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皆様
  こんにちは、ご存知の方にご教授をお願いできれば
 と思います。

 外国の友人に聞かれて答えられなかった質問ですが、
単語の中に濁音が入る場合と入らない場合があると思うが、
これは規則性があるのでしょうか?例えば、

  生活(せいかつ)==>濁音なし
  正月(しょうがつ)==>濁音あり
前の字の発音に関係して後ろの字に濁音がつく、あるいはつかない
という法則性はあるのでしょうか?(それとも)それとも他の法則性?

もう一つ、例えば1本、2本、3本のように、本がhong, pong, bong
になると思うが、これの法則性は?

 よろしくお願い致します。
  

A 回答 (3件)

後半の「一本、二本、三本」の件についてのみ。



これは、ちょっと難しい話になってしまうのですが、中国語と日本語の昔の発音に関係しています。

「一」「二」「三」「本」はいずれも音読み、つまり昔の中国語の読みを輸入したものです。当時、「一」は「it(イッ)」、「三」は「sam(サム)」、「本」は「pon(ポン)」のように発音しました。

当時の日本語には今で言うハ行音がなく、当時のハ行の文字は今で言うパ行音を表していたので、「ポン」という発音を「ほん」と表記しました。

つまり、当時の発音では、

 一本 → イッ・ポン
 二本 → ニ・ポン
 三本 → サム・ポン → サムボン → サンボン

と、「三本」のみいわゆる連濁した(直前の音に影響を受けて「本」が濁音化した)状態でした。

その後、日本語の発音に変化が起こり、ハ行の文字が次第に現在の音に変わってゆきます。しかし、「一本」「三本」の音はそのまま残ったため、現在のように

 一本 → イッポン
 二本 → ニホン
 三本 → サンボン

という発音になった訳です。なお、「一」の場合は昔の中国語音で「-t」終わりでしたが、この他に「-p」「-k」で終わっていた文字にも(これらの特徴を持つ文字をまとめて入声[にっしょう]の文字と言います)、同様に本来あるべき音が促音(「ッ」)に変化する現象が見られます。例えば、

 「六」(-k終わり)→六本は「ロッポン」
 「八」(-t終わり)→八本は「ハッポン」
 「十」(-p終わり)→十本は「ジッポン」
  (※「十」は元々「jip(ジプ)」のように発音したのが「ジフ→ジウ→ジュウ」
    のように変化したため、「十本」は本来「ジュッポン」ではなく「ジッポン」
    が正しい。ただし最近は「ジュッポン」と発音する人も多い)
 「百」(-k終わり)→百本は「ヒャッポン」

「-p」終わりは上述のような音韻変化のせいもあって判断が難しいのですが、「-k」終わりは現代日本語で音読みすると最後が「-く」、「-t」終わりは同じく「-ち」「-つ」で終わりますので、ある程度は判断がつくかと思います。本数の数え方とは異なりますが、「日本」に「ニッポン」という読み方があるのも、「日」が昔の中国語で「-t」終わりだった(現代日本語の音読みで「ニチ」「ジツ」)からです。

それでは「七」(シチ→本来「-t」終わり)はどうなの? と思われるかも知れませんが、これは「四」(シ)と読み方が紛らわしいため、慣習上、「四」「七」だけは基本的に「よん」「なな」と訓読みで読むことになっています。「四本」は「よんほん」、「七本」は「ななほん」。「シホン」「シチホン・シッポン」とは普通読みませんよね。

また、上で言う「三」のように鼻に抜ける音、つまり「-m」や「-n」等で終わっていた音についても、同様に濁音化の現象が見られます。例えば、

 「千」(-n終わり)→千本は「せんぼん」
 「万」(-n終わり)→一万本は「いちまんぼん」

もちろん、何事にも例外はあって、例えば「億」は-k終わりでしたが、「一億本」は促音便にならずに「いちおくほん」です。このような大きな数については、漢語を輸入した当時には用いられることはほぼなく、実用されるようになったのは近代になってからだったため、上のような歴史的変化を経なかったと考えることができるでしょう。

現代日本語だけを考えても答えの出ない話なので説明が長くなってしまいましたが、以上、少しでもご参考になれば。
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連濁の問題ですね。


ウィキペディでは次のように定義されています。
「連濁(れんだく)とは、日本語において複合語の後部要素の初頭にある清音が、濁音に変化する現象。」
 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%80%A3%E6%BF%81 ウイキペディア 連濁
ここでは概括的な説明ですが、次のサイトではかなり詳細な研究がなされています。なかなか複雑ですね。
 http://www.biwa.ne.jp/~ichhan-j/rendaku/rendaku2 … 連濁はなぜ起こるのか
提案ですが、日本人の姓で 「~田」のような「田」の発音は「た」と「だ」に大別されます。これらの「た」の前の発音によってどのようによばれているか帰納法的に集めてみるのも面白いのでは。。。。
ァ行では 会田、飯田、上田、青田のように。全部「だ」とは限りませんね。
たまに「でん」とも発音されることもありますし。
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生活(せいかつ)==>濁音なし


正月(しょうがつ)==>濁音あり

活と月は別の言葉であって月の音読みは元々濁音が入っています。
前の字の発音に関係していません。

「1本、2本、3本のように、本がhong, pong, bong」
単に言いやすいように変化したものです。
イチホン サンホンとは言いにくい。

この回答への補足

ご回答を感謝致します。

 それではなぜある字の読みに濁音が入り、別の字なら濁音が入らない?

言いにくいかどうか感覚的なもので、生まれたときに1本をイチホンと
教わっていれば、それでも言いにくいと言えますか?
何なら言いにくい、言いにくくないか、規則性はある?

補足日時:2008/02/18 19:37
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