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実例「当行に口座をお持ちでないお客さまにおかれましてもこの期間、当行のATMがご利用いただけません」

おかれまして とは おきまして の尊敬語なのですか。
すると「お客様におきましても」でも意味が通じることになりますが、
へんてこな日本語という気がします。

他にも「貴社におかれましては~」など、首を傾げたくなるのですが、
どなたか解説をお願いします。

A 回答 (6件)

No.3です。

ご丁寧なお返事を有難うございます。補足質問にお答えします。

ご質問1:
<すべての敬語を取ってみると「当行に口座を持っていない客も上記の期間、当行のATMが利用できない」となるのでしょうか。>

その通りです。


ご質問2:
<動詞なら述部以外で「れる」「られる」が使われるのは違和感があります。~場所を尊敬してどうなる、という疑問があります。>

「貴社におかれましては」という表現のことでしょうか?

1.この場合は貴社を単なる「場所」と見ているのではなく、「あなた方の会社」という意味で、相手の持ち物、相手に関わる場所に対する敬語として使われています。

2.貴社の「貴」は敬意を表す呼称で、相手の家を「お宅」と呼ぶのと同じ用法です。

3.「おかれましては」は、その会社で働く相手に対する敬意として、尊敬の助動詞「れ」を使っているのです。つまり、会社自体に対する敬意ではなく、会社で働く相手に対する敬意となります。

4.敬語は、主体(話し手)が向かう客体(相手)に対する語法です。この話し手が話しているのは、会社という建物に向かってではなく、その会社で働く相手に向かって話しかけています。つまり、敬意はその相手に向かって使われる、ということなのです。

5.例えば、
「ご子息におかれましては、優秀な成績でXX大学を卒業され~」
という会話の中で、話し手が敬意を表しているのは、聞き手となっている相手であって、その子息に対してではないのです。

敬意を表すべき相手の子息だから、「ご」という尊敬の接頭語をつけ、そのご子息の話題なので、「~におかれましては」で尊敬の助動詞「れ」を使っているのです。

6.これを場所に話題を置き換えると、
「貴国におかれましては、~」
においても、国に敬意を示しているのではなく、その国に住む聞き手である相手、に対する敬意となるのです。

ご参考までに。
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この回答へのお礼

文中に出てくる場所に対してでなく相手に対して敬意を表している、ということで大体理解できました。こちらからはなるべく使いたくない「おかれまして」ですが、見聞きしたときのために備えます。

 たいへんありがとうございました。

お礼日時:2008/08/06 16:50

No.2です。



>でも「貴社で会議を行います」を「貴社におかれてまして会議を行います」と言い換えることで尊敬を表すことになりますか。そもそもへんな日本語と言う気がしますが。私の解釈が間違っているのでしょうか

はい、間違っています。
回答をよくお読みください。私は「主格を表すことをはばかって、場所を表す『に』を用いた」という意味のことを書いたつもりです。
質問者様は「場所を表す『で』の代わりに『におかれまして』を使って尊敬を表すか」と聞いていらっしゃいますので、まったく話が違っています。

ひょっとしたらそもそも勘違いなさっているのかもしれませんが、質問者様の挙げている「貴社におかれましては~」は、
>「貴社『におかれてまして』会議を行います」
という場所を表す表現ではありません。例えば「貴社『におかれましては』ますますご発展のこととお慶び申し上げます。」(=「お前の会社『が』発展しててうれしいよ」)というように、主格を表すときに用いられる表現です。
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この回答へのお礼

大体わかりました。お礼がおそくなり失礼いたしました。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/08/06 16:51

「尊敬の意味をあらわす「おかれて」とか「おかれましては」になるのは少々納得のいかないところです。

動詞の敬語というのは文または文節において述語だけがなりえると思っていましたので。」

動詞は常に述語ですよ。
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こんにちは。

11/5のご質問ではお返事を有難うございました。

ご質問1:
<へんてこな日本語という気がします。>

おっしゃる通りです。

1.ご質問文にある用例は、わざわざ「におかれましても」を使う必要のないところです。

ここに敬語を持ってこなくても、敬意がない、ということは全くありませんし、逆に、このような大袈裟な敬語の使い方は、やや教養を疑われ兼ねません。

3、ここは、No.2の回答にある通り、
「~お持ちでないお客さまは~ご利用いただけません」
で十分です。

この中にでさえ、以下の部分に敬語が使われています。
(1)お持ちでない:「お」が尊敬の接頭語
(2)お客さまは:「お」が尊敬の接頭語
(3)ご利用:「ご」がが尊敬の接頭語
(4)いただけ:「もらう」の謙譲語
(5)ません:「ない」の丁寧語

