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素粒子の定義についての質問です。
素粒子は物質を構成する最小単位のはずなのに
例えば
陽子はクォークからできているのに素粒子に分類されています。
これはどのように理解すればよいのでしょうか。

A 回答 (2件)

google検索などで、「陽子 wiki」で検索すると結果表示のところで、陽子-Wkipedia 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』. 移動: ナビゲーション, 検索. 曖昧さ回避 この項目では水素の原子核であり、素粒子の一つである陽子について記述しています。

とでますが、wikiを開く(以下のURL)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%BD%E5%AD%90

には、陽子は素粒子の一種であるといった記述は見あたりません。単なる間違いです。あくまで素粒子の定義は「物質を構成する最小単位」です。以下のURLに詳細・簡潔な解説がありますので見てみてください。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%A0%E7%B2%92% …
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「素粒子」という用語は原子核が発見された後、原子核より小さな構成単位(当時はこれが「最小単位」と考えられていた)のものが、今でも素粒子と呼ばれています。


 時代が後になるにしたがってより小さな構成単位が見つかっているわけですが、そのたびごとに最も小さな構成単位以外の粒子を「素粒子」とは呼ばなくなっていったかというと、そうではないようです。

理化学辞典 第五版(岩波書店刊)
http://www.amazon.co.jp/dp/4000800906
の「素粒子」の項目より一部引用しますと

「現在ではハドロンは複数のクォークやグルオンの結合状態であることがわかっている.その意味で陽子やπ中間子などは`素`粒子ではなくなったが,歴史的な理由で素粒子とよばれている.クォーク,レプトン,ゲージ粒子のように不可分であると思われている粒子をハドロンと区別するときには基本粒子とよぶことがある.」

とあります。

言葉の定義に関してはwikipediaよりは理化学辞典など、しっかりした書籍に当たられることをお勧めします。

以上整理しますと、

・「素粒子」(という用語)の定義は「原子核より小さな」構成単位。
 (つまり、陽子も「素粒子」と呼ぶ。)

・「不可分であると思われている粒子」(標準理論ではクォーク、レプトンなど)に対応する用語は「素粒子」ではなく「基本粒子」。

ということのようです。

なお、「物質を構成する最小単位」に対応する的確な用語があるのかは私は存じ上げません。
「不可分であると思われている粒子(基本粒子)」のなかでもフェルミオンだけに限定すべきでしょうか?
重力や電磁力のことを普通「物質」とは言わないような気がしますので。
でもグルーオンを含めないとクオークから陽子や中性子を作れない?
いや、やっぱり電磁力もないと原子核と電子が引き合わないので物質が構成できない。
なら電磁力(光子)も物質の構成単位????
どうなのでしょう????
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この回答へのお礼

言葉の定義などは理化学事典に頼るのがいいというのは
初めて知りました。とても役に立つ情報をありがとうございます。

お礼日時:2008/04/17 15:23

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