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素人ですみません。

特許権は知的財産権だそうですが、「特許権は財産権である。」という法文はどこかの法律に書いてありますか?

物権法定主義、というそうですが、「特許権者は…権利を専有する。」(特許法第68条)と書いてあれば、特許権は財産権になるのですか?

特許を受ける権利も財産権だそうですが、特許法第68条のような文言もないのに財産権なのですか?

A 回答 (2件)

物権と財産権は別の概念です。

それを一緒だと思っているから理解できないだけです。

まず、特許権は物権ではありません。
物権とは本来は「物に対する直接的支配権(ただし、例えば債権質とか地上権を目的とする抵当権のように例外はある)」なので、物を支配しない知的財産権は元々物権ではありません。その上で、物権であるとする法的根拠もないのですから物権ではありません。
ということで特許権に物権法定主義は何の関係もありません。

ちなみに知的財産権は無体財産権とも言います。物を支配しないから無体財産権なのです。無体財産権は、物権、債権と並ぶ第三の財産権といってもいいくらいです(つまり、物権、債権も財産権である)。

さて、そこで財産権とは何かと言えばこれは一言で言えば「権利をその性質によって分類した一分類」です。財産権以外の権利は、例えば人格権とか身分権とか。特許権は財産権であるという記述は、「経済取引の客体を目的とする権利の総称が財産権というのが法学上の定義であるところ、特許権は経済取引の客体となる特許を目的とする権利なので財産権である」という論理的な帰結にすぎません。

ともかく、財産権であることから演繹的に全ての結論が出るわけではないので、財産権であるということをそれほど過剰に意識する意味は法解釈上はありません。むしろ、百害あって一利なしです。
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特許権は物権とどこかに書いてありましたか?



物権法定主義から、特許権は物権ではないと思いますが。
ただし、国家機関への登録が要件である権利であり、排他性を有することから物権性はあると思います。

財産権的な性質は、あくまで副次的なものでしょう。
民法上の財産権、あるいは刑法上の財物とみなされるかというとまた別の話です。企業会計上の資産としての評価は可能なようですが、それが「特許権は財産権である」と断定できる根拠とはなりえないように思います。
「一面で物権性を有し、財産権としての側面も持つ権利」に過ぎないのでは?
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