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良くわからない、教えてください

A 回答 (2件)

近世の欧州の重商主義ですよね?


前期は、重金主義とも言われる政策が取られました。
重金主義
富とは金銀である、だから金銀を沢山蓄えれば国が富む。
具体的には、貿易会社に介入したり、為替レートの操作(他国の金貨10枚は自国の金貨を1枚であると貿易レートを決めたりしてました)したりして何とか金銀を蓄えようとしていたわけです。

後期では、貿易差額主義といわれる政策が取られました。
貿易差額主義
輸出を推進し輸入を制限することで貿易黒字を稼ごうという政策。
重金主義より現実的政策です。


重金主義も完全に的外れだったわけではありません。
経済を円滑に循環させるには一定量の貨幣が必要です。
しかし、信用制度が存在していなかった当時は、貨幣に信用を持たせるためにはどうしても貨幣を金や銀で作る必要がありました。
しかし、欧州ではあまり金銀が取れなかったので金銀を確保することが国家の命題だったわけです。

貿易差額主義は、それを現実的手段で達成する方法だといえます。
権力で無理やり金銀をかき集めようとした重金主義に対して、貿易差額主義は『外国へ何かを売る』ことで金銀を集め『外国から何も買わないこと』で金銀の拡散を防ぐ役割を果たします。

また、輸入品は大抵消費者(国民)に渡り消費されます。逆に輸出品は生産者が作り外国へ売りつけるとその代金は生産者に渡ります。
つまり、貿易差額主義は輸入品を制限することで国民の消費を抑制し、輸出を促進することで生産者を富ませる効果があります。
消費者が輸入品を消費しても消えてなくなるだけです。『アー楽しかった(美味しかった)』でおしまいです。
しかし、生産者に金が溜まると生産者は新たな投資を行います。つまり工場を拡大したり、最新の設備を買ったりするわけです。その結果生産者はさらに強くなります。これは国が強くなるということでもあり、最終的には国民生活も向上することでも有ります。

したがって、金や銀が貨幣の量と関係が無くなった現代でも、生産者が弱いため国が弱く国民も貧しい途上国は、まず『貿易差額主義』をとり発展することが多いです。
まあ現代では貿易差額政策よりもう少し広範で効率が良い政策が取られていると思うので貿易差額政策というより単に重商主義といった方が正しいです。
日本も発展も中国もそうやって発展しました。
現代の重商主義で用いられる政策は、関税や低為替政策、賃金抑制政策、生産者優遇政策(優遇税制や補助金)などです。
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この回答へのお礼

よくわかりました。ありがとうございました

お礼日時:2008/06/22 07:41

国の冨とは、国が持っている 宝石 銀 金の量だ。


それを貿易によって(商品輸出の代金として)国に持ち込めば 国が富む。
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