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臨床心理士か学校心理士か、
どちらの資格を目指すべきかで悩んでいます。

数年前に、通信制大学で小学校教諭一種免許状と教育学士号を
取得しました。 当初は、留学時のアルバイト経験から外国人児童へ
の日本語教育に関心を持っており、日本語教師として学校で
日本語支援に携わりたいと考え、通信制大学に編入学し学びました。

その過程で、何かを教えるアプローチよりも、外国人児童か
日本人児童かに限らず、心のサポートについてより関心が
強いことに気付きました。

そこで、学校などで英語や中国語などを生かし
外国人児童の心理サポート【も】できるカウンセラーとして
活動したいと考えてます。

自分なりに調べたところ特に大学院で多文化、
異文化の心理学を専攻できるところはないようです。

このような目的の場合、大学院進学は、
早大の外国人児童への日本語教育専攻を目指すべきか、
または異文化コミュニケーション関連か、
それとも臨床心理士か学校心理士の資格が取れるところで
独自に該当の研究をするべきか、
関連のご経験がある方からのアドバイスを
いただきたく投稿しました。

特に学校での活動に興味がありますが、
その場合、学校心理士の資格だけでもよいでしょうか?
あるいは、臨床心理士の資格を目指した方が良いでしょうか?

A 回答 (1件)

外国人児童のサポートとしては、カウンセラーのみを考えている


ということでよろしいでしょうか? というのも、外国人児童への
サポート活動について調べてみると、カウンセラーに限らず
学校の教員(日本語教師を含む)・精神科医・教育や福祉など
さまざまな領域にわたるアドバイザーみたいな方々など、
それぞれが単体で活動しているというよりは、多様な立場の方が
地域や団体としての取り組みの中で連携して動いているのが
メインのようですね。その中でも、異文化心理学を専門領域とする
臨床心理士の方は少数ながらもいらっしゃるようです。

カウンセラー、あるいはそれに準ずるものをめざしていらっしゃる
場合は、やはり入口として心理臨床や心理支援の基礎を学びながら、
臨床心理士の資格取得をめざすのがベースになります。
いかなる対象であれ、臨床心理士の素養と資格があることが、
今の日本の心理臨床には必須になります。学校心理士は学会資格で、
カウンセラーとしての活動までは不可能ではないと思いますが、
スクールカウンセラーとして求められるのは臨床心理士が多いです。

ただし、心理学専攻ではなかった場合、運良く臨床心理系の大学院に
入れたとしても、大学院は臨床心理士資格専門学校ではないので
全てにおいて入学の時点で学部レベルの心理学の知識は必須です。
法科大学院(ロースクール)のような、学部専攻未修者向けの
クラスやプログラムは皆無で、院で学びながら学部の学びを
するのは非常に困難が伴います。できることなら遠回りのように
思えても、学部の学びをしてきてからのほうが無難です。

そして、臨床心理士の資格取得をめざす中で、異文化心理学の科目を
併行して学ぶのがベストではないでしょうか。異文化心理学自体、
心理学の中では「応用心理学」とカテゴライズされるものなので、
その学びを始める前にやはり心理学の基礎を学ぶ必要がどうしても
あります。専攻ではなくても、一科目として設けている学部・院は
あるようですから、そういうところを探すといいのではないでしょうか。
また、子どもからの視点だけではなく、子どもがいかに適応できる
体制を作って上げられるかという社会の視点からも支援体制が
作られていますので、異文化のみならず、発達心理学、社会心理学、
コミュニティ心理学などの学びも必要になるはずです。

こう考えると、学部の学び→臨床心理士資格認定協会の
指定校である大学院入学→修了後、臨床心理士資格の受験、と
ちょっと年数がかかってしまいそうですね。いずれにしても、
資格や勉強も大事ですが、具体的なキャリアを描くために
活動実態を把握し、外国人児童の支援としてどのような職業や活動が
具体的にあるかも、調べていくといいのではないでしょうか。
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この回答へのお礼

お返事ありがとうございました。
ちょうど多文化ソーシャルワーカーのニーズも
今後増えてくるという文献をみつけたところで、
カウンセラー以外の活動もあるのだ、と、
知ったところでした。

もう少し視野を広くもって、
活動の方法を見極めたいと思います。
詳細にアドバイスいただき誠にありがとうございました。

お礼日時:2008/02/20 09:27

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