「平成」を感じるもの

現在高2の者です。
法学部に進学し、大学院まで出ようと思っています。

しかし僕は法曹になるための手順がいまいち理解しきれていませんし、
法学部・大学院を出たからといって絶対に法曹になれるなんて思いません。
最近、「法曹か樹海」なんて話題を聞きました。
『成功すれば法曹、失敗すれば樹海』
つまり法曹を目指すというのは、人生を棒に振るかもしれないという
リスクを背負ってるって事ですか?
「法曹なんて無理だったんだ・・・」と気づいたときはもう手遅れと、
こういう解釈でいいんでしょうか?

法曹を目指してる自分にとっては、すごく不安です。
法曹を目指すにあたって何かアドバイスを頂きたいです。

A 回答 (5件)

法曹を目指すのであれば、大学卒業後に法科大学院に進学することになります。

法学既習者であれば2年間、法学未修者であれば3年間を法科大学院で過ごすことになります。
法科大学院の学費は、私大であれば150万円~200万円、国公立であれば約100万円と、一般の大学院と比較してもかなり高額です。
学費以外にも、参考書代等が相当かかります。また、膨大な量の課題を出されるためアルバイトなどはできません。

法科大学院を修了すると、新司法試験の受験資格が得られます。新司法試験は、5年以内に3回までの受験制限が設けられており、その期間内に合格できなかった場合、受験資格を喪失します。
新司法試験の合格率は、今後どのように変化するのか不明確ですが、鳩山法務大臣が年間合格者数3000人という政府目標を撤回してしまったので、将来的には20%ぐらいになるのではないかと言われています。

新司法試験に合格すると、1年間の司法修習を経て法曹になれます。従来であれば司法修習の期間は、国から給与が支払われていましたが、今後は無給となることが決まっています。つまり、修習期間は借金をして生活することになります。規定でアルバイトはできません。

修習修了後は、裁判官・検察官・弁護士になるわけですが、法曹の増員ペースに需要が追いついていない状況なので、弁護士は就職難です。裁判官と検察官は相当狭き門と言えます。

「法曹か樹海か」というのは、膨大な時間と出費を費やしたにも関わらず、新司法試験に合格できなかったため、借金しか残らなかったことを言います。受験制限をフルに使ったとすれば、法科大学院に現役で入ったとしても20代後半なので就職が難しくなります。
そうなると精神的にきついですよね。まさにそれが、qsqsqsqさんのおっしゃるように、「法曹なんて無理だったんだ…」と気づいたときはもう手遅れという状況ではないかと思われます。
ただ、現在の状況は、法曹になれたからといって従来のような高収入はなかなか見込めなくなっています。

とにかく、現在の法科大学院→新司法試験というルートは、かなりハイリスクなので、その点を良く考えた上で進路を選ぶべきだと思います。
qsqsqsqさんはまだ高校2年生ということなので、大学を卒業される頃には、また状況も好転しているかもしれません。その時の情勢を見極めた上で、ベストな選択をしてください。

この回答への補足

やはり学費は高いものですね。
新司法試験は、5年以内に3回までの受験制限が設けられており・・・
回数規制もあったんですか…知りませんでした。
詳しく説明して頂き、ありがとうございました。

補足日時:2008/04/13 16:54
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こんにちわ。


法曹資格を持っている者として申し上げます。
結論は、めちゃくちゃしんどいです。精神的にやられるのは確実ですね。
司法試験の難しいところは、知識を持っていることが大前提です。そこからが、難しい!!!つまり、知識にスキがない人との戦いです。
「法曹なんて無理だったんだ・・・」と気づいたときはもう手遅れと←はい、確かにそうです。法科大学院に行った、卒業した、そして新司法試験を受けたそして合格不合格、と言うだけで最短で25歳です。知り合いでは、大学院出てバイト生活・・・・なんて人が結構います。
このままいけば・・・・想像しただけでゾっとします。
2ちゃんねる、はウソも多いですが司法試験に関してはウソはなさそうです。証拠に、しんどいところのつぼを知っている人が書いているのがよくわかります。
そして、目安ですが、大学4年+院2年間、そして試験までの2ヶ月は最低勉強時間毎日どんなことがあっても、4-5時間は必要です。
ちなみに、私は7回試験を受けました。
でも、合格すれば天国です。
終わりに、根性とハードカバーの本を読む根気、そして意外に数学的思考が必要では?と思います。
とりあえず、4年間頑張ってみられたら?

この回答への補足

不安定な生活になるのは避けたいです。
バイト生活する方もいらっしゃるんですね。
参考になりました。ありがとうございました。

補足日時:2008/04/13 16:52
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大学1,2年のうちから司法書士の試験を受けるなどして


(まずは行政書士でもよいですが)
自分にあうか見極めてからでよいと思います。
就職活動は3年からですから、十分間に合います
(公務員試験も法律を勉強していると有利ですよ)

大学院までいってしまうと、選択肢は狭まりますから、
それまでには決めた方が良いでしょう。

なお、弁護士のほとんどはいそ弁から始まります。
通常いそ弁は独立する前の半人前の弁護士をさします。
つまりボス弁の下で勉強させてもらっている居候弁護士です。
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この回答へのお礼

早めに最終的な目標を立てて勉強したいと思います。
どうもありがとうございました。

お礼日時:2008/04/13 16:51

目指すこと自体は誇りと目標を持って目指せばよいと思います。



ただ法曹界だけでなく、業種としての法務業(司法書士、税理士、社労士、弁理士等)は法的知識だけではダメなんですね。

相談者は法的に知識がないので、相談内容すら明確でない場合もあります。
何をどの様にアドバイスをするかということも重要です。
この可能性、そんな場合、と言う先々のことまで考えて解決の糸口を見つけると言う姿勢でしょうか。

弁護士を含めて食って行けない人はたくさんいます、いわゆる”いそ弁”というやつです、
仕事も無く事務所を維持できないので知り合いの弁護士事務所に机を置いてもらうというものです。

司法試験を目指すなら大学院は不要で、法科大学院でしょう。
勉強以外の知識、道徳、礼儀などが社会人生活には必要なのでそちらも同時に磨いてください。
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この回答へのお礼

やはり食っていける職に就くのが最善なんですかね~。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/13 16:50

例え司法試験に合格しなくても、


早いうちに司法書士、行政書士、公務員に転じれば問題ないと思います。
いずれも試験に受かる事が絶対条件ですが、司法試験の比ではありません。

司法試験1本で追い求めると不幸になります。
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この回答へのお礼

やはり司法試験だけでは厳しいですよね・・・。
幅広く考えていきたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2008/04/13 16:48

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