最速怪談選手権

「畏兄」という言葉何となく使っていましたが、辞書で詳細を確認しようとしたところ見つかりません。広辞苑にも無いということは単なる造語にすぎないのでしょうか。それにしては随分永く使われていると思います。何かの辞書に記載があるのか、または何か出典とか教えてください。

A 回答 (3件)

「畏兄」という言葉は、辞書に載っていませんね。


しかし、昔は「大兄」などと同じように、多く使われていました(大兄のほうがポピュラーかな、大兄、学兄は辞書にありますね)。
戦前の辞書にはあったと思います(しかし手元にそのような辞書がありませんので確かめることができません)。
「ポット出の造語で泡のように消えて行った」といったものではないと思います。

「畏」という漢字の意味は、おそれる、おそれはばかる、うやまう、かしこむ・・・のような意味だと思いますが、この漢字は戦後の当用漢字の制定のときから、使われなくなってきているように思います。
このときから、同音や同訓による書き換えが多く発生し、言葉も変わってきました。
「畏」で表していた言葉も次第に少なくなって来たように思います。
「畏くも天皇陛下におかせられましては・・・」という言い方は、天皇の人間宣言と共に消えていきました。現在は神主さんの「カシコミカシコミマオスー」くらいにしか残っていません(苦笑)。

言葉にも寿命はあると思います。
昨今の若者ことばのように、辞書にも載らずに消えていってしまうもの、文明開化以降の西洋語の翻訳による歴とした新造語、いろいろありますが、大体は自然に発生して多くの人に使われることによって、辞書に載り、そして年数が経って使われなくなり自然に消えていきます(運よく古語辞典に残るものもあります)。

今回の「畏兄」は、自然に消えて行ったというよりも、戦後の国語政策や天皇制の変更による影響が大きいような気がします。
以上は素人の想像です。
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この回答へのお礼

言葉にも寿命があるんですね…辞書からも消えるのですね。
なんか憐れを感じます。
機会があれば戦前の辞書を一度目にしたいものです。
納得の回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/01 17:22

「畏友」の“応用”でしょうね。


>い‐ゆう〔ヰイウ〕【×畏友】
尊敬している友人。また、友人に対する敬称。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E7%9 …
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この回答へのお礼

そもそも今回の質問のきっかけは「畏友」と「大兄」と「畏兄」の使い分けを辞書で調べようとしたことからでした。「畏友」ではまだ軽い感じがして「大兄」では手紙か何か感情がこもってない感じでした。「畏友」プラス「大兄」で「畏兄」が誕生したのかも?何の根拠もありませんが…。尊敬するちょっと年上の人を「畏兄」と読んでみたいと思っています。ありがとうございました。

お礼日時:2008/03/01 17:34

 「畏敬」の間違いではないですか。

畏れ(おそれ)敬う(うやまう)ことです。

この回答への補足

「畏敬」なら問題ないのですが、「畏兄」です。相手が女性だと「畏姉」などと使う方もいらっしゃいます。
”畏兄・羽生善治”などと使います。

補足日時:2008/03/01 00:37
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