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形容詞は単独なら前から名詞を修飾し、長い句を構成する場合後ろから修飾することが原則ですが、短くても後ろから修飾することがありますし、特定の名詞などとの組み合わせでは後ろから修飾することもありますので、先の原則は必ずしも当てはまりません。

形容詞が前から修飾するのと、後ろから修飾するのではニュアンスなどに違いがあるのでしょうか?

A 回答 (18件中11~18件)

>日本語では徹底的に名詞の前に来ますが、これは日本人の心理というよりは、動詞(用言)が文末にくるという文法と関係しているというのが言語学の定説です。



そうだったのですか?
自分は、日本語では助詞が使われるため、名詞+助詞と言う構造を壊すわけに行かないので、前置修飾しかされないと考えていましたが、違うのでしょうか?
主語+述語と言う構造、つまり、SOVと言う構造と、名詞句の構造とが関係があるとは思えないのですが?
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 形容詞(句)が名詞の前に来るか後ろに来るかは言語によって決まっていて、心理学的に説明できるものではありません。

日本語では徹底的に名詞の前に来ますが、これは日本人の心理というよりは、動詞(用言)が文末にくるという文法と関係しているというのが言語学の定説です。
 ロマンス語では基本的に後ろ(形容詞が名詞の前にくると特別な意味になる)、英語やドイツ語などのゲルマン語では形容詞は前、形容詞句は後ろです(ドイツ語では前にもきますが)。「a baby boy」は「赤ちゃんの男の子」で、*「a boy baby」は*「男児の赤ちゃん」です。前者ではbabyに対応する形容詞がないので名詞babyを形容詞代わりに使っているのだと思いますが、後者ではboyは普通babyよりも成長した男児を指すので、形容詞として使う場合maleなどより不自然であり、使われないのだと思います。
 
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/11 16:43

No.6です。

baby boy のようになる理由は、やはり、見た目では性別が分からないからです。
赤ちゃんは見た目で性別が分からないため、boy baby とは言えません。小学校以上になれば、a boy studentのように、見た目で普通に性別がわかりますから、前置が出来るのです。
a boy baby と言うと、まず、boyの段階で、誰かboyに該当する人はと探して周りを見て、その時に、babyは、boyとは分からないので、あれ、だれのことを言ってるのかな?と思うはずなのです。つまり、a boy babyと言うと、boyとbabyの関連付けがやりにくいわけです。b
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/11 16:43

>実はある本にsomethingがなぜ後ろに形容詞を持つのかという説明に、前置と後置ではニュアンスが違い、somethingは漠然としたものを表現する単語なので、「恒常性」をもつ前置はあわないので、後置するという説明がなされていたのを見ました。



と言うのはなんていう本ですか?出来れば、タイトルと出版社を教えていただけませんか?

なお、something が後置修飾しかとらないというのは、自分の回答(NO.2)にあるリンク http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3097302.html に貼ってあるもう一つのリンク http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2119239.html に書いてあります。

一応その部分を引用しておきます。

「犬が走っている。」という文章があります。これは、「走っている犬」に変わります。
ここで、大きき紙に5CM四方の窓が開いていて、そこからその犬を見ているところを想像しましょう。5CM四方の窓からどの部分が見えるかにもよりますが、もう、犬であることは分かりません。そのとき、「何かが動いている」、「何かが走っている」などになります。「何か動くもの」ともなります。
これが、something white、baby boy などになる理由。

注意すべきは、見た順序というか、知覚した順序というか、感覚の順序というか、そう言う順番になっているという点。

引用終わり。

つまり、対象が何か分からない時は、まず、「何か=something,anythingなど」と言ってから、それに修飾語を付けるしかないということです。
しかし、具体物でなく、心象風景のような場合、純粋に心の中のイメージであれば、そのイメージに名前がないとしても、そのイメージ自体を美しいとか静かであるとかいろいろ修飾できるわけで、そう言う場合は前置修飾できるわけです。
このことによって、ほぼ、全ての前置か後置かの修飾問題が解決するはずです。

この回答への補足

>注意すべきは、見た順序というか、知覚した順序というか、感覚の順序というか、そう言う順番になっているという点。

納得です。

全く別なことになってしまうのですが、There構文といわれるものも同じような考えからから説明ができそうですね(thereがsomethingに相当)。

出典に関しては済みませんがよく覚えていません。

補足日時:2008/06/20 11:49
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/07/11 16:40

