A 回答 (5件)
- 最新から表示
- 回答順に表示
No.5
- 回答日時:
18世紀後半以降、近代市民社会の時代を切り開いた市民革命は、身分階層制を覆すことを目指しました。
王族・貴族・聖職者の権威を否定して、平民の中の市民が主導する社会を作りました。しかし、その後市民社会の成長とともに資本主義が広がると、資本家・地主と労働者・貧農が対立する、新たな階層社会が矛盾を強めました。そこで、真の平等社会を目指して共産主義を目指す動きが広がったのです。
資本家から生産手段を奪い、地主から土地を奪い、宗教的権威を否定して、彼らの特権を奪いました。(現在の中国共産党政府とダライ=ラマ14世の対立は、このような歴史的背景も考慮すべきです)
つまり、身分階層や経済的階層、宗教的な上下関係を厳しく否定する共産主義グループは、リーダーたる共産党員も一般民衆(中国では「人民」)も、共産主義社会建設の崇高な理想を目指す「同志」なわけです。
レーニンもスターリンも、毛沢東も周恩来も「我々一般民衆と同志なんだ」と理解させることで、ロシア帝国の「ツァーリ」や大清帝国の「皇帝」、大資本家や大地主とはまったく違う存在だと、アピールしたといえるでしょう。共産党内のリーダーが「書記長」と呼ばれるのも、そのような考えから付けられた名前だと聞いたことがあります。
いつから使われた言葉なのかについては、良くわかりませんが、多分マルクス・エンゲルスの時代からあったのではないかと推測しています。
No.4
- 回答日時:
日本の場合は並列関係の間柄を「同志」と呼び合います。
封建社会では縦のつながりが主で、友達とか仲間といった横のつながりを表す言葉がなかったんです。
それが幕末になると、同じ主義主張の仲間が集まるようになり、身分といった縦の関係ではなく横の関係ですから、同じ志を持つ者として「同志」という言葉ができたのではないかな。
No.3
- 回答日時:
http://en.wikipedia.org/wiki/Comrade
ロシアのボルシェビキたちのようです。
元は、仕事上の仲間とか、旅行仲間(たぶん、行商とかのイメージでしょうね)だったのが、ロシア内戦中に、赤軍の兵士間で使われた。それが、世界に広がったとのことです。
ロシアのボルシェビキたちのようです。
元は、仕事上の仲間とか、旅行仲間(たぶん、行商とかのイメージでしょうね)だったのが、ロシア内戦中に、赤軍の兵士間で使われた。それが、世界に広がったとのことです。
No.2
- 回答日時:
団結力を高めるためでしょうね。
名前を呼ぶときは、敬称を付けるのが普通です。君、さん、ミスター、先生など。
でも、同じ志を持った人たちばかりですから、一律にタワリシチ(私はこんな発音で覚えていますが)と呼んで、団結力を高めたのだと思います。
中国での話しですが、当初は共産党員の間で使われていたはずです。
「同志(トンズ)」は便利な敬称なんですね。エライ人であろうが、ペイペイであろうが、同じ「○○同志」で済んでしまいます。
「君」にしようか、「さん」にしようかと迷わなくてもいいわけです。
これが一般にも普及して、街の中でも誰彼構わず「同志」が飛び交っていたということです。
「同志」という敬称は、今の日本でも健在です。↓
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-08-07/20 …
この回答へのお礼
お礼日時:2008/05/15 23:06
ありがとうございます
日本共産党ではまだやってるみたいで、そういえば「コキントウ同志」というのも
どこかで見た覚えがあります
彼らはどこまで「本気」なのでしょうね。もはや単なる習慣かもしれませんが。
No.1
- 回答日時:
>もう今はあまりやらないでしょうが
>かつて共産主義をかかげる党、組織の人はお互いのことを「同志」と呼んでましたよね。
>「同志スターリン」みたいに。
>この呼び方の発祥はどこにあるのでしょうか。
こんにちは。
共産主義はあらゆる階級を否定するので,実態として持っている権限や地位に差はあっても,儀礼的に「同志」と呼んでいるのではないでしょうか。
共産主義の母胎の一つはフランスの社会主義だそうなので,フランスの社会主義者たちが言い始めたのかもしれません。もっともマルクスやエンゲルスたちが始めた可能性もあります。
参考になりそうになく,申し訳ありません。
お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!
似たような質問が見つかりました
- 政治 同志の意味。 7 2023/01/16 04:44
- 戦争・テロ・デモ グローバリストクーデターとは、「グローバリスト」の用語が禁止された事? 1 2022/11/20 13:02
- 政治 たまに志位も良いこと言うのでは? 自分たちのことを棚上げして自民を批判する立憲民主の姿勢は疑問に思っ 5 2022/10/23 11:18
- 哲学 人間と社会とについての用語をあたらしく作りました。 1 2023/01/30 05:17
- 社会学 なぜ共産主義は撲滅しないの? 14 2022/08/05 10:37
- 政治 日本共産党 10 2022/09/07 07:23
- 政治 自民党も同じ穴のムジナですか? 3 2022/06/15 07:35
- 農林水産業・鉱業 なぜ日本人は中国共産党を嫌うのですか? 3 2022/10/09 22:03
- 政治 左翼が分裂。ウクライナ批判を始めた 2 2022/11/27 17:46
- 哲学 われわれは どこへ行くのか? 世界の行方についての展望を問います。 79 2022/12/15 05:42
おすすめ情報
デイリーランキングこのカテゴリの人気デイリーQ&Aランキング
-
「づつ」と「ずつ」はどちらの...
-
課題の反対語
-
平安時代の寝殿造り.....冬はど...
-
56歳独身男性です。 オナニーが...
-
「1に何々、2に何々、34が無く...
-
パクリの語源は、戦前盗みで捕...
-
『漢』という字の読みについて
-
「幼少」ということば
-
実在していたかが疑問視されて...
-
「わいうえを」とか「やいゆえ...
-
中国人の脚の長さ が、気になり...
-
歴史的仮名遣いでの小文字表記...
-
橘氏が繁栄しなかった理由は?
-
幅員とは?
-
人名で「かほり」で「かおり」...
-
羽柴(筑前守)秀吉などの「〇...
-
昔の日本人に比べて現代人が若...
-
初老の夫の自慰の回数
-
夜着に使っていた白い着物の名称
-
徳川本家、御三家の家紋に違い...
マンスリーランキングこのカテゴリの人気マンスリーQ&Aランキング
-
平安時代の寝殿造り.....冬はど...
-
「づつ」と「ずつ」はどちらの...
-
課題の反対語
-
「わいうえを」とか「やいゆえ...
-
昔の人は冬の寒さをどうやって...
-
「いずれか」と「いづれか」ど...
-
パクリの語源は、戦前盗みで捕...
-
56歳独身男性です。 オナニーが...
-
徳川御三家に紀伊・水戸が選ば...
-
中国人の脚の長さ が、気になり...
-
歴史的仮名遣いでの小文字表記...
-
「1に何々、2に何々、34が無く...
-
昔の日本人に比べて現代人が若...
-
処刑場跡(主に兵庫県南部で)
-
徳川本家、御三家の家紋に違い...
-
日本で双子が忌まれるようにな...
-
塗料 ナフタデコールとキシラ...
-
「幼少」ということば
-
睾丸を利用した拷問
-
歴史的仮名遣いの「む」
おすすめ情報