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建築士として建築設計に携わることになる者です。
建築に関係した神が祀られている神社や寺などを教えてください。

また、大工と建築士は別だと思うのですが、あやかるべき神は異なりますか?よろしくお願い致します。

A 回答 (1件)

こんにちは。


立派なお心がけをお持ちで感心致しました。

「建築の神様」と申しますと、まずは「木の神」である「久々能智(くくのち)神」でしょうか。
木の精霊とも言うべき神様ですが、平安期以降宮殿の新造などに当たって行われる「大殿祭(おおとのほがいのまつり)」には欠かせぬ一柱で、現在でも「豊受姫(とようけひめ)命」と共に屋船神(住居を守る神様)として上棟祭をはじめとする祭儀において祀られる神様です。
兵庫県西宮市にある公智神社などが知られています。

また、天照大神が天岩戸に籠ってしまった際に神殿を造り、笠・矛・盾などの祭具を製作したことでも知られる「手置帆負(たおきほおい)神」、手置帆負神と共に天岩戸神話で活躍し、また共に神武天皇の橿原宮造営を行ったとされる「彦狭知(ひこさしり)命」の二柱も「建築の神」として土木・建築関係者からの篤く崇敬されています。
二柱は一緒に祀られていることも多く、千葉県南房総市の莫越山(なこしやま)神社などの祭神として知られています。

それから忘れてはならないのはかの「聖徳太子」で、日本の初期巨大建築の多くに関わったとされることからその先駆者として民間では早くから信仰があり、室町末からは太子の忌日とされる二月二十二日には木匠の間で講が営まれるようになったと言われています。
この太子講は現在でも大工・左官・鳶職・屋根屋・桶屋・鍛冶屋など、木匠に関わる様々な集団によって営まれています。

>また、大工と建築士は別だと思うのですが、あやかるべき神は異なりますか?
今までの部分を読んで頂ければおわかりと思いますが、昔は現在のように厳密にはそれらを区別しなかったこともあって、崇める神様にも特に区別はないと思われます。
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