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コレクタ接地については、出力を抵抗を通したエミッタから取り出すところに特徴があり、これにより入力からみたインピーダンスは高く、出力側からみたインピーダンスは低くなるという説明がなされています。
基本的な事項ですが、この入力側、出力側とはどういう意味なのでしょうか?
また、なぜ入力側からみると高く、出力側からみると小さくなるのでしょうか。
何とぞよろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

電子回路でインピーダンスを議論する時、大抵は信号源から最終の負荷までの信号の大きな流れの中での話になります。

その流れをある部分で切断し、右を見るか左を見るかで「○○側を見たインピーダンス」と表現するのです。

コレクタ接地回路ならば信号の流れは
信号源→トランジスタベース→エミッタ→負荷
なので信号源とベースの間で回路を切断し、ベース側を見たインピーダンスを入力インピーダンスと呼びます。また信号源側を見たインピーダンスを信号源インピーダンスと呼びます。エミッタと負荷の間で回路を切断し、エミッタ側を見たインピーダンスを出力インピーダンス、負荷側を見たインピーダンスを負荷インピーダンスと呼びます。
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1.入力側、出力側とはどういう意味なのでしょうか?


2.入力側からみると高く、出力側からみると小さくなるのでしょうか。

各回答の前にエミッタ出力の場合の入力側、出力側の動作状態を説明します。

コレクタ接地は電流増幅器で、エミッタ接地は電圧増幅器の動作になるのが前提になります。
エミッタフォロア動作の関係で、
入力側:ベースに流れ込む電流の関係で入力インピーダンスが高くなります。
エミッタに抵抗が挿入されていることで、ベースとエミッタの電圧が同様に変化します。
ベース側から見た入力インピーダンスの影響はエミッタ抵抗のβ(電流増幅率)倍となりエミッタ抵抗が1KΩでβ;150なら150KΩの入力インピーダンスとなります。
エミッタ接地の場合ベースの入力抵抗はベース→エミッタ→アースとなり一般に低抵抗になります。
*これを電流の負帰還といいトランジスタの安定動作に利用されます。

出力側:エミッタから取り出せる電流が、トランジスタの入力電流のβ(電流増幅率)倍になります。
エミッタ電圧はベース電圧→エミッタに連動します。
ベース電流が1mAであった場合βが150であればエミッタから150mAが取り出せます。
コレクタ出力の場合はコレクタ抵抗の値で制限されますので10KΩが接続されていればこの10KΩとなります。

*通常は各コレクタ接地・エミッタ接地の別々の回路構成で使用されないで、特に電圧増幅器の場合エミッタ抵抗に数100Ωを挿入して、電流の負帰還で安定動作させます。
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