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前回も質問しましたが、誤りがあったためにもう一度質問させていただきます。海岸段丘の形成は、これまで間欠的な陸地の上昇あるいは間欠的な海面の低下によって説明されてきましたが、現在はそれらの単独の原因による成因は、ほぼ否定されているそうです。それでは現在の海岸段丘の形成原因としてどのような現象が深くかかわっているのでしょうか。

A 回答 (1件)

その両方です。



まず、陸地を固定した状態で考えましょう。

氷河性海面変動という言葉をご存じでしょうか。
特に、「間歇的」という言葉に否定的であれば、この考え方が重要です。海岸段丘の「周期的」な形成原因の説明になります。

最近100万年ほどの間、地球は寒暖を繰り返し、およそ10万年の周期で氷期(氷河時代)と呼ばれる寒い時代を迎えます。この時代には北米大陸やヨーロッパなどに今の南極のような氷河が形成され、海の水が陸上に固定されるため海面が低下します。およそ100~140m位も海面が低下します。最後の氷期は今から1万年前に終わりました。ついで氷河時代が終わると氷河が解け、海に流れ込むことにより海面が上昇します。今から6000年ほど前が暖かい時期に当たり、日本付近では今より海面が数m高くなっていました。

海岸段丘が形成されるのは、この氷河が溶けた暖かい時期(間氷期)です。
つまり暖かい時代ほど海面が高くなるため、高い位置に海岸段丘が形成されることになります。

つぎに海面を固定しましょう。
地震などの間歇的な地盤の隆起がおこれば、当然古い時代の海岸段丘ほど高い位置に残っていることになります。

現実にはその両者がくみ合わさっています。
氷河性海面変動による海面の上昇によって形成された海岸段丘も、その後に地震などによる陸地の隆起がなければ保存されません(次の海面上昇によって浸食され、無くなってしまいます)。つまり、海面変動によって形成された海岸段丘が継続的な地盤の隆起によって保存されていると考えていただければ良いのではないでしょうか。

質問1の時にでていた房総半島先端の海岸段丘はまさに好例であり、最も高く広い海岸段丘は今から6000年前に形成された氷河性海面変動に伴う海岸段丘であり、それよりも低い小規模の海岸段丘は、地震による間歇隆起が直接的な成因です。
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この回答へのお礼

ご丁寧にありがとうございました
海岸段丘の形成はいろいろな考えができ、個人的に色々調べていたのですが
あまり詳しく理解できませんでした。でもこれでよくわかりました ありがとうございました

お礼日時:2001/02/08 00:45

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