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一般には明治になって文明開化する以前の日本人は魚は食べても、それ以外の肉類は口にしていなかったというイメージがあります。
しかし鬼平犯科帳とか時代劇見てると、江戸時代は軍鶏鍋とか猪鍋とか店が営業していて、堂々と食べているようです。
いったい江戸時代、またそれ以前の日本での肉食の実態、また肉を食べることへの禁忌意識はどうなっていたのでしょうか?

A 回答 (6件)

文献によりと、現在以上の種類の肉を食べていたようです。



クジラ、イルカから、ウサギ、
シカ(もみじ肉)
ウマ(サクラ肉)
などなど。

将軍が病気だと言うので加賀藩より牛肉の味噌漬けが送られたそうです。

江戸時代、食事処では、どんぶりで無く、お茶碗で出ます。
脚気と結核は日本の風土病とされていました。

これはビタミン不足と栄養不足が原因です。

問題は、
庶民の手にはあまり入らなかった。高価であった。
江戸前で魚が多く食されていた。
食事量が根本的に少なかった。

こう言う理由なのではないでしょうか?

戦前までは卵は高級品で、病気の時以外は食べられなかった。
これ程貧しい状態であったようです。

実際、食えぬ、払えぬを、
仏教では食ってはいけない。これを守る。拙者は御免。
だったのではないでしょうか?
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江戸時代、幕府が獣肉食に否定的であったのは、土木用の牛馬の不足が見られたからです。

牛馬の不足は、地域の軍事力の低下を意味します。 よって鯨、ウサギ、猪あたりはまったく否定されていません。(鯨は獣という認識さえなかったかもしれませんが)鳥は一般的で、身分の上下にかかわらず食べていたと思います。まあ肉が食べられるのは、豊かな人間か猟師、そしてたまたま獲物を手にした庶民くらいです。
 獣肉は一般的ではなかったので、肉食を嫌がる人も珍しくなかったとは思います。

 ちなみに江戸時代以前は、獣肉食を禁忌と考える習慣はありません。ただ経済的な点がネックになるので、やはり一般的とはいえません。
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肉って非効率な食事です。


言い方をかえると、金持ちしか食えません
http://www.nihonkaigaku.org/ham/eacoex/200prob/2 …
一人あたりGNPが高いほど肉を食う。

http://homepage3.nifty.com/onion/labo/l-index.htm
ここの牛肉にあるように、欧州でも中世というGNPが低い(生産性が低いころ)肉は食っておりません。

日本の開国のころより ちょっと前に 豊かになった欧米人が肉を食っていたので、「欧米人は肉を食う」とちょっと日本人が誤解しております。イエスキリストも「人はパンのみに 生きるにあらず」とは言ってますが、「人は肉のみに 生きるにあらず」と言っているくらい、普通の人々は 主に穀物をずっと食ってきました。
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まず、牛は現在の滋賀県で江戸初期からみそ漬けが名物になっているところからも、食べたは食べたようですが、庶民には高価すぎますし、第一この時代の牛は非常に堅くて、現在の牛肉からは想像がつきにくいそうです。

因みに高価だったのは農業用の労働力としての需要が大きかったためです。
また、豚はまだほとんど家畜化されていません(沖縄や九州の一部位)。
鶏も、ブロイラーや**地鶏などはまだいません。例えば有名な名古屋コーチンは明治期に士族が交配をして生まれた品種です。

こういった現在日本でメジャーな肉はあまりありませんでしたが、その他の野生動物は、鳥なら朱鷺から雀に至るまで、獣なら熊から狐や狸に至るまでよく食べたようです。
ただ、どうしても魚に比べると肉類は下等に見られていたのか、それとも「薬食い」という言葉が示すように滋養をつけるための物であるという認識があったのか、単純に珍味の一種として認識されていたのか、伝統的な「和食」の中には魚類はあっても肉類はあまり見かけません。あっても鶏肉位でしょうか。


因みに魚介類も、鯨から鯉から亀からタニシまで幅広く食べていたようです。
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江戸時代は豚は食べていないですけど猪は食べてるんですよね


今とは正反対ですね
猪と豚は遺伝子的には同じ種なんで猪を家畜化したのが豚だと
日本は国鳥に指定しているキジも食べてますし現在も狩猟対象ですし
魚もいうならば魚肉を食べているわけで
肉を食べていないのは仏門に入っていて人だけではないですか
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現在「肉」といって、最初に思いつく牛と豚を食べていなかったので、「肉を食べない」というイメージがついてしまっただけではないでしょうか?



縄文時代の遺跡からは、シカやイノシシからクマやサルにいたるまで、食したと思われる動物の骨が、たくさん発掘されています。
鳥類も、キジ、ガン、ツルなどなど、他にもたくさん。

日本書紀には、宮廷に献上されたイノシシを料理する光景を見ていた崇峻天皇が「このイノシシの首を落とすように、イヤのヤツの首も落としたい」と言った言葉を、謀反と判断した蘇我馬子が、逆に天皇を暗殺したという話が書かれています。

天平時代にも、宮廷に献上した品々を書きとめた木簡に、シカやイノシシが登場しますから、これも食べていたでしょうね。

そう考えると、ずっと普通に食べていたと思います。
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