もう少し具体的に言えば、次のようになると思います。


以前書いて、このサイトへ回答したもののコピーです。

「一時的な状態を表す分詞は修飾する名詞の後に置かれる」と考えられている理由は、分詞の前置修飾が a white dog のような場合(もともと時制がない形)と同じとみなされ、後置修飾は A boy is playing tennis. からbe動詞を除いた(つまり、もともと時制が示されている形)からできている a boy playing tennis と同じとみなされているからでしょう。しかし、現実の英文、つまり、日本人が作り出すものではなくて、アメリカ人・イギリス人が作り出す英文でも、非常に数多く一時的な状態を意味する分詞の前置修飾は見られます。それらを観察して見られることは、前置にするかどうかの判断は文脈依存だと言うことです。実例を引用します。
http://www.hypnosisdownloads.com/downloads/hypno …
からです。

ア:The continual wail of a crying baby can feel like it's driving you insane. Worry, anxiety and anger all merge to make you feel at the end of your tether.

イ:When you are more comfortable with your baby crying your baby may well stop crying sooner when it picks up on your increased calmness.

ウ:When you are calmer with your baby crying you will be able to make clearer and better decisions about what to do - which is good for you and baby.

アの例文は、いわゆる先行説明はない状態で書かれています。引用のページの先頭にある文章で、Coping with a crying baby というタイトルが示されています。これを、「泣くことが恒常的な性格の赤ちゃん」、「いつも泣いている赤ちゃん」 と捕らえることはむりがあります。自然な解釈は、「すでに泣いている赤ちゃん」とか「泣いていると言う状態を強調した表現」になると思います。

イ、ウの表現は、「赤ちゃんが泣いても」とか、「赤ちゃんが泣いたとき」のような訳がもっともよく当てはまります。つまり、「分詞で表される動作をすると」のような意味が表現されているわけです。
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この回答へのお礼

いつもお世話になっています。今回もいろいろ詳しく教えてくれてありがとうございます。

お礼日時:2008/06/19 13:12

永続的というより一時的、形容詞的というより動詞的性質が強いときなど分詞が単独で後ろから修飾するときもありますが、ここでは形容詞に限って述べます。

なお those present / those concerned なども被修飾語が代名詞で関係詞の省略とも見れるので扱いません。

1. things Japanese / Japan proper / architecture proper
2. sea azure / mountain green

1のタイプは決まった表現(日本の風物・日本本土・純建築)で逆にすると別の意味になったり、現実に使いづらい表現であったりします。

2はやや気取った表現や詩的な表現。普通は形容詞を前に置きます。

英語などでは形容詞は用言というよりむしろ体言に近いこと、特に英語は名詞が形容詞的に使えること(品詞の転換が容易なのでどちらが形容詞か名詞かということが一瞬分かりにくい)、フランス語の影響もあり後置修飾に対する障壁が低い(ドイツ語ではそうはいかない)など理由が考えられます。
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この回答へのお礼

>永続的というより一時的、形容詞的というより動詞的性質が強いときなど分詞が単独で後ろから修飾するときもありますが、ここでは形容詞に限って述べます。

やはり位置によってニュアンスが違うことがあるのですね。

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/19 12:46

基本的に前置修飾されるのは、普通にそう言う状態であることが目に見えて分かったり、常識として既にみんなに了解されている場合ですね。


もう少し厳密に言うと、対象の名詞そのものに視線を置いて、その視線を動かさないで分かることは前置されるということだと思います。
a book on the desk などの表現がその典型で、本だけを見ても机は見えませんからon the deskは後置されるのです。
things displayed なども、位置情報はそのものだけを見ても分からないので後置されます。
biology excepted:「生物学を除いて」 という表現も同じく後置しかありません。
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3097302.html
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3132204.html
に自分が以前投稿した記事があります。ご参照ください。

結局、後置修飾は時制意識が必要なもの、視線の動き、つまりそれは、意識の動きを表すはずですが、それがあるものだと言うことだと思います。
関係代名詞にしても、その他の分詞を使った後置修飾にしても、全てそう言う共通意識がありますから。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。

お礼日時:2008/06/19 12:44

すいません、英語ってフランス語とはちがうのでまず普通は


前からですよね。後ろから修飾している例を教えていただけ
ませんか?興味あります。

この回答への補足

既に他の回答者に例示されていますが、もっとも代表的なのはsomethingなどのときです。

補足日時:2008/06/19 12:42
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