慢性化したものが「うつ病」です。
慢性化の原因には、
「ストレスの原因が長期に渡って解決されない」
「脳が同じ反応を繰り返す」
といったものが挙げられます。
ですから、原因がすぐに解決できない場合は一時的にしてもそれから遠ざかるという努力は必要ですし、同じ反応を何度も繰り返さないためには「くよくよ考えない」というのはたいへん重要なことです。このために、「代理報酬による行動の選択」というのはたいへん有効な手段となります。
ストレスの原因が分かっていたり、本人がこれを自覚しているならば、それに対応した行動を自分の意志でもって適切に選択することもできますよね。ですが、原因が分からなかったり、本人がそれをストレスと自覚していない場合もあります。現在のような世の中では、あまりにも仕事が忙しくて自分がストレスを受けていることにさえ気付かないといった例もたくさんあるそうです。ですから、このような状態を避けるためには、やはりスポーツや趣味などの定期的な気分転換も必要ということになります。

リズム運動には「5-HT(セロトニン)」の分泌を促して心身をリラックスさせる効果があるというのが医学的にほぼ立証されています。ですから、気分転換にはそれに適した身体の動かし方というものがあります。
「リズム運動」といいますのは「歩行」「ジョギング」「体操」といった「一定のリズムで繰り返される運動」です。これが行なわれますと「5-HT(セロトニン)」という神経伝達物質が自然に分泌され、我々の脳を「安静覚醒の状態」に戻そうとします。「ガムを噛む」なんていうのもリズム運動になり、同様のリラックス効果があります。

では、質問者さんの場合でも、何もする気が起きなくて寝込んでしまう、誰でもそういうときはあるかも知れませんが、ですが、「天気が良いのだから散歩でもしようか」、このような代案が提出されますならば行動は十分に可能ということです。そして、それには歩行やジョギングといった「リズム運動」を取り入れて下さい。ストレスの原因が西にあるならば思い切って東の方向に歩いてみましょう。部屋に閉じこもって同じ反応を繰り返していてはいけません。
繰り返し申し上げますが、行動を起こすというのは心身の健康を保つためにはたいへん良いことですが、これは飽くまで「一時的に不安から遠ざかる」という方法です。ですから、頻繁にそのような状態になるということでありますならば、質問者さんは同時に「不安の原因を取り除く方法」というのも講じなければなりません。
ストレスの原因は分かっていますか?
問題の解決方法はありますか?
ご自分で考えが上手く纏まらない場合は家族のひとに相談してみてはいかがでようか。家族に心配を掛けたくないのであれば、友達が力を貸してくれるはずです。友達というのはそういうものです。なるべく、ひとりで深く考えないようにして下さいね。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。優しいお言葉にすごく励まされました
私は、いつも漠然とした不安があります。絶えず最悪のことを考えてしまい、できることさえもできなくなってしまっている状態です
もう少し、不安がなくなれば、物事が好転するのではないかと思っています。いつも友人に話すことは同じことばかりです。たぶん、強迫みたいに絶えず同じ不安が頭の中を駆け巡っています。ruehas言われているように、行動することで、物事が少しでも変わってくれたらと思い行動しているのですが、行動することで、物事が変わることが腑に落ちないのが現状です。やはり行動が代理のだからでしょうか。
また日にちを改めて質問するかもしれませんが、私は不安が強く、赤ちゃんが、泣くときに母乳を飲めば安心するように、私もストレスがたまると、食べ物に依存してしまいます。摂食障害は、糖尿といい、腰痛といい体を蝕んでいくので、行動することで、過食が直ればいいなと思います。生きていくこと自体に不安を感じてしまいます。運動することで
ストレスの度合いは和らげていきたいのですが、根本を直さないと駄目ですね。まとまりのない返答ですいません。摂食障害質問のときも力を貸していただければうれしいです。

お礼日時:2007/10/18 16:01

それはおそらく森田療法の考え方と同じだと思います。

 森田療法では寝込むぐらい落ち込んでも 
ふらふらしながらでいいから 日常生活を為していけ、そうすると 不安があるけど気にならない
(矛盾しているみたいに感じるかもしれませんが)。不安があるけど行動できる、そいうような 
心理状態を目指していきます。 

不安よりも 行動に意識が自然に移っていく、心が修練されていく、とこんな感じだと思います。 
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この回答へのお礼

不安より、行動に意識が移るのは、すごく画期的ですね。ただ強迫なのか、動きたくても、動けなくなります。少しでも、行動できればと思います

お礼日時:2007/10/18 09:02

私は、行動するというよりは、凹んだりしたときは


とにかく外に出て歩きます。

歩くことに意味があると思うんですね。

歩くと何故かいろんなことがひらめいたり、
良い方法を思いついたりします。

歩くことって、医学的にも脳の働きを活性化するようなことを
テレビで見たような気がします。(うろ覚えですが。。。

特に、景色の良いところを散歩するとなんだか気持ちがリフレッシュされるような気がします。
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この回答へのお礼

運動すると気分転換になるといわれていますが、落ち込んでしまいやすく、動くことさえできなくなります。動けば楽になれるかなとおもい
動くのですが、余計に疲れます。ただ、動くことで、気持ちが軽くなれればと思います

お礼日時:2007/10/18 09:00

行動の内容にもよりますが、脳内ホルモンの分泌によるのかもしれませんね。

私は移動中など歩きながら考え事をして家では好きなことをするようにしています。
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