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御回答よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

学生時代マックス・ウェーバーのことを少し勉強した者ですが、とてもとてもこのマルクスと並び称せられる近代の大思想家の全貌は把握し切れていません。


今改めて彼に関する本を読み返してみた処、なあーんだ!彼だってただの人間臭い人物の一人だと感じました。

彼の父はやはりマックス・ウェーバーと言って、24歳の時16歳半のヘレーネと知り合って数週間後に結婚を誓約し、「完全な夫婦」とお互いに自負していたにもかかわらず、結婚後4年目には、ヘレーネは夫に内省的な性質がないことを見てとったのでした。彼は全くこの世の功利主義に生きる家父長的な人物だったのです。今風に言うと、酒・女・ギャンブルや享楽的な生活が好きなただのオヤジで、家族に対し力と支配で君臨し、精神的・内省的な生活を軽んじる人物だったのでしょう。これに対し、妻ヘレーネは宗教心情に満たされた人物でやがて亀裂が表面化したのだと思います。父マックスはやがて代議士になり、家庭を顧みなくなりました。

少年時代のマックスは、どちらかというと母よりも父の気質を受け継いだ世俗的な人間だと自認していたようですが、やがて、彼自身結婚するに及んで、愛情が支配や束縛でないことを悟り、父が母を従属的な者のように扱うのに耐えられなくなり、家族一同の面前で父をとことん罵倒します。その後母もめざめて、父に初めて逆らったので、ショックを受けた父は、旅先で倒れ、亡くなってしまいます。

つまり、マックス親子の確執とは、妻に対する愛情についての考え方の違いに端を発する衝突だったようですね。
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この回答へのお礼

御回答有難うございました。

お礼日時:2007/11/14 13:52

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