準・究極の選択

色味がついた(たとえば黄色とか)のものに蛍光増白剤をまぜると白くなるのはなぜでしょう?
余色とか色の観点で説明できる方お願いします。
理屈的にわかりません。400 nmくらいのレーザーを当てると青白く発光するなら白くはならないと思うんですが。

A 回答 (1件)

1)黄色がかったものの場合:


 この場合は、補色(=余色)の関係で説明がつきます。
 つまり、黄色の着色というのは、「青色光の吸収」の結果ですので、
 そこに「紫外線によって青く発光するもの(=蛍光増白剤)」を添加すれば、
 吸収された青色光が補われることになりますから、それによって
 『全体的な光のバランスがとられる=白く見える』、ということです。

参考:
http://www.kao.co.jp/soudan/answer/cloth/inqredi …
(「蛍光増白剤」の段の下方にある、反射率を表示した3つのグラフが特に)


2)黄色以外の場合:
 例えば黄色以外の色物であっても、蛍光増白剤が添加された洗剤で
 洗濯すると、全体的に白っぽくなったと感じることがあります。
 これは、「1)」のような「光のバランス」によるものではなく、蛍光増白剤が
 紫外線によって「発光」することによるものと思います。
 つまり、濃い青色のものに蛍光増白剤を添加した場合で考えると、
 『紫外線による発光により、見かけ上「青色光の反射光量」が増加』
 することで、『添加前に比べて「明度」が増加』するため、「白っぽくなった」
 と感じる、ということです(→実際には「明るくなった」ですが)。
※青以外の色の場合も、色味変化と同時に明度上昇も起こるので、
  基本的には同じと考えられます。


なお、「白」という色にもかなり幅があるとされていますが、一般的には
「黄色がかった白」よりも「青みがかった白」の方が、「白く感じられる」と
いわれています。
http://www.kawachigazai.co.jp/item/D140_ceramic. …
(「1 白色度が優れている。」(→数字は実際は丸囲み)の項の説明を参照)
※今回、例示に適したサイトを検索した際に見た中には、国によっても
  傾向が違う、といったことが書かれたものもありましたので、「青み
  がかった方が」というのは、「特に日本では」、なのかもしれません。
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