これだけ敬語を使えば十分敬意は伝わります。「におかれまして」はあまりに仰々しく、ここでは不要です。


ご質問2:
<おかれまして とは おきまして の尊敬語なのですか。>

はい。正確には「~において」の尊敬語です。

1.「~におかれましては」は、「~においては」のかない敬意の高い尊敬語になります。

2.敬語への流れは
「~においては」→「~におきましては」→「~におかれましては」
となります。

3.「~において」の「お」(漢文の字が変換不可なのでひらがなのまま表記します)は、「置く」の形式的用法になります。

その未然形「おか」+尊敬の助動詞「る」の連用形「れ」+丁寧語「ます」の連用形「まし」が複合したものです。

4.「~に置く」とは、「~に話題を置く」という意味で使われます。つまり、「~に置かれましては」は「話題を置く相手」に対する敬意を表す言葉になります。


ご質問3:
<他にも「貴社におかれましては~」など、首を傾げたくなるのですが、>

状況によりけりです。

相手との距離感、状況、などのよって、最高敬語にあたる「~におかれましては」を使った方がいい場合もあります。

特に相手の会社がビジネスの大切な顧客である場合は、最大限のごますり・社交辞令が必要です。

ただ、おっしゃるような違和感も理解できます。というのは、この語は通常は、尊敬に値する「個人」に対して使われることの多い用法だからです。
例:
「社長におかれましては」
「OO先生におかれましては」

最近は、「貴社」といった団体に対しても使用が慣例化した用法と言えます。それにしても銀行の「お客様におかれましては」の例は、いただけませんが、、、。


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

 ご回答ありがとうございます。以前のお答えもたいへん役立ちました。
 例文は都市銀行最大手の、合併に伴うシステム完全統合におかれる?案内からの引用でした。この短い文の中でも多くの敬語が使われていることは意識しませんでした。すべての敬語を取ってみると
 「当行に口座を持っていない客も上記の期間、当行のATMが利用できない」となるのでしょうか。

 「社長に一目おかれる」(受身の「れる」)
 「○○先生がかばんを椅子におかれた」(尊敬の「れる」)
このような使い方なら理解できるのですが、動詞なら述部以外で「れる」「られる」が使われるのは違和感があります。
 「先生が答えた」→「先生が答えられた」動作の主語を尊敬すると言う意味でわかりやすい。場所を尊敬してどうなる、という疑問があります。
 お気づきの点がありましたら、またよろしくお願いいたします。
 

 

お礼日時:2008/01/30 17:09

>おかれまして とは おきまして の尊敬語なのですか


「尊敬語」というか「尊敬表現」です。「れ」が尊敬の助動詞です。

>「お客様におきましても」でも意味が通じることになりますが、
>へんてこな日本語という気がします
確かに「おかれまして」と「尊敬+丁寧」で使われることが多いような気がしますが、「おきましても」でも別にへんてこというほどではありません。

>「貴社におかれましては~」など、首を傾げたくなるのですが、
>どなたか解説をお願いします
同じような表現で「~には」というのもありますね。
「○○の候、皆様方『には』益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。」などど手紙の前文に使われます。
上の文の「~には」を「~おきましては」「~おかれましては」に置き換えてもは大体同じニュアンスを表します。

 この「に」は元々「場所」を表す格助詞ですが、そこから転じて「他者や自分を主語として特立指示することを避ける用法」(『日本国語大辞典』より)を持つようになりました。
 つまり、貴人の動作を言葉で表現すること(「帝が○○を書いた」)は畏れ多いという感覚や、自分の動作を言い表すことは失礼なこととする感覚があったのです。ですから、場所を表す言葉を用いて、「帝『には』○○を書かせ給へり」(=「帝のいる場所で、○○を書くという動作が行われた」)というような表現が行われたのです。
 上の例も「当行に口座をお持ちでないお客さま『は』この期間、当行のATMがご利用いただけません」としても同じことなのですが、まあ、銀行としては客を昔の天皇並みに崇め奉ってみた、というところでしょうか。
不明・不足の点がありましたら再度お尋ね下さい。

この回答への補足

 ご回答ありがとうございます。なるほど、「場所を表す言葉を用いることで、他者や自分を主語として独立指示することを避ける用法」なのですね。それですこし納得がいきました。
 でも「貴社で会議を行います」を「貴社におかれてまして会議を行います」と言い換えることで尊敬を表すことになりますか。そもそもへんな日本語と言う気がしますが。私の解釈が間違っているのでしょうか。
 お気づきの点がございましたら、またよろしくお願いいたします。 

補足日時:2008/01/30 17:25
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「おきまして の尊敬語なのですか。


そのとおりです。丁寧の「まして」を抜いた実質は
「おいて」です。
この「おいて」は、何々に「於いて」です。
何々に照らし合わせて、
誰々にとって、
という意味です。

「たとえ技能優秀な運転手には安全でも、
 法律に於いてスピード違反は一律に許されない」
「猫の色にこだわる猫好きは少ないが、
 画家に於いては絵の中の猫が黒いか白いかは重大である」
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この回答へのお礼

さっそくのご回答ありがとうございます。
「において」は格助詞「に」に動詞「おく(置く)」の連用形の穏便の形「おい」と接続助詞「て」がついたもの
意味は 1)動作・作用の行われる場所・時間など  2)~関して
であると、辞書で確認しました。でもこれが尊敬の意味をあらわす「おかれて」とか「おかれましては」になるのは少々納得のいかないところです。動詞の敬語というのは文または文節において述語だけがなりえると思っていましたので。

お礼日時:2008/01/30 16:41

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