これ何て呼びますか

「表す」は、五段活用なので、
可能の表せられるという言葉は何となく間違っているような気がします。
表せるが正しいと思うのですが、
表せられるという言葉は合っているのですか?

A 回答 (7件)

こんにちは。

5/14のご質問ではお礼のお返事を有難うございました。

ご質問1:
<表せるが正しいと思うのですが>

おっしゃる通りです。

1.既に回答は出ていますが、「表せる」は「表す」の可能動詞になります。

2.可能動詞は五段動詞では仮定形に可能の助動詞「る」を接続して作られます。この「る」は可能の助動詞「れる」の文語表現になります。
例:
「行ける」「話せる」「泳げる」

3.ご質問の「表す」も五段活用ですので、同様に可能動詞が作れ「表せる」だけで、可能のニュアンスを出すことができるのです。

4.「表せる」を「表せれる」と同意に感じるのは、「れる」がもともと「る」であったことに起因するのかもしれません。


ご質問2:
<表せられるという言葉は合っているのですか?>

間違っています。

1.助動詞「れる」「られる」には、可能・受動・尊敬・自発の用法がありますが、どれも五段活用の「未然形」に接続します。

2.「表す」の未然形は「表さ」ですから、仮定法の「表せ」にこれらの助動詞がつくことはないのです。

3.また、これらの4つの意味では、助動詞の接続に使い分けがあります。

(1)可能:「表される」=「表すことができる」

(2)受動:「表される」=「(~によって)表される」

(3)尊敬:「表さられる」=「お表しになる」

(4)自発:「表される」=「自然に表される」

4.従って、可能の助動詞と共に使うのであれば、「表される」の接続になり「表せられる」とはならないのです。

以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/02 11:32

こんにちは ( ^^



可能の助動詞は「られる」と「れる」ですが、五段活用の動詞に接続するのは「れる」です。また、「れる」は必ず動詞の未然形に付く決まりなので、正しくは「表さ・れる」になり・・・ そうな気がします。

しかし、実際には
「鳥は空を飛ばれる」
「宝くじが当たれば家を買われる」
などとは言いません。
正しくは「空を飛べる」、「家を買える」で、同様に「表す」も「表せる」と言います。これ等は「可能動詞」と呼ばれ、可能の助動詞を伴わずに動詞自体の語尾を下一段に活用させることで可能表現をする特殊な動詞です。
ちなみにこの可能動詞があるのは、五段活用の動詞のみです。

【余談】
よく勘違いを起し易いのは「喋る」と「食べる」です。「喋る」は五段活用動詞なので可能動詞「しゃべれる」で可能を表現します(「喋ら・れる」とは言わない)が、「食べる」は下一段活用なので「食べれる」という可能動詞は存在しません。したがって、「食べる」で可能を表す場合は助動詞「られる」を伴って「食べ・られる」と言わなくてはいけません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/02 11:33

漢字に読みが書いてないので、念のため二つの場合を書きます。



* 1959年『送りがなのつけ方』では「表わす」が本則だったのに、1973年『送り仮名の付け方』で「表す」を本則にしたために、サ変「表(ひょう)する」の五段「表(あらわ)す」の活用形との混同が見られるようになり、
「遺憾の意を表(ひょう)した」を「遺憾の意を表(あらわ)した」と読む人が出現しました。

1.基本形が五段「表(あらわ)す」である場合。
「あらわす」に助動詞を附けた「あらわされる」は東京方言に基づく共通語では使われなくなり、可能動詞「あらわせる」が使われます。
いずれにせよ「あらわせられる」は誤りです。

2.基本形がサ変「表(ひょう)する」である場合。
文語「せらる」をそのまま受け継いだ「せられる」と五段活用と混淆した「される」と二つの形があり、前者も誤りではありません。
「~と解(かい)せられる」と「~と解(かい)される」はどちらも正しいのです。
同様に「表(ひょう)せられる」は古めかしい形ですが、文語サ変をそのまま受け継いだものであり、文法的に誤りとは言えません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/02 11:32

こんにちは。



見解が分かれてしまっているようですので、私も参入します。

結論から申しまして、「表せる」が最も妥当です。

1.
「表せる」は、五段活用動詞「表す」の一活用形に助動詞をつなげたものではなく、
「表す」が可能動詞に“化けた”ものです。

2.
「表される」でも正しいですが、受動的な意味にも使われることもあるため、紛らわしさがあります。

3.
「表せられる」は、
「表せる」の一活用形+「られる」
つまり、
可能動詞+可能を表す助動詞
ですので、可能を表す用言が重複しており、不適です。


「表せる」という可能動詞は、近年からではなく、昔から頻繁に用いられていますから、誤りとするのは無理です。

たとえば、

「質量m、速さvの物体が持つ運動量pは、p=mvで表せる。」
 = 「質量m、速さvの物体が持つ運動量pは、p=mvで表すことができる。」
 → 私達はpを p=mv と表すことができる。(能動)

ちなみに、
「質量m、速さvの物体が持つ運動量pは、p=mvで表される。」
 → p は、自然(あるいは私達)によって(自然と、必然的に)p=mv とされる。(受動)


こちらも参考にしてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AF%E8%83%BD% …
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/02 11:31

 「表わせられる」は、現状において誤用と見なすべきです。


 あえてこれを分解すれば、
  「表わす」の可能動詞「表わせる」+可能助動詞「られる」
とでもなるでしょうが、これでは可能の意が重複しています。
 「馬に乗馬する」「汗が発汗する」などが一般に重言として避けられていますが、系統は違えど「表わせられる」も一種の重言というべくして、用いるべきではありません。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/02 11:31

可能の助動詞「られる」は上一段・下一段・カ変の未然形、サ変動詞の未然形「せ」、使役の助動詞「せる」「させる」の未然形に接続しますので、五段動詞「表す」の未然形につく用法は誤用となります。

五段動詞の未然形、サ変動詞の未然形「さ」に接続する「可能の助動詞」は「れる」となります。従って、動詞「表す」の正しい可能表現は「表される」となります。「表せる」も誤用です。

文法的には以上のようになりますが、言葉も変化していき、文法からはずれていくことは止めようがないかもしれません。多くの人がそれを支持するようになれば、ですが。現在、「表せられる」はあまり受け入れられていませんが、「表せる」は結構受け入れられてきているように思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/02 11:30

>表せられる


表されるなら解るかな。多分未然形に「れる」が付くので。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AF%E8%83%BD% …

>そうして可能動詞の使用が一般に広まるにつれ、逆に本来の可能表現が耳慣れないという理由だけで疑問視されるような風潮も現われてくる。例えば「○○方面へは行かれません」という道路標識を見て「間違いではないか?」と行政に問い合わせるなど。しかし「行かれる」「話される」「泳がれる」などを可能の意味で使うのは、今も“正しい”日本語とされている。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/02 11:30

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